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中国、メダル1個から躍進=地の利生かし、強化も実る〔パラリンピック〕


 北京パラリンピックで開催国の中国が躍進している。大会の折り返しとなる8日を終えた時点で、金8、銀8、銅11の計27個のメダルを獲得。これまで冬季パラでのメダルは2018年平昌大会の車いすカーリングでの金1個のみだったが、勢いは止まりそうもない。  特にアルペンスキーは地の利を生かしている。日本を含む海外勢はプレ大会などがなく、ぶっつけ本番となったコースに苦戦。急斜面が多く難易度が高いとされ、転倒が続出している。中国はここまで金2個を含む10個のメダルを手にした。  日本障害者スキー連盟の関係者によると、中国の選手は本番コースで練習できる機会があったため、ライン取りなどの攻略面で優位だという。また、今大会に向けて海外から指導者を招くなど強化体制も整備していた。  失敗を恐れない思い切った滑りも快進撃を生んでいる。男子座位の高速系で銅二つの森井大輝(トヨタ自動車)は「粗削りでも進んでいく、飛び込んでいく姿勢は勉強になる」と敬意を込めた。  バイアスロンでは既に金3個を獲得しており、佐藤圭一(セールスフォース・ジャパン)は「短期間で強化するのは上手な国。パラリンピックに向けて、かなり投資している」と分析する。スノーボードクロス男子の上肢障害では表彰台を独占した。どこまでメダルの数を伸ばしてくるか。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕アルペンスキー男子スーパー大回転立位で金メダルに輝いた中国の梁景怡=6日、延慶 〔写真説明〕アルペンスキー女子スーパー大回転立位で金メダルを獲得した中国の張夢秋の滑り=6日、延慶
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