クラブの上場が可能に＝新たな成長戦略として―Ｊリーグ

　Ｊリーグは２８日の理事会で、各クラブの株式上場を可能とするリーグ規約の改定を決めた。施行は３月１日から。新たな成長戦略の一つで、資本力のある投資家を呼び込み、経営管理体制の強化だけでなく、クラブやリーグの価値向上を図る狙いがある。 　新型コロナウイルスの影響によるクラブ経営の打撃も考慮し、資金調達の選択肢が増えるなど、Ｊリーグ、クラブの双方にとって利点が大きいと判断。敵対的買収などの対策として、１５％以上の大口株主が新たに発生する場合は、適正性をリーグが審査する。 　欧州などでは上場しているクラブが多く、木村正明専務理事は「クラブが大きく成長するきっかけになる。今後の動きに期待したい」と述べた。（了）【時事通信社】