松山「チャンスある」＝米男子ゴルフ

　序盤を耐えた松山が、後半に一気に伸ばした。出だし１番でボギーをたたくなど、風の影響を受けた前半は我慢の展開。それでも、「やっといい感覚でパターできた」と８番で８メートルを沈めてこの日最初のバーディーを奪うと、続く９番もバーディーとして勢いに乗った。 　後半はパー５の１３、１５番で伸ばすと、観客席に囲まれた名物ホールの１６番（パー３）で第１打を４メートルにつけてバーディー。２桁アンダーとし、歓声に右手を挙げて応えた。 　１７番でも第２打のアプローチを寄せて３連続バーディー。首位と３打差で迎える最終日に向け、「スタートからいいプレーができればチャンスはある」。アジア勢単独最多となるツアー９勝目を視野に入れた。（スコッツデール時事）【時事通信社】