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信州ブレイブウォリアーズが「元B2対決」を制して連敗ストップ! キーボン・ハリス「チームで勝ち取った勝利」




 Bリーグプレミア(Bプレミア)西地区の信州ブレイブウォリアーズは26日、ホームのホワイトリング(長野市)で同地区の神戸ストークスと対戦した。



 昨季はB2カテゴリーで地区優勝を収めた両チームの対戦となった今試合。試合は第1クォーター(Q)から信州がリズムをつかみ、リードを広げていく。オフェンスリバウンドやルーズボールなど課題としている点でも競り勝ち、セカンドチャンスポイントで得点重ね、49-38とリードして前半を折り返す。後半も攻撃の手を止めることなく、最終的には97-87で勝利。連敗を7で止めた。



 信州は神戸戦では、キーボン・ハリスが3Pシュート4本を含む25得点、エリエット・ドンリーが22得点、マイク・ダウムが17得点を記録。チーム全体で23アシストを記録するなど、チームプレーが光った。試合後には、ジャッド・フラベルヘッドコーチ(HC)と、キーボン・ハリスが記者の質問に答えた。



22得点を記録したエリエット・ドンリー©Basketball News 2for1


ジャッド・フラベルHCの神戸戦後のコメント



ーー神戸戦の総括



選手たちを本当に誇りに思います。今夜の試合だけでなく、チーム全体が結束を保ち続けてきたことに対してです。しばらく負けが続いた時期もありましたが、それは決して努力や挑戦が足りなかったからではありません。改善すべき点がいくつかあっただけのことです。その過程でチームは成長し、大きな進歩を遂げてきました。これまでなかなか勝利という結果には結びつきませんでしたが、チームはバラバラにならず、最後まで戦い抜く姿勢を見せてくれました。コーチとして、彼らのそうした姿勢を心から誇りに思いますし、彼らはこの勝利に値するチームです。



今夜の私たちは相手より優れたチームでしたし、おそらく勝利に対する執念も強かったのだと思います。全体として、評価できる点がたくさんありました。ここ数週間を振り返ってみても、私たちは接戦を演じ、第4Qでリードを奪う場面もありました。あとは、試合をしっかりと勝ち切る(締めくくる)ことだけが課題でしたが、今夜、それが実現できました。



記者の質問に答えるジャッド・フラベルHC©Basketball News 2for1


ーー開幕1カ月が経過した。チームの成長は



チーム全体として、そして組織としてのあり方という面で、大きな進歩を遂げられたと感じています。質問の中で触れられた「コミュニケーション」という点にも通じる話ですが、敗戦を経験したことで、自分たち自身を深く見つめ直す機会を得られました。勝利というのは、本来なら細部まで目を配るべきところを、覆い隠してしまうことがあるものです。そうした意味で、私たちは今、改善が必要だった領域で着実に前進できているのだと思います。



特に、私たちにとって「ターンオーバー」は非常に大きな課題でした。だからこそ、チームの「組織力」が重要になるのです。これは、今のグループにとって、そして今後の私たちにとって、まさに鍵となる部分です。ターンオーバーを減らすことができれば、より良い選択肢を選べるようになり、攻撃の質も向上します。それに、守備にとってもプラスに働きます。今夜の試合を振り返ると、ターンオーバーは12回、アシストは23回でした。組織としてのまとまりが格段に良くなっており、それがそのまま結果に表れているのだと思います。



ーーオフェンスのバリエーションも増加している



試合日程が立て込んでいて、練習に十分な時間を割くことができていませんでした。チームには確立されたシステムがあるのですが、特に重視しているのは、単にボールを回すだけでなく、意図を持ってプレーを展開し、生きた動きの中でバスケットボールを動かしていくことです。シーズン開幕当初は、その点で少しぎこちなさもありましたが、試合を重ねるごとに改善されてきました。



今夜の試合では、チーム全体で23アシストを記録しました。特に(土家)大輝や(小栗)瑛哉といった選手たちが、素晴らしいプレーを見せてくれました。ベンチから出場した大輝は、チームに大きな勢いをもたらしてくれました。18分間のプレーで6アシスト、ターンオーバーはわずか1つでした。こうしたプレーができれば、選手たちにもチャンスが巡ってきます。エリー(エリエット・ドンリー)も際立っていましたね。(宇都宮ブレックス戦に続いて)2試合連続で20得点以上を挙げるなど、オフェンス面で非常に効果的な働きをしてくれました。



チーム全体でこうしたバランスの取れた攻撃ができれば、より強くなれるはずですし、相手のディフェンスを翻弄することもできるでしょう。チーム内でよく言っていることですが、ボールにはエネルギーが宿ります。選手全員がボールに触れることで、チームとしてしっかりとつながり、一体となってプレーできていることが見て取れます。こうしたバスケットボールは、プレーしていて本当に楽しいものです。



ーー昨季まで神戸に在籍していた東頭俊典ACのスカウティングが生きた場面はあったか



東頭さんはこれまで様々な経験を積んでこられた方です。今夜に限ったことではありませんが、最近まで神戸に関わっていたこともあり、神戸のことは非常によくご存知です。それだけでなく、今後のすべての試合に向けて、豊富な知識と経験で私たちを支えてくれています。私自身に対してもよく話をしてくださり、日本という環境への適応や、レフェリーの傾向、試合のジャッジのあり方などについて、個人的にも本当に助けてもらっています。



私がこうした状況を経験する中で、常にすぐそばで支えてくれる存在であり、その助言や導きを非常に頼りにしています。アシスタントコーチ陣の話をすると、彼らは非常に若いグループですが、全員が懸命に取り組んでくれています。私たちは、選手だけでなく、コーチ陣を含めたすべての人を成長させられるクラブでありたいと考えています。そうした「人を育てるクラブ」として認知されるようになりたいです。試合後、ロッカールームでチーム全員に声をかけたのですが、選手だけでなく、スタッフやコーチ陣も含めた全員を労い、祝福しました。どんな役割であれ、チームの全員がそれぞれ重要な役割を担っているからです。



キーボン・ハリスの神戸戦後のコメント



ーー久しぶりの勝利について



とても良い気分。まさに今必要としている追い風です。状況を好転させて、ずっと背負ってきた重荷を下ろす必要があった。ここから勢いに乗っていきたいです。



25得点を記録したハリス©Basketball News 2for1


ーー連敗が続いていても、気持ちが落ちてなかったように感じる



本当に勇敢な戦士たちが揃っています。みんな、すごく強い心を持っています。最近は負けが続いているけれど、決して大敗しているわけじゃない。どの試合も最後まで競り合えている。だからこそ、懸命にプレーし続けて、試合の締めくくり方を学ぼうとしているところです。今日(神戸戦)はそれがうまくできたから、この経験を今後の糧にしていきたいです。



ーー自身に対するスカウティングも厳しくなってきたのでは



その通りで、チームによってやってくることは全然違います。ディフェンスがどういう状態で自分にマークするのかを読んで自分はプレーしている。自分としてもチームとしてもアジャストしながらどんどん戦っています。



ーー日本のリーグには慣れてきたか



努力はしています。試合ごとに審判のジャッジも異なります。ファウルをもらえる試合もあれば、全くもらえない試合もある。自分はかなりアグレッシブにプレーしているつもりだけど、そういった状況下でもうまく対応していくことを学んでいる最中です。チーム全員がそうやって学んでいます。細かい部分が本当に重要だということも分かってきたし、自分の得意なスポットへ入り込み、厳しいマークに遭ってもアグレッシブさを失わないように心がけている。自分でシュートを狙うにせよ、味方のためにチャンスを作るにせよです。



ーーここから改善していきたい部分は



これはあくまで1勝に過ぎないから浮かれすぎないようにしないといけない。この勢いに乗っていきたいし、第4Qで見せたプレーから学び、勝負どころでより良い判断ができるようにしていく。そして、これからもチームバスケットを続けていく。今日はまさにチームで勝ち取った勝利だと感じています。多くの選手が以前よりアグレッシブにプレーするようになっていて、それは本当に素晴らしいことです。おかげで僕にかかる負担もかなり軽くなっています。



(芋川史貴)


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