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安齋竜三HC&佐々宜央AHC体制で始動したシーホース三河 佐古賢一社長「本気で優勝を狙っている」




 Bリーグプレミアシーホース三河は6月30日、2026-27シーズンへ向けた新体制発足会見を実施。佐古賢一代表取締役社長兼ゼネラルマネージャー(GM)、富田勝巳代表取締役副社長安齋竜三ヘッドコーチ(HC)、佐々宜央アソシエイトヘッドコーチ(AHC)が登壇し、新シーズンに向けての体制の発表などを行った。



 会見では佐古社長から今季の編成などについて説明があったほか、新たにコーチに就任した安齋HCや佐々AHCから意気込みなどが語られた。会見の要旨や質疑応答での佐古社長、安齋HC、佐々AHCのコメントの一部を紹介する。






佐古賢一社長、安齋竜三HC、佐々宜央AHCのコメント



――2026-27シーズンのチーム編成について



佐古社長 昨シーズンまでのライアン・リッチマン体制で一番大事にしていたコンセプトは、新しいチームカルチャーの構築でした。(リッチマン前HCの)また前任となるHCに対しては、長くこのチームを率いていただいたというところに感謝をしながらも、Bリーグになったタイミングで加速するバスケの進化のスピードに、われわれとしてもチャレンジをしなくてはいけないという観点もあり、ライアン・リッチマン氏に3年間かじを取っていただきました。



チームのカルチャーとしてはできつつあると感じています。チームのカルチャーはHCが作るものではなく、選手が作っていくものだと思います。選手がどういう結果にコミットしてチームの中で戦ってくれるか、この環境は選手自身が作っていくものだと考えています。



(今季の)新しいコンセプトは「戦う」。われわれがあと一歩(チャンピオンシップで)クォーターファイナル(QF)を抜けられなかった1つの部分ではないかと。そこには厳しさも必要だと感じています。妥協なく選手たちがしっかりと集中できる環境を作りながら、ワークアウトなどの選手個々のスキルアップに関してもしっかりと行き届く管理をコンセプトとして、今回チームの編成を考えました。



HCとAHC含めて体制が大きく変わります。Bリーグから Bリーグプレミアに移ったこのシーズン、レギュレーションも変わります。オン・ザ・コート・フリーでわれわれが今まで経験したことのない戦い方をしなくてはいけません。安齋竜三HC、佐々宜央AHCの両名の経験値を持ってしても、オン・ザ・コート・フリーというのは、Bリーグプレミアが初めてになります。各チーム、エース級の外国籍選手や日本人選手が多く移籍をしてチームが変わっている状況というのは、どこのチームの編成担当も迷っていると思います。われわれとしてはこの3年間貫き通してきたチームカルチャーをしっかり構築するという意味で、日本人選手をほぼ変えていません。今までの従来型とまた新しい外国籍に特化した編成、これがどういう風に力関係として出てくるのか、Bプレミア初年度の一番の見どころになってくると思います。われわれはまずチームカルチャーを構築することを、ぶれることなく、従来型の編成として戦ってまいります。



――安齋HCと佐々AHCが再びタッグを組むことになるが、お互いに成長した部分は



安齋HC こんなに早く自分も佐々とまた一緒にチームを作れるということは思っていなかったんですけども、任せる部分は…ほとんど任せます。宇都宮ブレックスの時もそうですけど、佐々AHCが持っているコーチ力は素晴らしいものがありますので。僕はチーム全体をしっかり引っ張っていって、試合の流れをしっかり読みながら、チームを動かしていければいいなと思っている。その前段階で、佐々AHCに任せることがたくさんあると思っています。ほぼ全てを佐々に任せますので、佐々AHCよろしくお願いします(笑)。



佐々AHC ひどいですよね(笑)。安齋HCもおっしゃっていますけれども、(安齋HCは)現役引退してからACになって、そのタイミングで僕は当時の宇都宮ブレックスで一緒に仕事させてもらったんですけれども、その時から2人とも思っているのは、チームに合ったバスケをやればいいと思っています。ただ格上になる部分っていうのはやっぱり佐古さんも言っていますが、どれだけ強度を高めてやれるかっていうところを大事にしている方だと思っています。



僕も恵まれて、琉球ゴールデンキングスでファイナルに2年連続で行かせてもらっている中で、QFを三河さんともやらせていただいて、(琉球は)優勝できなかったんですけど、琉球ゴールデンキングスは、強度の違う世界というものがそこにあった。(宇都宮では)安齋HCと一緒にやって優勝させていただきましたけど、どれだけ強度を出していけるかというところが、本当に鍵になるところだと思っています。2人で強度高いチームを作っていきたいなと思っています。お互い成長したと思うのは、まあちょっとでかくなったんですけど、2人とも。



安齋HC 僕は痩せています。



佐々AHC 痩せているんですね。僕ちょっとまた太ってしまったので、頑張ります(笑)。



記者の質問に答える安齋HC©Basketball News 2for1


――Bプレミアという大きな変革の中で、バスケ界にとってどのような1年にしたいか。また、チームにとってどのような初年度にしていきたいか。



佐古社長 (Bプレミアになったことは)今回2人(安齋HC、佐々AHC)の採用には大きく関わっている部分になります。この2人をセットで呼んだその背景には「カルチャー構築」があります。安齋HCに関しては、宇都宮ブレックスのカルチャーをしっかり構築した中心人物だと思っております。佐々AHCに関しても、今回われわれがQFで負けた琉球ゴールデンキングスのカルチャーをしっかり築き上げました。



この2人をなぜセットで、というのは、大切にしているカルチャーをしっかり強化していきたいというところです。彼らは2人で日本一になっています。われわれはこの3年間、QFを抜けられていない部分も含めて、さらに強化しなければいけない部分がこの2人には明確に見えている。



それと、このBリーグの中の日本人コーチで日本一を獲ったというコーチ(HC)は3人しかいません。この3人の中の1人が安齋HCです。われわれとしては優勝を本気で狙っているという部分を全面に出して、共に戦ってくれるのは佐々AHCしかいないと。すぐ自分の中で判断して、「どうにか力になってくれないか」と2人に接触しました。日本のこのBリーグの中で日本一を獲っているHCを招くことができるチームというのは、今のタイミングでは少ないチャンスです。今回の日本代表は桶谷大HCになりましたが、その次は安齋竜三で間違いないと思っています。その次は佐々宜央で間違いないと思っています。それぐらい有望なコーチを招けたことは、本当に自分は運を持っているなと思っております。



安齋HC バスケ界はBリーグ始まってからものすごい勢いで大きくなってきているなと思います。応援していただいている人たちがいて、メディアでもどんどん取り上げていただいて、自分はバスケをずっとやってきた中でも本当に幸せだな、というところが一番大きいです。
本当にいい選手も揃っていると思います。ただ、いい選手が揃っているだけでは、いいチーム作れないので、選手、スタッフ、あと会社のフロント側も含めて、一つの目標に向かって、妥協なく進んでいくっていうところが一番重要かなと思っています。そういう組織を今ここにいる4人で佐古さんを筆頭にしっかり作っていければ、そういうチームがBプレミアでも見せられるのかなと思っていますので、そこに向かって頑張っていけたらと思います。



――昨シーズンの三河への印象と、三河がCSを勝ち切るために必要なことは



安齋HC いいチームだなっていうのはすごく感じていましたし、近年CSもずっと出ていますし、優勝を狙えるようなチームになってきているなというところは対戦していても思いました。でも、3年間CSで 1回も勝てなかったっていうところを突破するためには足りないものが確実にあると思っていますし、そこを打開するために僕ら二人が呼ばれたと思っています。



佐古さんからも話がありましたけど、一人一人が戦う姿勢だったり、メンタルを持つのは当たり前ですけど、チームとしてもそのようなメンタルを持って相手にぶつかっていかないと、そこ(QF)を突破することはなかなか難しいと思っています。やっぱりCSで勝つというのはリーグ戦で勝つのとは全然わけが違うので、僕らはそこを一応経験値として持っているつもりではいます。チームが集まって練習が始まるところから、そこをまず目標に自分たちが何をやり続けなければいけないのかっていうところをしっかりチームとしてやっていければCSで1勝というところは、切り開いていけるのかなと思っています。そこに向けて頑張りたいなと思っています。



佐々AHC ライアン・リッチマン前HCとは、今年2月の日本代表の時に一緒に仕事をさせていただいて、それまでもNBAのコーチであって、戦術や練習など対戦相手の時もすごくいいなと思って、学んでいる部分もありました。実際一緒に仕事をさせていただいて、さらにいろいろ学ばせていただき、日本のバスケに風を吹かせてくれる一人として、僕らも参考にさせていただいた部分もありました。



ただ、僕もQFで戦いましたけれども、(QF突破の)キーポイントになると思っているのが、この後外国籍選手がどういう風になるかわからないですけれども、昨シーズンで言ったら(ジェイク・)レイマン選手とか(ダバンテ・)ガードナー選手が明らかにシーホース三河の中心であったのは間違いないと思いますが、対戦相手として見た時に、QFで日本人の活躍がもう一つ上がるために足りなかったのではないかと思っています。僕も代表で一緒にやらせていただいた西田優大選手に関しても、もう1個ステップアップしてほしいと思っていますし、安齋HCのバスケは全員が出て全員が絡んでくるバスケなので、今後のオン・ザ・コート・フリーという状況の中でも、ここでどれだけ日本人選手たちがステップアップしていくかっていうのがすごくキーになると思っています。



昨シーズンいいプレーができた選手も、もしかしたら思わしくない選手もいたと思いますが、みんなチャンスがあると思います。リーグ全体として外国人のリーグっていう印象になりがちだと思いますが、そこでどれだけシーホース三河の選手たちもそういうマインドではなく、日本人選手が「負けないぞ」というマインドを持てるかが重要だと思います。安齋HCと前回宇都宮で優勝しているのも、やっぱり全員の力でした。そういった日本人選手のステップアップが、より必要になってくるのではないかなと思っています。



記者の質問に答える佐々AHC©Basketball News 2for1


(榊原かよこ)


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