Bリーグ1部(B1)は24日、横浜アリーナでチャンピオンシップ(CS)ファイナルの第2戦が行われ、西地区1位の長崎ヴェルカは同3位の琉球ゴールデンキングスに66-69で勝利。シリーズを1勝1敗とし、初のファイナル優勝へ向けて第3戦へ望みをつないだ。
長崎は序盤、琉球に9-0のランを許すなど劣勢からのスタートとなる。それでも第1クォーター残り7分40秒にイヒョンジュンが3ポイントシュートを沈めると、スタンリー・ジョンソンや馬場雄大、熊谷航らも得点を重ね、20-14と6点リードで最初のクォーターを終える。
第2Qは両者譲らず一進一退の展開となり、31-29と2点リードで迎えた第3Q、長崎はジョンソンを中心にミドルレンジやインサイドでの得点でリードを広げていく。ディフェンスでも果敢に手を出してスティールしたり、琉球の強力なインサイド陣を相手にフィジカルで対抗したりして相手を抑え、このクォーターを21-9と大きくリード。第4Qには一時17点差までリードを広げ、最後は追い上げる琉球を振り切った。
長崎は第2戦ではジョンソンがチーム最多となる25得点6リバウンド、ヒョンジュンが16得点1ブロック、馬場が10得点4リバウンド1スティールを記録。堅守で琉球から15個のターンオーバーを誘発し、第1戦で差をつけられたリバウンドでも琉球の40本に対して37本と奮闘した。
CSの勝者が決まる第3戦は、26日の19時5分ティップオフとなる。試合後の記者会見や囲み取材で記者の質問に答えたモーディ・マオールHC、馬場、ジョンソン、松本健児リオン、アキル・ミッチェルのコメントを紹介する。
モーディ・マオールHCのファイナル第2戦後のコメント
――第2戦の総括
今日(第2戦)の試合に関しては、ほとんどの時間帯でしっかりプレーできていたかなと思います。しっかり自分たちのハートを持ってプレーをしていて、最初の90 秒間は自分たちのやりたい形でプレーできなかったですが、その後しっかりと選手たちが立ち直して、コーチ陣の理想通りにプレーしてくれたのは非常に良かったです。

馬場雄大のファイナル第2戦後のコメント
――第2戦前のチームの雰囲気について
もう負けたら終わりという状況で、でもある意味、すごくいい緊張感を持って(第2戦を)迎えていたかなという印象です。
――チーム全体でのリバウンドでの改善について
それが琉球さんのやりたいバスケで、あからさまに昨日(第1戦)は僕たちがそこを彼らにやられたというイメージだったので、「まず第一にそこを改善する」とモーディ(HC)もおっしゃっていた。それ(リバウンド)に関しては、試合に入る前からみんなが集中して、そこをメインに考えることができたのかなと思います。

スタンリー・ジョンソンのファイナル第2戦後のコメント
――第3Qのオフェンスについて
自分たちが遂行するべきゲームプランがあり、そこをしっかり遂行できていたと思います。自分たちがチームとして何を成し遂げなければならないかに集中できていたし、コーチ陣もチームをまとめるために素晴らしい仕事をしてくれました。ディフェンスでは岸本選手にマッチアップをしていましたが、彼がいなくなってからも、しっかり自分たちの仕事を遂行できていたので、そこは非常に良かったなと思います。

松本健児リオンのファイナル第2戦後のコメント
――第1戦目の負けからどういったことをチーム内で話し合い、改善したか
リバウンドとかもそうですし、自分たちのやるべきことをやるということに一番フォーカスしました。今日(第2戦)はそれができたので、最後は危なかったんですけど、途中まで自分たちのバスケを常にできていたと思うので、それが今日の勝利の要因かなと思います。

――第3Qで大きく差をつけたが、上手くいった点は。その中で長崎らしいプレーも出ていたが、どう感じたか
3Qはディフェンスで守って、しっかり走ってというところです。いつも通りの自分たちの強みを出せたかなと思います。(バックカットのプレーも)いつも通り自分たちのプレーをした中で生まれたプレーなので、特別なことは何もないと思います。
アキル・ミッチェルのファイナル第2戦後のコメント
――負けた第1戦と勝利した第2戦との違いは
正直、大きな違いは感じませんでした。映像で見た細かい部分を修正し、少しだけプレーの精度が上がったという感じです。3ポイントシュートはむしろ少し悪かったかもしれませんが、大きな差ではありません。

――激しい戦いの中で、チームや個人としてどの部分を大事にしていたか
個人としては、強い気持ちとエネルギーを持ち込むことを意識しました。相手は非常にフィジカルなチームで、オフェンスリバウンドやフィジカルな部分で激しく戦います。だから私の役割はチームを引っ張り、仲間とコミュニケーションを取り、リバウンドでつなぐことです。その点ではうまくできたと思います。
――第3戦に向けての意気込みは
第2戦と同じです。私たちはプレーをクリーンかつシャープにし、やるべきことを理解し、チーム全員が同じ方向を向いて、全力で戦うことです。全てのポゼッションを必死に守り抜くことが大事です。そうすれば勝てると思います。第3戦は歴史をつくる絶好のチャンスです。
――プレッシャーは感じるか
私たちにはプレッシャーはありません。毎日生きてバスケットボールができること自体が祝福です。無理をする必要はありません。愛するバスケットボールを感謝の気持ちと力強さを持ってプレーすれば大丈夫です。
(滝澤俊之)
