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2度目のファイナル制覇に王手をかけた琉球ゴールデンキングス 光った岸本隆一の存在感 脇「本当に大きい」 クーリー「大きな信頼がある」


 Bリーグ1部(B1)は23日、横浜アリーナでチャンピオンシップ(CS)ファイナルの第1戦が行われ、西地区3位の琉球ゴールデンキングスは同1位の長崎ヴェルカに71-69で勝利。ファイナル優勝へ王手をかけた。

 5季連続となるファイナル進出を果たした琉球は第1クォーター、松脇圭志の3ポイントシュートで先制すると、アレックス・カークジャック・クーリーらインサイド陣が得点を重ね、リードを広げていく。第2Qは長崎の強度の高いディフェンスを前にターンオーバーを多発し、一時3点差まで差を詰められたものの、ヴィック・ローやクーリーを起点に立て直し、36-30と6点リードで前半を折り返す。

 後半、長崎の得意な3Pシュートや速攻での得点を抑えきれず、第3Q残り5分28秒には43-44とこの日初のビハインドを背負う展開に。それでもデイミアン・ドットソンやローが3Pシュートを沈めるなどして再度前に出ると、54-51とわずかなリードを保ち、最終クォーターへ。第4クォーターも一進一退の展開が続いたものの、ドットソンのドライビングレイアップやローの3Pとミドルジャンパーで残り3分30秒には68-61と7点リード。終盤には連続オフェンスリバウンドで残り時間を削ったり、岸本隆一が値千金のフリースローを沈めたりしてリードを保ち、71-69で接戦を勝利。2023年以来2度目の優勝へあと1勝に迫った。

 琉球は第1戦では、ローが15得点、ファイナルで2年ぶりにプレーした岸本が14得点、クーリーが12得点13リバウンド、ドットソンが11得点を記録。リバウンドでは長崎の33本に対して50本を獲得するなど、インサイドで強さを見せたほか、3P成功率も39.1%と高確率で決めた。

 試合後の囲み取材で記者の質問に答えた脇真大佐土原遼クーリーのコメントを紹介する。

15得点を挙げたヴィック・ロー©Basketball News 2for1

脇真大のファイナル第1戦後のコメント

ーーファイナル第1戦の総括

まず勝利できて良かったです。僕たちが改善しないといけないところは17ターンオーバーしてしまったところ。今日(第1戦)は相手がシュートを落としてくれていたので、僕たちのゲームになりましたけど、仮に明日(第2戦)、ターンオーバーをしてしまったら、多分長崎さんは修正してきて、全部シュート決めてくると思います。なので、まずはターンオーバーをなくして、しっかりいいシュートを打ってリバウンドにつなげれば、明日はまた僕たちのゲームに持っていけるんじゃないかなと思うので、そこは明日しっかりまたやっていきたいなと思います。

琉球の脇真大©Basketball News 2for1

ーー長崎に流れを奪わせなかった点について、どこを意識していたか

流れを持っていかれるというよりも、リバウンドだったり、僕たちのやるべきことをずっとできていたので、相手もうまくアジャストできなかったと思います。明日はまた多分違ったゲームになりますし、そこは今日よりももっと僕たちがファイトしないとその上にはいけないと思う。そういった気持ちで明日も戦いますし、流れを持っていかれても、ディフェンスで止めれば別に関係ないので、そこはしっかり僕たちのチームとしても守っていきたいと思います。

ーー昨年と違い、岸本隆一がファイナルにいることはどのように感じるか

もちろん隆一さんがいるから、こうやってシーソーゲームも勝てますし、本当に大きい存在です。こうしてまた一緒にファイナルの舞台に立っているというのは本当に嬉しいです。こうやって一緒に戦って優勝するというのが僕たちの目標なので、隆一さんが去年(ファイナルの舞台に)立てなかったけど、今年こうやって一緒に立てて優勝するというストーリーもできると思うので、そこは本当に楽しみにしてますし、明日絶対勝利しないといけないなと思います。

佐土原遼のファイナル第1戦後のコメント

ーースタンリー・ジョンソンへのディフェンスの手応えについて

試合の前からスカウティングでスタンリー・ジョンソン選手にマッチアップするからと、ずっと話していたので、そこはすごく個人的に準備していた部分でもあります。このファイナルは特にですけど、ディフェンスのマインドにはなっていたので、そういうところで一つオフェンスファウル取れたのもすごく自分的に大きかったですし、相手もすごく嫌がっていたので、そこは今日の試合に限って言えば合格点だったのかなっていうのは思います。


ただ残り1勝っていうのは、キングスもキングスに携わっている人もすごくわかると思うんですけど、この1勝の重みは相当すごいもので、本当に自分たちがアグレッシブに、貪欲に、コート上で飢えを表現しないと、あと1勝は届かないと思う。明日はもっとスタンリー・ジョンソン選手だったりとか、ジャレル・ブラントリー選手だったりとか、イヒョンジュン選手もそうですけど、もっと相手が嫌がるようなディフェンスはしなきゃいけないかなって思います。

ゴールへアタックする佐土原遼(中央)©Basketball News 2for1

ーーチームディフェンスの手応えについて

チームディフェンスは自分たちが今までやってきたところはそうなんですけど、この1週間、キングスでレギュラーシーズンだと水曜ゲームが常に入っていて、EASLも入ってきて、なかなか練習する機会がなかったんですけど、CSは水曜ゲームがないので、ちゃんと相手に対して準備できますし、自分たちにフォーカスして練習することもできました。チームとしてちゃんと練習ができて、再確認できたところが、ローテーションの速さだったり、ちょっとしたところの阿吽の呼吸ではないですけど、そういうのが練習の時に確認できたからこそ、そういうところが速くなったのかなとは思います。

ジャック・クーリーのファイナル第1戦後のコメント

――岸本隆一がファイナルにいることは、試合に大きな違いをもたらしているか

間違いない。昨季のファイナルにはキシ(岸本)がいなかった。彼は自分が人生で一番長く一緒にプレーしてきた選手で、お互いに対して大きな信頼があり、特別なつながりがある。試合終盤の接戦になればなるほど、14番(岸本)がボールを運んでシュートを打ってくれることで、自分は常に自信を持つことができる。彼がここにいることは、自分にとってお守りのようなもので、気持ちが落ち着く。彼とプレーするのが本当に大好きです。

インサイドで奮闘するジャック・クーリー©Basketball News 2for1

――第4Q終盤、チームで立て続けにオフェンスリバウンドを取った場面について

あれは本当に信じられないくらい大変だった。ヴィックが最初のリバウンドを取り、続いてアレックス(カーク)がティップアウトしてドット(ドットソン)へとつないでくれた。一連の流れで一番スマートだったのは、ドットソンがファウルを受けずに踏ん張ってヴィックにパスを通したこと。ヴィックがそこからキシにパスを出して、たしか6秒くらい時間を消費できた。あれが試合を相手にとって届かないものにする上で本当に大きかった。終盤のわれわれのフィジカリティーとマネジメント能力は、非常に大きかったと思う。

(滝澤俊之)

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