Bリーグ1部(B1)は4月11日と12日に各地でレギュラーシーズンの第31節が行われ、東地区の群馬クレインサンダーズはホームのオープンハウスアリーナ太田で川崎ブレイブサンダースと対戦した。
第1戦では前半川崎のディフェンスに苦しみ接戦となったものの、第3クォーターに突き放し、97−77で勝利した。
12日の第2戦では、序盤から川崎の攻撃を封じ、第1Qを25−16と9点リードする。辻直人らの活躍で第2Qもリードを保つと、第3Qには川崎を12得点に抑える堅守を披露し、一気にリードを広げる。78−50と大量リードで迎えた第4Qは、淺野ケニーや佐藤誠人、谷口大智といった面々がコートに立ち、最終的に87−64で勝利。同一カードで連勝した群馬は、B1でのチーム最多連勝記録を「12」に更新した。
群馬は、ケリー・ブラックシアー・ジュニアが16得点6リバウンド、古巣との対戦となった藤井祐眞が13得点、ヨハネス・ティーマンが12得点4リバウンド、中村拓人が3Pシュート2本を含む11得点4アシスト、川崎に5シーズン在籍した辻は3Pシュート3本を含む11得点とした。
第31節を終え、通算36勝16敗とした群馬は、東地区2位に浮上。首位の宇都宮ブレックスを3ゲーム差で追う。15日にはアウェイでサンロッカーズ渋谷と対戦し、18日と19日に開催される第33節はホームで宇都宮と対戦する。
試合後の記者会見ではカイル・ミリングHCと辻、藤井がそれぞれ記者の質問に答えた。
カイル・ミリングHCの川崎戦後のコメント
ーー川崎戦・第2戦の総括
今日(第2戦)は昨日(第1戦)に比べて、いい試合の入りができました。オフェンス面でもディフェンス面でも比較的やりたいバスケットができたと思います。それでも川崎さんというのは絶対止まらない、あきらめないチームなので、第3Qの入りももう一度気を引きしめて入ることができて、そのままの流れでゲームを締めることができました。

ーー第1戦でいい勝ち方をしたが、第2戦はどのような部分を修正してきたのか
昨日からの修正として、まずはいいスタートを切ろうというところを一番に取り組みました。昨日はいいディフェンスができたのですが、それは20分間だけでしたので、川崎さんにいいスタートを切られないように、自分たちがいいスタートを切ろうという話をしていました。
ーー第1戦、2戦ともに第3Qの入りが気合が入っているように感じたが、そういう戦い方ができるようになったことに対してどう思うか
こういったタフなスケジュール、ゲームがたくさん続くようなスケジュールというのはメンタル的に集中するのが難しいと思っています。しかし選手たちには、最大限の集中力を持って取り組もう、という話をしています。この二日間ともハーフタイムに、そういった最大限の集中力を持って自分たちのバスケットをやろう、という話をしています。やはり今、とくに選手たちが「自分たちのベストはディフェンスから」というところを共通理解できているので、それで選手たちがディフェンスに最大限の集中力を持って取り組んでくれているからだと思います。
ーーレギュラーシーズン残り8試合、チャンピオンシップ進出のためにもここが重要になってくるが、どう戦っていきたいか
とにかく一日一日、一試合一試合を大切にして、そこから少しでも良くなっていくということに集中しています。この最後のシーズンでもまだまだ積み上げられることはありますし、実際の選手たちはさらに良くなっていると思いますので、そういったところをシーズン最後まで続けていきたいと思います。
辻直人の川崎戦後のコメント
ーー川崎戦・第2戦の総括
今日は出だしからいいバスケットができたと思います。ただ、まだリバウンドのところで、前半(川崎に)取られてしまった。後半は修正して自分たちの展開に持っていけたのかなと思います。

ーーチームとしてかなりタイムシェアができているが、その辺りをどのように感じているか
あらかじめこういうプレータイムでいくという、全員でプレーするというのは言われているので、それぞれが理解していると思います。違ったタイミングで交代とか、そういったタイミングもあると思うのですが、今はみんな理解して、全員でつないで勝ち星を取れているので、それがまたチームの雰囲気としていい感じになってきているのかと思います。
ーーCS進出圏内でホーム開催権も見えてくると思うが、そこへの思いは
シーズン前に、プレシーズンの時に僕は「ホーム開催ができるように」というのと「CS優勝」というのを目標に掲げてみなさんの前で公言しているので、その思いというのはシーズン中一度もあきらめていなかったです。もちろんこれから8試合、望みはあるので、本当に一試合一試合(戦っていく)。渋谷も調子が上がってきていますし、ブレックス(宇都宮)に二連勝できれば(東地区)1位のところも狙えると思うので、そこにチャレンジして。こうやってタイムシェアしていますけど、渋谷もそうですし、ブレックス相手だとどういうタイムシェアになるか分からないですし、それが今までと違った展開になってくるとは思います。その時にまたチーム一丸となって戦えたらいい結果に結びつくのかなと思います。
藤井祐眞の川崎戦後のコメント
ーー川崎戦・第2戦の総括
連勝できたのは嬉しいですし、今12連勝しているというところで、一試合一試合が大事になってきますし、この前三遠(ネオフェニックス)さんも12連勝して、二日目に茨城(ロボッツ)に負けてというのもあります。なので、本当に一試合一試合どんな相手にも連勝を継続させていくというのは難しいことだと思います。そのような中でこうして勝ちきれた。昨日は前半あまりよくなかったですが、今日は本当に出だしから自分たちのバスケットができた。しかも全員バスケというか、プレータイムをシェアして本当に全員で、チームバスケで勝てたというのは非常に良かったのではないかなと思っています。

ーー第1戦、2戦ともに第3Qからディフェンスの強度が上がったように思うが、後半上げていけるようになったチームの状態をどう思うか
シーズン前半と比べてしまうといろいろなことが重なっていて、けが人がいてチームメンバーが全員そろっていないとか、もちろんそうやってけが人がいたらそれだけ一人あたりのプレータイム長くなりますし、疲れていても出なければいけない状況になります。でも今は一人一人役割をしっかり遂行して、プレータイムもシェアしているので、「だいたいこの時にこのくらいで」みたいなことがけっこうはっきりしている。出たときに自分のパフォーマンス、自分の役割をしっかりやるというところでできていると思う。
後半に強度が上がっているのか、僕たちが同じことをやりたいのか分からないですが、その最初のスタート、第3Qの出だし、この出だしで僕は出ているので、出だしはしっかり入ろうという気持ちで出ています。やっていることはいつもと変わらず、40分間遂行しようとチームとしてやっているので、それが第3Qにうまくかちっとはまったのではないかなと思います。
ーー残り8試合、手強い相手との対戦もあるがどのように戦っていきたいか
まずは今の位置、ホーム開催ができる位置を絶対に維持したいなと思っています。もちろん千葉ジェッツだったり、アルバルク(東京)が下にいるので、少しでも(順位を)落としてしまうとホーム開催がなくなってしまう。そこはホーム開催をまずは狙っていって、どうなるかは逆に分からないですが、宇都宮に連勝することができたら、もしかしたら(東地区)首位でいける可能性もある。本当に、目指すのはやっぱり上なので、首位で通過するというのを一番の目標にして、次はホーム開催を、現状を維持するというのを最低限として。もうチャンピオンシップに入っているみたいな、強度を落とさず、40分間全員で戦い続けるというところを意識しながら戦っていきたいなと思います。
