Bリーグ1部(B1)は3月28日と29日の両日、各地でレギュラーシーズン第27節が行われ、西地区の広島ドラゴンフライズはホームの広島サンプラザホールで同地区の大阪エヴェッサと対戦した。
第1戦では大阪の激しいディフェンスに苦しみ、88-92で惜敗した広島。翌第2戦では山崎稜を先発起用するなど、ラインアップを変更。ドウェイン・エバンスを中心に強度の高いディフェンスからリズムをつかみ、オフェンスではクリストファー・スミスらが得点を重ね、50-40と前半を折り返した。後半は大阪の追い上げを許し、一進一退の展開となったものの、第4Qはエバンスのファストブレイクや山崎稜の3ポイントシュート、晴山ケビンの2連続3Pシュートなどで11-0のランをつくることに成功。徐々にリードを広げ、94-79で勝利を収めた。
広島は第2戦ではエバンスが33得点とチームをけん引する活躍を見せ、スミスが19得点、コーバーンが13得点と続いた。第2戦後の記者会見では朝山正悟HCと晴山ケビン、ドウェイン・エバンスが記者の質問に答えた。
朝山正悟HCの大阪戦後のコメント
――大阪戦第2戦の総括
今日(第2戦)は昨日(第1戦)からしっかり修正をしたという意味では、しっかりできたのかなと思います。ターンオーバー21というのも多すぎるので、そこは反省しなきゃいけない部分なのですが、それが出た中でもしっかりとリバウンドは、昨日自分たちがやられてしまった部分、ここをしっかりと抑えることができたのが、(勝利の)大きな要因になったのではないかと。
3Qの途中に一時逆転されるような状況があったと思うんですけど、そこもターンオーバーから自分たちのリズムが崩れていった。自分たちのオフェンスもディフェンスも遂行力がどうしてもなくなってしまうところで、それでもしっかりと我慢をしきった。ディフェンスが非常に今日は大きかったのではないかなと思っています。

――第1戦で先発だったロバーツケインから山崎に変えた意図は
最近は三谷桂司朗がけがをしている中、ロバーツケインがかなりいい状態でいて、スタッツに残るもの、彼のオフェンスの調子のいいところというのは当然あったとは思うんですけど、僕らが伝えていたのは、とにかくチームディフェンスに徹することが今できている(という部分)。ルールをちゃんと遂行できているから、スタートで使えているんだということを伝えていく中で、昨日今日とかなりオフェンスの頭になってしまう。
どうしても若い選手にそういったことってあるとは思うんですけど、自分たちがやらなければいけないところ、オフェンスでこれだけ力のある選手たちが揃っている中だと、一人で完結することはあると思います。だけど、ディフェンスは絶対に5人で守らなければいけないし、5人が同じページの上に立ってやらなければいけない。もっと言ったら、ベンチも含めて、次から出てくる人間も含めて、それを遂行していかなきゃいけないというところで、昨日今日とどうしてもオフェンスの方に頭がいってしまっていた状況があったので、もうここは変えるタイミングかなと。なので、山崎はそうした部分はしっかりとやろうとしてくれる部分というのを期待して(変更した)。それが大きな理由です。
――チャンピオンシップ(CS)圏内を争う上位チームとの対戦が続き、負けられない状況が続くが、これまで以上にチームに求めるもの、必要なものは
そこはもうディフェンスです。今自分たちというのは、リバウンドを取り切るところまでがディフェンスだという意識、そういった考え方やいろいろなことを伝えていく中で、どうしてもオフェンスの思考になってしまっている部分がある。オフェンスはオフェンス、ディフェンスはディフェンスという、時にはそう考えなきゃいけない時もあると思いますし、それがずっと良い流れで続くタイミングも来る時もあると思いますし、ここから上位のチーム、強豪クラブと戦っていく中で(ディフェンスは)必ず必要になってくる。僕らは本当に1敗もできないような状況だと思いますので、そこはしっかりとみんなも共通認識の下、やれていると思います。
じゃあ、そのために何をしなければいけないのか。今日こういったゲームができたのって何なのか。先ほども言ったように、3Qでああいう流れになった時、自分たちが何をしたのか、全員がどういう方向を向いていたのか。こういったところをしっかりとやれれば、自分たちは本当にそこ(CS)は不可能じゃないって思っていますし、ここに向けて最後しっかりとやっていくだけかなと思っています。
晴山ケビンの大阪戦後のコメント
――大阪戦第2戦の総括
総括として良かった面は昨日の負けからカムバックできたことが良かったかなとは思います。昨日の反省点で、大阪に対してセカンドチャンスポイントが本当に自分たちが大阪戦だけではなく、いろいろ過去数試合苦労しているので、そこはもうみんなフォーカスしてリバウンドに今日は入ろうということで、取り組んだ結果だったかなと思います。
朝山HCもおっしゃったように、ターンオーバーは本当にしてはいけないミスが相当多かったので、そこをシュートでどれだけ終われるかが今後の課題にもなってきますし、もしこれがシュートで終われていたら多分110点以上取れたゲームだったんじゃないかなとは思います。

――試合を決する3Pシュート2本を決めたが、それまで難しい展開続いていた中で、どのような心境でプレーしていたか
3Qに関して相当追い上げられているムードがあったので、どうしても日本人選手が萎縮してしまって、外国籍選手が、俺がしっかりチームを引っ張ろうっていう気持ちが見えていて、そこがあまりうまくかみ合ってなかったかなとベンチから見ていて(感じた)。前半にやってきたバスケット、本当にノーマークだったらシュートを打つ、ディフェンスが来たらドライブだったり、パスだったりっていうシンプルなことをやれば、自分たちはそんなタレントが揃っているとは言いたくないんですけど、個々の能力は高い方だと思っているので、そこで無理にせず、チームで5対5で戦えば勝てるのではないかなと思っていた。自分が出た時にはシンプルにノーマークだったら打つというのを繰り返していて、たまたまノーマークで打てたというのはすごく良かったかなと思います。
――チャンピオンシップ(CS)圏内を争う上位チームとの対戦が続き、負けられない状況が続くが、これまで以上にチームに求めるもの、必要なものは
バスケットの練習していない時間に、どれだけみんながバスケットに対して時間を使っているかというのはすごく大事だと、本当にここだけじゃなくてチームメイトにも言っている。自分のプレーだったり、対戦相手の試合だったり、過去の自分のミスしたシーンだったり、うまくいったシーンというのを見れば見るほど、自分の脳の中で良いプレーがどんどんどんどんサイクルされると思う。次の三遠戦だったり、そういったプレーを見れば見るほど、自分がコートにいる時に、「あ、このプレーだ」ってすぐ思い浮かべると思うので、本当にもっと練習以外の時間をバスケットに使ってほしいなとは思います。
ドウェイン・エバンスの大阪戦後のコメント
――試合の総括
良い試合ができたと思います。昨日のリバウンドという課題をしっかり克服して、今日は良い数字を残せたと思いますし、みんなハードに同じ意識を持って戦えたと思います。

――3Qに追いつかれる展開になったがエバンス自身はどう打開しようと考えていたか
ディフェンスにもちろん重きを置いた場面であったんですけど、オフェンスの流れ自体は絶対に止めたくないというふうに思っていたので、自分のできることをオフェンスで発揮しようという思いでやっていました。
――チャンピオンシップ(CS)圏内を争う上位チームとの対戦が続き、負けられない状況が続くが、これまで以上にチームに求めるもの、必要なものは
毎回波をなくして、本当にコンスタントに高いレベルでやれるってことが一番大事になると思いますし、ディフェンスでも特にエナジーを持ってやっていければ、最終的に積極的にハードにできるようになると思うので、そこが一番大事になると思います。
(中国支局)
