Bリーグ1部(B1)は5月2日から3日にかけて各地でレギュラーシーズン第36節が行われ、西地区の富山グラウジーズはアウェーの広島サンプラザホールで同地区の広島ドラゴンフライズと対戦し、第1戦を96-89、第2戦を101-91でそれぞれ勝利。4連勝でレギュラーシーズンを締めくくり、2025-26シーズンを18勝42敗(西地区12位)で終えた。
広島戦第2戦後の記者会見では、ダビー・ゴメスHCと岡田雄三が記者の質問に答え、2025-26シーズンの総括などについて話した。
ダビー・ゴメスHCの広島戦後のコメント
――広島戦の総括
記者の皆さんであったり、ファンの皆さんであったり、スポンサーの皆さんのサポートに感謝したいと思います。自分たちにとってベストな時期にシーズンが終わってしまうというのは、残念なところではあります。
自分はコーチとして12年間経験してきた中で、グラウジーズで働いている人たち、そしてコート上で戦っている選手も含めて、もっと尊敬を得られるように頑張らなきゃいけないと思います。自分たちはプロとして、しっかり結果を出さなければいけない存在でありますし、やはり尊敬を得られるように、これからも頑張っていかなければいけないと思います。
ゲームに関して言いますと、(広島戦第2戦では)試合の最初から最後まで、支配しなければいけないところをしっかり支配できていたと思っています。最初から最後まで、オールアウトする気持ちで、選手は戦ってくれたと思います。スリーポイントの成功率も50%というところで、自分たち課題としていたスリーポイントのところもしっかり決めきることができました。
昨日(第1戦)も今日(第2戦)も含めて、外国籍選手3人とニカ・ウィリアムス選手がものすごく良いパフォーマンスをしてくれたと思っています。岡田選手のリーダーシップのところもシーズン最初から比べたらかなり成長したと思っています。
広島さんの素晴らしいアリーナで自分たちがアウェーで2連勝で終わることというのはものすごく難しいことだと思います。それを達成できた選手の努力に感謝したいと思っています。
今やっているようなバスケットボール、自分たちの、速いバスケットボールというところを、来シーズンのBプレミアでもしっかり継続して、また高いレベルにできるように、オフシーズンも含めて頑張っていきたいと思います。

――HCが目指すトランジションの切り替えが非常に速いバスケットボールで試合をコントロールしていたが、2日間を通してチームに対しての評価は
広島さんの走っているペースよりもかなり速いペースで、プレーさせるように仕向けることができたのかなと。あとオフェンスリバウンドも今日19個ありますけど、オフェンスリバウンドのところもかなり支配できたと思います。常にセカンドチャンスがある状態でオフェンスをできるということは、いいオプションになると思います。
広島さんのマンツーマン・ディフェンスがうまく機能しなかった時の広島さんのプランBは、2-3のゾーンディフェンスですので、そこに対して自分たちがハイポストをうまく使いながら、オフェンスを組み立てることができたことによって、ハイポストからのゾーンアタックがうまくできていましたけど、この2日間通してうまくいかなかったところ、レイアップを外してしまったりだとか、フローターがうまく入らなかったりとかというところが、少し難しい状況になってしまったところかなと思います。
コーバーン選手のペイントの支配力、今日も34点取っていますけど、やはりそこは自分たちの努力を最大限までしていますけど、それでも止められない選手だと思いますので、コントロールできるところをコントロールして、後はやられてもやり返すというところ。オフェンスで次やり返すというところは、より強調して、そこはすごく出来たのかなと思っています。
――ウィリアムス・ニカへのコーバーンに対しての対策を指示について
バスケットボールのルールの中でプレーはしようとしていますけど、やっぱりそこは難しい時も時にはあるというところをまず一つお伝えしたい。自分たちがコーバーン選手の前を取るようなディフェンスをしたことによって、広島の選手がコーバーン選手の裏にパスを出さなければいけない状況を作り出すことができて、結果的に、今日1Q、2Qのところで、3つか4つぐらい、ターンオーバーを誘発することができたと思っています。
ファウルトラブルはニカ選手だったり、ビッグマンが、ファウルトラブルになったタイミングは自分たちは2-3ゾーンを用いて、コーバーン選手を5人で止められるように(と考えていた)。マンツーマンでもなかなか止められないところはありますので、やはりそこはゾーンはうまく混ぜながら、彼に対して、ペイント内で簡単に支配されないように頑張りました。
コーバーン選手のところのディフェンスだけではなくて、最初ピックアンドロールのディフェンスのところをかなりアグレッシブにしたことによって、コーバーン選手にパスが行く前のところをどれだけ邪魔することができるかっていうところも自分たちとしては強調しました。
もちろん40分間を通してそれをやっているわけではないですけど、最初は、特にボールプレッシャーのところを強調して、後半になっていくにつれてゾーンを混ぜたりとか、今お話ししたように、前に取ったりとかというところをいろいろ混ぜながらやって、彼を困惑させるようにというところはトライをしました。
岡田雄三の広島戦後のコメント
――広島戦の総括
とにかく勝って終われたっていうのがチームとして非常に良かったですし、個人としてもこの2試合、特に昨日なんかはポイントガードとしてもしっかりコントロールできたと思いますし、今日も得点面での貢献だったりとか、ディフェンス面でも貢献できたので、すごく良かったと思います。チームの今までやってきたこと、「富山グラウジーズってこうだよね」というのが詰まった試合にできたんじゃないのかなと思うので、チームとしても個人としてもすごく良い終わり方ができたかなと思います。

――序盤は広島の激しいディフェンスからのペイントアタックでリードを許したが、ポイントガードとしてどう修正しようと考えていたか
思っていたより前から来たっていうところも、ちょっとびっくりしたとこありましたけど、前から来るチームに対しての攻め方みたいなのは、もうチームシーズン通して共通認識あったので、あの高い位置にスクリーン来てもらって、で、アタックしていくっていうところをすぐに切り替えてできた。
その後はなかなか広島さんも多分容易にプレッシャーをかけられないという状況を作れたと思うので、そこでこう引いて、どんどんボールが高い位置に行ってプレッシャーかけられてという場面を最小限に抑えて、逆にアタックに切り替えられたというのが、一つあそこで序盤流れ行きかけたところを戻して、リードして1Qを終えられたという一つの要因だと思う。そこは一つ縦にアタックするっていうのは自分の持ち味でもあるので、そこはしっかり切り替えてできたのは良かったかなと思います。
――ゴメスHCから会見で課題だった3Pの成功率50%だったという話があったが、ハンドラーとしてチームメイトに3Pを打たせる為にゲーム内で工夫したことは
シーズン通して僕があんまり入ってなかったので、やっぱり相手にも下がられて、守ってなかなかペイントタッチできないっていうのがシーズンの難しいところでしたけど、今日みたいにああやって何本か入ってくると、相手も引いて守れないので、そうすると縦にアタックして、こうディフェンスを収縮させることができる。そこからいいパスがコーナーとかに出れば、宮本選手も何本か今日決めてくれましたけど。
あとはトレイ・ケル選手、ブロック・モータム選手からもいいパスがもう何本も(あった)。シーズン序盤から出してくれていましたけど、何テンポか早く信頼して出してくれるパスが、シーズン終盤に行くにつれてたくさん出してくれて、それも信頼をみんなちょっとずつ決めて勝ち取っていった部分だと思うので、そういった意味でもみんなが自信持って打てている、最後集大成が今日のパーセント(成功率)になったかなと思います。
(中国支局)
