レギュラーシーズン第26節を終え、28勝16敗(東地区5位)としているBリーグ・群馬クレインサンダーズ。チャンピオンシップ(CS)進出圏内にいるレバンガ北海道や琉球ゴールデンキングスには1ゲーム差としており、2シーズン連続となるCS進出を射程圏内にとらえている。
終盤戦に向けて調子を上げる中、小社では3月上旬に取材を敢行。今季新加入の谷口大智と2季目となる藤井祐眞に、今シーズンの成長や課題、終盤戦への意気込みなどについて話を聞いた。

谷口大智のインタビュー
ーー群馬での1シーズン目だが、チームの雰囲気はどう感じているか
最初はもっとシリアスになるかなと思っていたのですが、けっこう切り替えがしっかりしているというか、チームメイトもコーチ陣も含めてみんなで和気あいあいと楽しくするときは楽しくするし、しっかりとかちっとやらなければいけない時は本当にしっかりやろうと(話をしている)。それに対して選手たちもしっかりと切り替えができる選手が、特に年齢が上の選手が多いので、すごくやりやすいなと思います。僕もいつもふざけているだけではなく、やらなければいけない時はしっかりと切り替えてやるというメンタルは常に持っているので、その辺りがすっとチームに入りやすかったです。
ーーご自身でアパレルをやったり、バスケットボール以外のことにも真剣に取り組んでいる印象だが、その原動力かどこからくるのか
全てにおいて好きなことを全力でやっているという形です。当然趣味、アパレルは家族の理解が要りますし、でも家族の理解を得るためには家族のこと、家のことも全力でやらなければいけないですし、バスケットも一緒で、バスケットを全力でやっていないと家族を養えない。一個一個を全力でやっているように見えて、全部が横でつながっているという認識で、何かひとつをおろそかにしてしまうと他のことができなくなる。
(原動力としては)一番は家族を守りたいという強い気持ちがあります。特に今シーズンから一緒に、単身赴任を4年していたのが、今シーズンから一緒に住みだして、子供たちの成長を間近で見られたり、妻が悩んでいることを間近で聞けたりしている。当然けんかもありますし、僕が子供たちに怒らなければならないこともありますが、でもやっぱりそれがごく普通の家族の形だったので。今まではテレビ電話であったり、4時間かけて車で帰らなきゃいけなかったりとか、熱があっても離れていて助けてあげられない状態が続く中で、(今は)近くで寄り添えられるので、僕の中でそれが一番の原動力。僕が家族のためにしっかりといろいろなことをやる、けど家族も家族で僕に対してパワーを与えてくれているという形なので、それが一番頑張れている理由かなと思います。

ーーレギュラーシーズンも終盤戦となるが、どんな役割、気持ちを持って戦っていきたいか
今シーズンは特にけが人であったり、誰かが欠けたり、全員が準備万端でそろうということがなかなかなかった。本当にここからは試合に出るメンバー、ローテーションのメンバーもベンチも含めて、いかにチームの、自分たちの役割を理解してそれを熟練させていくか、ここからどんどん成長していって、最後チャンピオンシップでも成長しきって優勝するというところが重要になってくると思う。
まずはけが人が出ないことが一番だと思いますし、あとは自分たちの役割をおのおのが理解して、それに対して一人がステップアップするのではなくて、チーム全体がそれに引っ張られて雪だるま方式に成長していって。最終的には誰も止められなくなるような、ディフェンスでつぶしてもどこかからやられるという状況をつくるのがすごく重要だと思う。なので、残りの試合が重要になってくるかなと思います。
僕個人としてはいかなるアクシデントだったり、けがだったり、ローテーションを含めて、コーチ陣が僕を必要だと思った時にいかに日頃から準備してコート上でそれを実行できるかというのが鍵だと思う。常にそこは準備しつつ、チームがアップダウンがある中でも下に傾きそうなときにはホームの力も借りて全員のことを鼓舞して、ベンチからも盛り上げるというような意識でやりたいと思っています。
藤井祐眞のコメント
ーー今季でチーム所属2年目となるが、昨シーズンからどう役割が変わってきたか
今シーズンはケリー(ブラックシアー・ジュニア)が来たりしているので、そこを起点にじゃないですけどボールを散らして、うまくバランスを考えながらやっている感じですかね。昨シーズンはどちらかというとケーレブ(ターズスキー)だったり、(八村)亜蓮とか(野本)建吾とかもそうですけど、どちらかといったら周りを生かそう生かそうとしてくれるタイプだったのですが、今シーズンのメンバー的に周りを生かそうというよりはなんでもできる器用な選手が多いので、うまくバランスを見ながらやっているという感じです。
ーー群馬にきて自身で成長したと感じる部分や、今後の課題は
今までは自由にやらせてもらっていたので、自分のリズムやタイミングで攻めたり、シュートを打つ機会が多かったですが、今はどちらかというとチームの中でなので、打つ1本1本がここは打たなければいけないというシーンとか、チームでつくったシュートみたいなのがあるので、その時のシュートの確率はもっともっと上げていかなきゃな、と。やっぱり味方がつくってくれてフリーで(ボールが)きた時とか、ワイドオープンでそのシュートをしっかり確率よく決めるというところはもっと決めていかなきゃなと思っています。

ーー終盤戦をどのように戦っていきたいか
けが人がみんな戻ってきて、ようやくシーズン前に練習していたメンバーで試合ができるので、そこはしっかりまとまってこの終盤戦を戦っていきたいなというのはあります。ですが正直、今のポジション的にチャンピオンシップギリギリのラインなので、まずはしっかり1試合1試合目の前の相手を倒していかなければいけない。その上で内容にもしっかりフォーカスしながら、本当に1試合1試合チャンピオンシップの試合と思うくらい気持ちを入れて、残りの試合を戦っていかなきゃなと思っています。
