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台湾エバー航空、253日ぶり市中感染につながったパイロットを解雇

  • 2020年12月25日 12:45:00

【台北AFP=時事】台湾で253日ぶりに確認された新型コロナウイルスの市中感染をめぐり、台湾航空大手エバー航空は、感染経路とされるニュージーランド人男性パイロットを23日に解雇したと発表した。このパイロットと接触した台湾人女性1人と同僚2人に感染が確認されている。(写真は台湾桃園国際空港で、乗客に消毒液をかける職員)
 台湾では4月12日以降、この女性の感染が22日に確認されるまで帰国者と外国人ビジネス旅行者の一部に検査で陽性反応が出たのみで、市中感染は抑え込んでいた。
 エバー航空はパイロットの解雇理由について、感染防止規定違反と「会社の評判と印象に深刻な悪影響を及ぼした」ためだと説明している。
 このパイロットの男性は検査で陽性と診断されたことを知った後、自身の行動と接触者の情報を保健当局に「正直に申告」しなかったとして、罰金30万台湾ドル(約110万円)の支払いを命じられている。また、今月に入ってから勤務中にマスクを着用せず、同僚の台湾人パイロットから注意を受けていた。今月12日の米国行きフライト中に、せきをしていたとの報道もある。
 注意をした台湾人パイロットと日本人の同僚の計2人に陽性反応が出ている。
 陳時中衛生相は23日、感染が確認された台湾人女性と接触した173人中、170人は検査で陰性が確認されたと発表した。残る3人の検査結果はまだ判明していない。
 当局によると、パイロットは百貨店2か所など複数の場所を訪れていたが、感染発覚後の追跡調査ではどこに行ったか覚えていないと主張し、女性と接触したことも報告していなかった。台湾では、海外からの渡航者に2週間の隔離が義務付けられているが、到着便パイロットに課せられる隔離期間は3日間のみと短い。当局は規制強化を検討している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/12/25-12:45)
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