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ユーザー目線の圧倒的な技術力で会社を支えるNo.2ーアステリア北原副社長


 
(画像=アステリア株式会社)
北原 淑行(きたはら よしゆき)
アステリア株式会社取締役副社長 最高技術責任者(CTO)
長野県生まれ。青山学院大学卒業。学生時代よりソフトウェア開発を行う。1987年~90年日本デジタルイクイップメント株式会社(現:日本 HP)にてミッションクリティカルなシステム開発に従事。1990年~91年キヤノン株式会社にてNeXT Operating Systemの日本語化プロジェクトに参画。1991年~98年ロータス株式会社(現:日本IBM)にて、ビジネス・アプリケーションの製品開発をリード(部長)。1998年インフォテリア(現:アステリア)株式会社を社長の平野と共に創業。
アステリア株式会社
アステリア株式会社は、社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして、システム、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。1998年の創業当初からノーコードに着目し、プログラミングの知識がなくても使える製品を提供。17年連続シェアNo.1のデータ連携ソフトウェア「ASTERIA Warp」や、モバイルアプリ作成ツール「Platio」を開発・販売しています。

現在までの事業変遷について

1998年9月に代表である平野と共に当社を設立しました。設立当初はXMLやツール関連の開発を行っていましたが、当時から、企業間のデータ通信が将来的に大きく広がると考えており、システム間連携を簡単に行えるツールの開発に取り組み、後に現在のメイン製品であるASTERIA Warpが生まれました。この製品は主に社内システムだけでなく、社外システムとの連携も行えるソフトウェアとして開発を続けています。 一方で、設立から10年ほど経過した頃、システムを裏方で支えるシステム間連携を行うサーバー製品に加えて、ユーザが直接的に操作するような製品も必要だと考え、Handbookという別製品の開発・販売も開始しました。

メイン製品のASTERIA Warpの特徴としては、グラフィカルプログラミングが挙げられます。従来のプログラミング言語を使わずに、ユーザ自身がプログラムの部品となるアイコンを並べていくだけで開発が可能です。ASTERIA Warpは20年以上前にリリースをしましたが、ここ数年で、ローコード・ノーコードの理解が深まり、販売も好調になっています。その理由としては連携ツールとして、様々な過去のデータ形式をサポートすることで、長期間に渡って製品を利用していただけること、IT人材不足のなかプログラミング知識がなくてもノーコードで視覚的にデータ連携ができることが支持をいただけている理由だと考えます。

貴社における北原副社長の役割や意思決定の際に重要視をしている点について

設立当初から技術面を担当し、現在、技術・開発を統括する立場にあります。代表の平野は営業やマーケティング、広報等の外部へのアプローチを担当し、私は技術を専門としてきた経緯から、バックエンドで会社のインフラ整備や製品開発に専念しています。

私の役割は、ソフトウェア開発における技術面を一手に引き受け、開発チームを組織し、何を作るべきかを決定していくことです。

その際に重要視していることは、現在のトレンドだけでなく、将来起こり得ることを見据えた技術的な長期視点での製品開発です。一方で平野は、直近のトレンドを説明し、世の中に広める役割を担っています。私たちは時間軸と視野の広さを二人で分担し、私は特に長期的な技術的な調査や研究を行っています。

私たちの目指す未来を考えながら、望まれる製品やサービスを提供することが私の主な役割です。技術者として、常に最先端の技術を追求し、良質なコンテンツを創出していくことが私の使命であると考えています。

北原副社長のこれまで歩んでこられたキャリアや経験から積み上がった強みについて

私のキャリアにおいては長くローコード・ノーコードが関連しています。私は以前、Lotus Notesを開発していたロータス・ディベロップメントという会社に勤めていました。その前は、キヤノンでスティーブ・ジョブズがAppleを退職後に設立したNeXT Computerの日本語OS開発に携わっていました。

それらの会社ではまだGUI(Graphical User Interface)での開発が普及していなかった当時から、ノーコードやローコードなどの、GUIに関連した開発を行っていました。 実際長く携わっていく中で、プログラミングをもっとカジュアルにし、多くの人がプログラムを使いたいと思うようにするためには、現場のノウハウを製品に取り込む必要があると考えました。しかし、現場の人たちに既存のプログラミング言語でのプログラミングを求めることは難しいでしょう。そこで、現場の人たちが気軽にコードを書けるような環境を作ることが重要だと考え、既存のプログラミング言語ではなく、画面上で視覚的に操作できるようにすることを追求してきたのです。 エンドユーザーが本当に現場で使えるプログラムを提供したいという気持ちが、今も私がグラフィカルプログラミングに携わるようになった原点です。

北原副社長の思い描いている貴社の未来構想について

アステリア株式会社
(画像=アステリア株式会社)

世間ではノーコードで開発できるアプリの需要が高まっておりますが、今後さらにその勢いは増していくと考えております。それに伴い、各企業が自社でカスタマイズした様々なシステムを持つことで、データ連携の重要性は上がり、その部分で当社の強みを発揮していくことができると考えております。

特に最近では、このトレンドを受けてPlatio(モバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス)とASTERIA Warpという製品の需要が高まっています。

Platioは売上収益が昨年比60%増を記録するなど急速に成長していますが、これは、皆さんがすでにモバイル端末を利用しており、その中で簡単にアプリケーションをカスタマイズして使えるソフトウェアが求められているからだと思われます。私たちがミニアプリと呼んでいるこれらのアプリケーションは、全ての人が持っているモバイル端末という最も身近なコンピューティングツールにインストールされることで、お客様にとって手軽に使える製品となります。

一方で、ASTERIA Warpはデータセンターでサーバーとして動く製品であり、フロントで入力されたデータを外部と連携させる役割を担っています。ASTERIA Warpを利用することで、社内のデータを様々なシステムに取り込むことが実現し、ノーコードでシステム間の連携をカスタマイズして運用することが可能になります。

このように、フロントエンドとバックエンドの両方をカバーできる製品を開発し、さらに進めていくことが私たちの戦略です。 また将来的にはモビリティデバイスやロボットなどが幅広く利用されることを見越して、Gravioという製品で人手に依らないデータ処理領域もカバーしてまいります。

ZUU onlineユーザーならびにその他投資家へ一言

25年以上にわたり、私たちはノーコード製品の開発に注力してまいりました。最近では、お客様が身近に使えるモバイル端末などで動作するソフトウェアの提供にも注力することで、さらに多くの人々に認められ、使用される機会が増えています。

今後の展望としては、ロボティクスやAIの研究を通して、さらに幅広い領域でお客様に使っていただけるビジネスソフトウェアサービスを拡充していかれると考えております。今後の製品や機能について、ぜひ期待していただければと思います。

加えて、海外市場への進出も積極的に検討し、現在拡大している最中です。海外向けの新たな製品も開発しており、そのために外国人技術者も増やしています。日本のニーズと海外のニーズを両立させ、さらに優れた製品を生み出してまいりますので、今後とも私たちの会社を応援していただければ幸いです。

氏名
北原 淑行(きたはら よしゆき)
会社名
アステリア株式会社
役職
取締役副社長 最高技術責任者(CTO)
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