
2025年3月27日
大和ハウス工業株式会社
代表取締役社長 芳井敬一
大阪市北区梅田3-3-5
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)は、2023年4月より、茨城県つくば市において、つくばエクスプレス「つくば駅」直結の複合施設「(仮称)つくば市吾妻20街区プロジェクト」を建設してまいりましたが、2025年2月28日に竣工し、3月28日より順次オープン(※1)します。
本プロジェクトは、「d_ll TSUKUBA(ディールつくば)」(地上5階・地下1階建て、オフィス・店舗等)、「大和ハウスつくば駅前ビル」(地上4階建て、当社茨城支店および当社グループ会社が入居)、立体駐車場「D-Parkingつくば駅前ビル駐車場」(地上5階建て、駐車台数353台)の3棟からなる複合施設です。
※1.「D-Parkingつくば駅前ビル駐車場」よりオープン。
【表】
つくば市は、「筑波研究学園都市」として29の国等の研究・教育機関をはじめ、民間を合わせ約160の研究機関が集積する国内最大のサイエンスシティ(※2)です。
2025年8月に開業20年を迎えるつくばエクスプレスは、「つくば駅」と「秋葉原駅」を最速45分で結ぶ鉄道路線で、開業以来沿線エリアを中心に宅地開発や産業集積が進み、つくば市の人口は2005年の開通当初と比べて2025年には約33%増加(※3)するなど大きく発展してきました。
当社グループにおいても、戸建住宅や賃貸住宅、マンション、商業施設、物流施設など、沿線での開発を推進してきた他、つくば市の中核を担う「つくば駅」エリアにおいても、商業施設やホテルを開発。本プロジェクトのオープンにより、さらなる街の賑わいの創出と発展に貢献します。
本プロジェクトは、環境に配慮した建物として、太陽光発電システムやリチウムイオン蓄電池などを設置するなど、「ZEB Ready」をはじめ複数の環境認証を取得しています。
※2. つくば市HPより。
※3. つくば市住民基本台帳より。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202503276373/_prw_PT1fl_xOIH4A1p.png】
1.つくばエクスプレス「つくば駅」直結の好立地
本プロジェクトは、「d_ll TSUKUBA」(地上5階・地下1階建て、オフィス・店舗等)、「大和ハウスつくば駅前ビル」(地上4階建て、当社茨城支店および当社グループ会社が入居)、立体駐車場「D-Parkingつくば駅前ビル駐車場」(地上5階建て、駐車台数353台)の3棟からなる複合施設です。
●「d_ll TSUKUBA」
「d_ll TSUKUBA」は、乗車人数が1日平均で17,000人を超える(※4)、つくば市最大の交通結節点「つくば駅」に直結した利便性の高い立地です。「屋外デッキ接続エレベーター」も設置しているため、「つくば駅」周辺施設につながる2階屋外デッキにも直接アクセスすることができます。
1階と2階には、クリニックや学習塾、カフェ、保育施設など16店舗が入居予定で、3階~5階は最大36区画に分割可能なオフィスフロアとなっています。オフィスフロアには、当社グループ会社の大和ハウスリアルティマネジメント株式会社やスタートアップ企業など16社が入居予定です。また、清掃サービスの品質向上と省人化を図るため、自律移動型の清掃ロボットを導入します。
※4. つくばエクスプレスHPより。
●「大和ハウスつくば駅前ビル」
「大和ハウスつくば駅前ビル」は、当社茨城支店と大和ハウスグループ会社3社(大和リビング株式会社、大和ハウス賃貸リフォーム株式会社、大和ランテック株式会社)が順次入居し、約200人のグループ従業員が勤務する拠点です。フリーアドレスや集中ブースを設置するほか、リフレッシュできるテラスデッキを設けるなど、従業員の働きやすい環境を整備しました。
また、戸建住宅を検討されているお客さま向けの商談スペースには、戸建住宅の内外装、住宅設備機器などの様々なサンプルを備える他、お客さまにリアルサイズで体感いただけるよう、モデルルームも設けました。
【表】
2.高い回遊性とさらなる賑わいの創出
「d_ll TSUKUBA」の2階屋外デッキは、総延長約48kmにおよぶ「ペデストリアンデッキ」と接続しているため、ランドマークである「つくばセンタービル」「センター広場」や複数の商業施設など、様々な施設にもアクセスしやすく、回遊性にも優れています。
「つくば駅」周辺では、当社グループが運営する複合商業施設「BiViつくば」(事業主体:大和リース株式会社)や、ビジネスパーソンの出張時の利用にも便利な都市型ホテル「ダイワロイネットホテルつくば」(事業主体:大和ハウスリアルティマネジメント株式会社)もあるため、大和ハウスグループ一体で賑わいを創出します。
本プロジェクト全体で、オフィスに勤務する方は約500人、商業施設は年間約50万人の来場を見込んでおり、まちの魅力向上と駅周辺の活性化に貢献します。
【表】
3.再エネ100%を達成するなど環境に配慮した複合施設
当社は、環境省が推進する「脱炭素先行地域」につくば市とともに共同提案者の1社として選定されており、本プロジェクトもその事業の一環として推進しています。
【表】
「 d_ll TSUKUBA」「大和ハウスつくば駅前ビル」は、環境配慮型施設として、屋上に太陽光発電システム(「 d_ll TSUKUBA」:約 40kW、「大和ハウスつくば駅前ビル」:約 30kW)やリチウムイオン蓄電池 (※5)を設置しています。発電した電力と当社が供給する再生可能エネルギー由来の電力を使用することで、再エネ 100%を達成し、「 BELS」(※6)( 5つ星)と「 ZEB Ready」を取得。「 d_ll TSUKUBA」においては「 CASBEE」(※7) Aランクも取得しています。
また、EV充電設備を「D-Parkingつくば駅前ビル駐車場」に10基、「大和ハウスつくば駅前ビル」の駐車場に6基(普通充電5基、倍速充電1基)、「d_ll TSUKUBA」の駐車場に1基設置しています。あわせて、立体駐車場「D-Parkingつくば駅前ビル駐車場」には、CO2削減や建物の表面温度を下げるなどの効果が期待できる壁面緑化を施し、緑を感じられる施設としました。
※5. 当社が出資するエリーパワー株式会社製。「大和ハウスつくば駅前ビル」のみ設置。
※6. 建築物省エネルギー性能表示制度。省エネルギー基準に対する指数に応じた星数が表示される。
※7. 建築物の環境性能の評価・格付け制度。
【表】
■事業概要
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202503276373/_prw_PT2fl_p0j44pgs.png】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202503276373-O8-X5GVQ9Jp】