大鵬薬品 次世代ADC創薬技術基盤を持つアラリス社を子会社化へ
大鵬薬品工業株式会社はスイスのバイオテクノロジー企業Araris Biotech AGを完全子会社化する契約を締結しました。この買収により、大鵬薬品はAraris社の次世代の抗体薬物複合体(ADC)技術を獲得し、がん治療分野での開発ポートフォリオを強化します。ASC技術であるAraLinQ™は、高い溶解性と安定性を持つリンカー技術を基盤に、新たな抗腫瘍効果を持つADC候補を生み出すことが可能で、これによって大鵬薬品はがん治療薬の開発を加速させることが期待されます。この買収に際し、大鵬薬品は初期支払いとして4億米ドル、追加のマイルストーンとして最大7.4億米ドルを支払うことになっています。アラリス社のADCは血液がんおよび固形がんに対する前臨床試験中で、2025年から2026年の臨床試験開始が予定されています。
大鵬薬品工業株式会社
Araris Biotech AG
大鵬薬品工業株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林将之、以下「大鵬薬品」)と、スイスに拠点を置き、次世代の抗体薬物複合体(Antibody-drug conjugate、以下「ADC」)を開発するバイオテクノロジー企業Araris Biotech AG (本社:チューリッヒ州、CEO兼 共同創設者:Dragan Grabulovski、以下「アラリス社」)は、大鵬薬品がアラリス社を完全子会社化(以下「本買収」)することに合意し、契約を締結したことをお知らせします。本買収は、今後必要な手続きなどを経て、2025年前半に完了する予定です。大鵬薬品とアラリス社は2023年11月に開始した共同研究を経て、本買収に合意しました。
合意内容に基づき、大鵬薬品は買収完了時に4億米ドルを、また追加マイルストンとして最大7.4億米ドルを支払います。
アラリス社は、スイスのパウル・シェラー研究所からのスピンオフ企業であり、既存のADCが持つ課題を克服できる優れた設計、高溶解性リンカーとシンプルな製造プロセスを特徴とするベスト・イン・クラスのADC開発に先駆的に取り組んでいます。ADCは、がん細胞に特異的に結合する抗体に繋ぎ手(リンカー)を用いて細胞障害性薬物(ペイロード)を結合させ、がん部位選択的に殺細胞効果を発揮するよう設計されています。同社のアプローチの基盤となるのが、独自のADCリンカープラットフォームAraLinQ™です。このプラットフォームは、非常に均一で安定、かつ強い効力を持つADC候補を生み出し、基礎試験において既存のADCと比較して抗腫瘍効果の増強や広い安全域を確認しています。1,2
同社は血液および固形がんを対象に、独自のAraLinQ™技術を用いて創製した3つの製品の開発を進めています。これらの製品は現在前臨床段階にあり、2025年から2026年の間に臨床試験へと進む予定です。
大鵬薬品は代謝拮抗剤に加え、独自の低分子創薬基盤であるシステイノミクス創薬を確立し新薬を創出、がん治療の向上と患者さんへの貢献を進めてきました。今後はシステイノミクス創薬基盤に加え、アラリス社の革新的なADC創薬技術を獲得することで、がん領域での継続的な開発品ポートフォリオの拡充を進めます。
大鵬薬品 代表取締役社長の小林将之は「今回、アラリス社との契約を締結することができたことを、非常に嬉しく思います。AraLinQ™は次世代ADC創薬を可能にする革新的な技術です。今回、アラリス社のADC創薬における知識、経験と技術基盤、また開発パイプラインが加わることで、大鵬薬品の創薬力、またポートフォリオのさらなる拡充と強化につながると確信しています。今後はアラリス社と共に世界中の患者さんに貢献できる薬剤の創薬に尽力いたします」と述べています。
アラリス社の CEO 兼 共同創設者Dragan Grabulovski は、「毒性を減らし、異なる作用機序を持つ複数のペイロード(薬物)を正確かつ同時にがん細胞に届け得るアラリス社独自のADC技術は、ADC分野に飛躍的な進歩をもたらします。このたび、2023年11月から提携している大鵬薬品と一緒になることを誇りに思います。大鵬薬品のがん治療における豊富な専門知識は、私たちが持つADC候補の血液および固形がんにおける臨床開発を加速させてくれるでしょう」と述べています。
4BIO Capitalのマネージングパートナーでありアラリス社会長の Dima Kuzminは、「本買収は、アラリス社が市場で最も期待されるADC開発企業の一社であることの証明です。アラリス社との緊密な共同研究を経てアラリス社独自のAraLinQ™技術の可能性をよく理解している大鵬薬品は、この画期的な治療法を迅速に患者さんに届けることができる最適な立場にあります」と述べています。
本買収により、今後アラリス社は大鵬薬品の完全子会社として現在の拠点であるスイスのチューリッヒ州で事業と研究開発を継続する予定です。
【AraLinQ™ について】
AraLinQ™は、抗体のIgG-Fcフレームワーク内の特定の部位(Q295)に、ペイロードの部位特異的な結合を可能にするアラリス社のリンカー技術です。同部位にペイロードが結合した後も、抗体は未結合の時とほぼ同じ性能 (例:薬物動態やエフェクター機能)を維持します。さらに、リンカー-ペイロードは強固なペプチド結合を通じて抗体に結合するため、血中での優れた安定性を示し健常組織へのダメージを回避します。しかし、抗体介在のインターナリゼーションを通じてがん細胞に入ると、リンカーは容易に分解されペイロードを放出し、がん細胞を死滅させます。これら3つの特性は、最も効率的なペイロード送達とADCの効力最大化に重要な要素です。
AraLinQ™のリンカーは親水性であり、血液などの水性溶液に溶解します。溶解性の向上によって凝集が減り、抗体やペイロードの構造をさらに改変することなくADCをがん細胞に適切に結合できます。また、このリンカーはユニークな分岐構造を持たせることが可能であり、種類の異なるペイロードを複数搭載するADCの作成も可能です。加えて、AraLinQ™は従来型またはエンジニアリングされた「既製」の抗体を使用しワンステップでADCを生成することができます。このプロセスは迅速で費用効率が良く、特別な抗体合成を必要とせず簡単にスケールアップが可能です。
【大鵬薬品の概要 (https://www.taiho.co.jp/)】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000396/202503175833/_prw_PT1fl_w9g4ZLyW.png】
【アラリス社の概要 (https://www.ararisbiotech.com)】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000396/202503175833/_prw_PT2fl_352MQM7O.png】
【アドバイザーについて】
大鵬薬品においては、MTS Health Partners, LPが財務アドバイザーとして、Wilson Sonsini Goodrich &Rosati PCとHomburger AGが法律アドバイザーを務めています。アラリス社においては、Centerview Partners UK LLPが財務アドバイザーを、Cooley LLP と BGPartner Ltd が法務アドバイザーを務めています。
1. Attinger-Toller et al. Abstract 2910: A CD79b-targeting ADC with superior efficacy in preclinical models of non-Hodgkin lymphoma. Cancer Research. 2022;82(12 Supplement):2910. https://aacrjournals.org/cancerres/article/82/12_Supplement/2910/700373/Abstract-2910-A-CD79b-targeting-ADC-with-superior. アクセス日:2025年3月12日.
2. Attinger-Toller et al. Abstract LB124: Targeting NaPi2b with a novel dual-action ADC. Cancer Research. 2024;84(7 Supplement):LB124. https://aacrjournals.org/cancerres/article/84/7_Supplement/LB124/742173/Abstract-LB124-Targeting-NaPi2b-with-a-novel-dual. アクセス日:2025年3月12日.
元HKT48田島芽瑠、胸元大胆露出の赤ワンピ水着&パイナップルサウナ帽「美しさにありがとう」
なにわ男子大橋和也、渋谷凪咲に弱点明かされ赤面「『うでじお』と読み間違えて」腕白読めず釈明
鈴木亮平、火山が噴火した島から脱出「日本映画では聞いたことがないスケール」火山灰降らせ撮影
【阪神】佐藤輝明がリスタートの一戦で1安打「まあね、まだ明日があるので」
ブラック・ジャック演じる坂本昌行「裏の主役はピノコ」注目は“相棒”矢吹奈子とのかけあい
【なでしこ】W杯王者スペインに1-3敗れる 田中美南の鮮やか先制点実らずアウェーで逆転負け
元AKBスーパー研究生、元バイト先の飲食店明かし「相変わらず世界観もお料理も大好き」
2月に第一子誕生した50歳芸人、突然の家賃大幅値上げに困惑「受け入れることできない」交渉決意
ノボループ、タラニス主導のシリーズB投資ラウンドで2,100万ドルを調達、循環型機能材料の規模拡大を目指す
楽天・アマゾン・LINEヤフー・自社ECを横断分析!注目の新分析サービスとは?
ガーシー、錦織圭の元モデル妻の暴露にネット騒然「なんで結婚したんだろ?」
有村昆(44)の不倫未遂の相手とされるセクシー女優、ネットで「唯井まひろ」と噂されるも、本人は…
山口真由氏は「しばらくお休みとなります」モーニングショー冒頭で羽鳥慎一アナが報告
【7月21日まで】最大50%分のふるなびコインがもらえる「ふるなびメガ還元祭」3つのキャンペーンと参加方法
元フジ渡邊渚、ビキニ姿の大胆露出で表紙ジャック!「完成した誌面を見て毎度のことながら…」
三上悠亜「ボンキュッボン」大胆くびれ白ビキニ姿「完璧な美しさ」「大き過ぎる」ファン騒然
三崎優太氏、石丸伸二氏「再生の道」全42人落選確実に「前代未聞、政治ごっこの偽善者にもう…」
大久保佳代子、「ネット賭博疑い」逮捕フジ社員と過去に数回仕事「私の印象では…」
三笘薫がクリア夫人との挙式を報告「美男美女」ウエディングフォト多数、肩を寄せ合い満面の笑み
小泉進次郎農相と石丸伸二氏「この差は大きい」倉田真由美氏が指摘「記者とのやりとりを見て」
ガーシー、錦織圭の元モデル妻の暴露にネット騒然「なんで結婚したんだろ?」
有村昆(44)の不倫未遂の相手とされるセクシー女優、ネットで「唯井まひろ」と噂されるも、本人は…
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
TOKIO国分太一が重大なコンプライアンス違反か 芸能活動休止へ
小倉優子、不自然な“二重ライン”にネット騒然「やっぱり整形?」
国分太一が無期限活動休止、「株式会社TOKIO解雇」一部の報道は関係者が否定
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
山口真由氏は「しばらくお休みとなります」モーニングショー冒頭で羽鳥慎一アナが報告

大鵬イノベーションズ、AMED「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」における認定VCに採択
ヘリオス Research Memo(1):ARDS治療薬は国内で条件及び期限付承認申請を行う方針を決定
アジーナスとザイダス・ライフサイエンシズ、BOT/BALの開発促進と米国におけるザイダスのバイオ医薬品製造拡大に向けた1億4100万ドルの戦略的提携を締結
バイオサイトジェン、Adcendo ApSが抗体薬物複合体(ADC)の開発を加速するために抗体に関するオプションを行使したことを発表
バイオサイトジェン、IDEAYAバイオサイエンシズが、画期的新薬候補B7H3/PTK7トポイソメラーゼⅠペイロード二重特異性抗体薬物複合体(ADC)であるIDE034を開発候補に決定し、オプションを行使したことを発表
PCIファーマ・サービシズが米国の無菌充填仕上げのCDMO味の素アルテアを買収
新興市場銘柄ダイジェスト:IIFは急騰、キッズバイオがストップ高
バイオサイトジェン、IDEAYAバイオサイエンシズと将来の画期的新薬として期待される「B7H3/PTK7 トポイソメラーゼⅠ ペイロード 二重特異性ADCプログラム」に関するオプションおよびライセンス契約の締結を発表
ファンペップ Research Memo(7):2025年内に片頭痛または脂質異常症を対象とした前臨床試験開始を目指す
メルク、日本におけるlurbinectedinに関する ライセンス、開発、商業化契約を発表