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ユニバーサルセルを活用した顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSHD)向け移植医療の共同開発を開始


アイ・ピース株式会社とVita Therapeuticsが、iPS細胞からHLA遺伝子を取り除いた"ユニバーサルセル"を用いた新たな移植医療の共同開発を開始しました。特に顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSHD)に焦点を当て、免疫拒絶の課題を解消することを目指しています。iPS細胞技術を駆使し、免疫拒絶反応を最小化したユニバーサルセルを活用することで、より安全で効果的な細胞移植医療の実現を図ります。この取り組みは、両社の独自技術を融合させて、より高品質な再生医療の提供を目指しています。アイ・ピースは、細胞製造技術で世界トップクラスであり、このプロジェクトを通じて患者への早期の医療提供を目指しています。

アイ・ピースとVita Therapeutics、複数のHLA因子を除去したiPS細胞で拒絶反応のない移植医療開発を目指す

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202502274835-O1-x8s6BEI9
I Peace, Inc.(アイ・ピース株式会社)
809 San Antonio Road, Suite 7, Palo Alto, California 94303 U.S.A.
WEB: https://ipeace.com/
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202502274835-O2-en38g8Iq】 2025年2月28日
I Peace, Inc.

Vita TherapeuticsとIPeace ユニバーサルセルを活用したFSHD(顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー)向け 移植医療の共同開発を開始

アイ・ピース (I Peace) はこの程、ユニバーサルセルの作製とそのユニバーサルセルの細胞移植医療を共同開発することでVita Therapeutics (Vita)と合意し、開発業務を開始致しました。今回の取り組みでは、FSHD(顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー)という筋肉に影響を及ぼす遺伝性疾患を持つ患者さん向けの医療の開発を目指します。

iPS細胞移植医療は革新的な次世代医療として期待される一方、現在業界のメインストリームとなっている他家移植医療における懸念点として免疫拒絶があげられます。
今回I PeaceとVitaで協力するこの取り組みは、他家iPS細胞から拒絶反応を引き起こす複数のHLA遺伝子を除去したユニバーサルセルを活用し、移植後の免疫拒絶を抑えることを目指します。
I Peaceは自社のGMP iPS細胞関連技術を、VitaはFSHDの細胞移植医療に必要なテクノロジーを提供し、両社で高品質且つ革新的な移植医療の実現を目指します。私たちアイ・ピースは、このような取り組みを通じて、iPS細胞由来の医療がより身近なものとなるよう、更なる貢献を重ねてまいります。

ユニバーサルセルとは
他家由来の細胞移植医療の際に起こりうる白血球型抗原(HLA)不適合による免疫拒絶反応が抑えられている細胞で、移植される患者の白血球型抗原(HLA)型への適合を考慮する必要なく移植が可能となります。今回はiPS細胞からこのユニバーサルセルを作り、FSHD細胞移植医療に活用します。

FSHD(顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー)とは
FSHDは主に顔面、肩、上腕の筋肉に異常が現れる筋ジストロフィーの一種で、筋ジス全体の約5〜10%を占めています。進行性の疾患ですが、心臓や呼吸筋の障害が少ないのが特徴です。

Vita Therapeuticsについて 
Vita Therapeuticsは、iPS細胞を活用した他家細胞治療により筋疾患の治療を目指すアーリーステージスタートアップ企業で、治療法の開発に特化しています。

Vitaは、iPS細胞から筋幹細胞を生成する独自プロセスを開発しており、これを用いて筋組織の修復・再生を可能にします。さらに、Vitaは最近、AAV(アデノ随伴ウイルス)を用いた治療法も開発し、筋疾患治療の取り組みを強化しています。
詳細については、Vita TherapeuticsのCEO兼取締役会会長であるDouglas Falk(dfalk@vita-therapeutics.com)までお問い合わせください。
また、当社は、iPS細胞やiPS細胞由来分化細胞の作製において豊富な専門知識を持ち、業界トップクラスのCDMOであるI Peaceとのパートナーシップを大切にしています。

アイ・ピース (I Peace) について
iPS細胞ならびにiPS細胞由来細胞療法に特化するGMP細胞開発製造受託企業アイ・ピース(https://www.ipeace.com )は、cGMP iPS細胞の販売、及び医療用細胞の製造受託サービスをグローバルに展開しています。京都大学山中伸弥教授の研究室出身で、世界で初めてヒトiPS細胞の樹立成功を報告した論文の第二著者でもある田邊剛士 によって2015年に立ち上げられた会社です。iPS細胞の開発当初から研究に従事してきた田邊は、アイ・ピースを通じiPS細胞を全ての人々の手に届くものとすることを目指し、日々革新的な技術開発に取り組んでいます。アイ・ピース独自の技術により、コンタミネーションの懸念なく複数のドナー由来のiPS細胞を並行して製造することができ、多数のiPS細胞を適切な価格で提供することが可能となりました。PMDA・FDA基準に沿った高品質細胞製品として弊社のiPS細胞その他細胞製品を製薬会社・細胞医療開発会社に利用していただくことを通じ創薬・細胞医療開発を支援し、また、世界中の一人一人が自分自身のiPS細胞を持つことにより将来に備えることができるように個人向けのiPS細胞製造・バンキングサービスを進めています。細胞医療が一日も早く患者さんの手が届くものとなるよう、再生細胞医療の一日も早い普及を目指しています。

I Peace, Inc.
創始者・CEO:田邊剛士(Koji Tanabe)
創立:2015年
本社所在地:米国カリフォルニア州パロアルト
日本子会社:I Peace, Ltd.(アイ・ピース株式会社)、京都市
iPS細胞製造拠点(Peace Engine Kyoto):京都市
ウェブサイト https://www.ipeace.com

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