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20代の5割以上が「タイパ疲れ」を実感。タイパ疲れの6割、20代全体の5割以上が「将来農業をやってみたい」


JA共済が行った調査によると、現代の20代は効率性を重視し、約半数が「タイパ疲れ」を感じています。タイパ疲れを感じる若者の多くは、農業や自給自足生活に興味を持ち、6割が将来農業に従事したいと考えています。農業に興味がある20代の半数以上が既に準備を始め、約8割が農作業中の事故を防ぐプログラムを体験したいと考えています。彼らは農業を自然と向き合い、自己表現の場として捉えており、持続可能な「半農半X型」スタイルにも関心を寄せています。JA共済はまた、VRを用いた農作業事故防止プログラムを展開し、安全対策の重要性を訴えています。

「農作業安全研修実施強化期間」に合わせJA共済が“効率重視の現代を生きる若者の農業に対する意識”を調査

2024年12月11日

「農作業安全研修実施強化期間」に合わせ、JA共済が
“効率重視の現代を生きる若者の農業に対する意識”を調査
20代の5割以上が「タイパ疲れ」を実感、
あえて手間をかけることや自給自足の生活に憧れ
タイパ疲れの20代6割、20代全体でも5割以上が「将来農業をやってみたい」
農業志向の20代5割以上が、今後の就農に備えて準備を始めており、
「農作業でのケガや事故を防ぐためのプログラムを体験したい」と約8割が回答

 JA共済連(全国共済農業協同組合連合会・代表理事理事長 村山 美彦)は、「農作業安全研修実施強化期間」(12/1~2/28)に合わせ、全国の20代男女を対象に農業に対する意識と実態について調査を行いました。JA共済連では農業の新たな担い手に向けた支援をはじめ、さまざまな農業振興活動に取り組んでいることから、次の社会を担う20代にフォーカスし、“効率重視の現代を生きる若者と農業に対する意識”を探りました。その結果、20代の半数が効率を重視し過ぎて疲弊してしまう「タイパ*疲れ」を感じている一方で、手間をかけることや自給自足の生活に憧れていることが分かりました。さらに、タイパ疲れを感じている20代の6割が「将来農業をやってみたい」と農業への関心が高いことも分かりました。
主な調査結果は以下の通りです。        
*タイパ:「タイムパフォーマンス」の略。短時間で最大の利益(効果)を得ることに着目した概念

タイパ重視の時代、20代の半数以上がタイパ疲れを実感し、そのうちの6割は農業に高い関心
 20代男女10,000人の75.6%が「効率性は重要」、 74.3%が「タイパは重要」と回答。一方で56.1%が「タイパ疲れ」を実感。
 タイパ疲れを感じる20代は、あえて手間をかけたり自給自足をしたり、自然の中で働くことや地方移住への関心が高い。
 将来、農業をやってみたい20代は52.1%。タイパ疲れを感じる20代では60.2%と、農業への関心が一層高い。

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農業をやってみたい20代にとって、農業は自然や自分に向き合え、全てのプロセスに関与できる仕事
 農業志向の20代(700人)にとって、農業は「自然と向き合える」、「自分と向き合える」、「成果や過程が目に見える」魅力的な働き方。
 農業をやってみたい大学生(200人)のうち約7割(67.5%)が将来就きたい職業を見据えてキャリアを選択。卒業後、社会人としての経験を積み、農業以外の職業につき、安定した収入を得たうえで、就農を考えている。

 
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20代の理想の就農スタイルは、人や社会とつながる持続可能な半農半X型
 就農したい適齢期は「40代まで」が41.5%、リタイア後ではなく現役のうちに就農を希望。やってみたい農業スタイルは、農業と自分のやりたいことを両立する半農半X的な働き方で、家族や仲間、地域社会と連携した持続可能な社会性のある複業型農業。

 
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将来の就農に向け半数以上が準備を始め、8割が農作業中の事故を防ぐプログラム体験を希望
 農業志向の20代の56.0%が農業を始めるために何らかの「準備をしている」。「農家経営」「栽培方法」「起業のための補助制度」について学びたいと考え、約8割(78.9%)が「農作業でのケガや事故を防ぐためのプログラムを体験したい」と回答。

 
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「20代の農業に関する意識と実態調査」調査概要 
●実施時期:2024年11月1日(金)~11月4日(月)
●調査方法:インターネット調査 
●調査対象:調査①全国の20代男女10,000人 調査②将来農業をやってみたい20代男女700人 
●調査委託先:電通マクロミルインサイト 
※本調査に記載の数値は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合や表記した数字の合算した値と異なる場合があります。

農業キャリアコンサルタント・深瀬貴範さんからのアドバイス
 自分らしく働きたいと思う若い世代にとって農業が魅力的な選択肢として注目されています。農業は作物を栽培し消費者に提供する仕事で、自分の介在価値を感じやすく、「おいしかったです」と言ってもらう事で若い世代の求める承認欲求も満たされます。最近は農業法人に就職という農業の始め方も増えてきました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412101436-O19-L9X89kJ2

深瀬貴範(ふかせ・たかのり)さん 農業キャリアコンサルタント AKUSYU(アクシュ)代表

持続可能な農業のために 「農作業事故体験VR」を活用した学習プログラムを提供
 農作業事故の年間発生件数は、JA共済連の推計で約6.4万件に上ると予測されます。農林水産省が発表した令和4年の農作業事故死亡者数は238人※1と減少傾向にはあるものの、就業者10万人当たりの死亡事故者数は11.1人※2であり、 他産業に比べ依然として高い状態です。農作業にはさまざまな危険が潜んでいます。
出典:
※1 https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/sizai/attach/pdf/240222-1.pdf    
※2 https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/sizai/attach/pdf/240222-2.pdf

 そこでJA共済では、当事者の視点から農作業の事故を疑似体験できるVR映像コンテンツ「農作業事故体験VR」を開発。 全国のJAにおける研修会やイベント、農業関連団体による講習会などで、VR動画を活用した学習プログラムを展開し、農作業事故を「自分ごと化」していただき、安全対策の重要性を伝えています。JA共済は、農作業事故を防止して持続可能な農業を目指しています。   
詳しくは▶ https://social.ja-kyosai.or.jp/activity/culture/vr/

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学習コンテンツ(2D映像)
農業の安全性について考えていただくため、農作業 事故件数やその要因などを映像でご紹介します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412101436-O15-8KQaA05J

 
農作業事故体験VRコンテンツ(3D映像)
乗用型トラクターの転倒、耕うん機の後進作業、コンバインの巻き込まれなど、重大事故につながりやすい 農業機械の事故をVR映像でご紹介します。
※発育期の目への負担に配慮し、対象年齢を14歳以上としています。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412101436-O16-UY9R626w

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