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不登校の8割が再登校を望む!再登校には1ヶ月以内の対応が重要


200万人のデータベースから不登校を経験した保護者を無作為に抽出しアンケートを実施

過去にお子様の不登校を経験した、または現在不登校のお子様を持つ保護者を対象にアンケートを行い、816人から回答を得ました。
実施した質問は以下の10問です。

Q1.お子様が不登校になった時期を教えてください
Q2.お子様が不登校だった期間を教えてください
Q3.不登校を経験した際、可能であれば学校に戻ってほしいと思いましたか? 
Q4.不登校について、どのような場所に相談されましたか?(複数回答) 
Q5.Q4で相談した結果として、お子様が再登校できると思いましたか?
Q6.スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーへ相談した結果、子どもが再登校できると思いましたか?
Q7.不登校になった際、どのような手段を利用されましたか?
Q8.Q7で相談した結果として、お子様の将来への不安はなくなりましたか?
Q9.今現在お子様はどうなっていますか?
Q10.改めて不登校だった当時を振り返り、再登校を支援する団体・企業などがあれば利用したいと思いますか?

8割以上の親が子どもの再登校を望む
アンケートでは、親が再登校を望んだ場合と望まなかった場合で、不登校時の相談先や再登校までの期間に違いがあるかを調査しました。
子どもが不登校になった時、可能であれば再登校を望むかを尋ねたQ3では、86%にあたる699人が「はい」と回答しました。

Q3「不登校を経験した際、可能であれば学校に戻ってほしいと思いましたか?」への回答結果

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311152896-O1-4W9UCc48

 
再登校へのカギは早期の対応
現在の子どもの状況を聞いたQ9で、不登校だった子どもが現在「再登校できた」と回答した225人の不登校期間を分析した結果、「1ヶ月以内」が104人と半数近くを占めて、最も多い結果になりました。不登校期間が長くなるにつれて「再登校できた」と答えた人の数が少なくなる傾向にありました。

Q9「今現在お子様はどうなっていますか?」への回答結果
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311152896-O2-4CqsL59k

不登校期間の対応には不安が残る
不登校時にどのような手段を利用していたかを尋ねたQ7では、「見守り続けた」と答えた人が38%で、最多でした。その他、「再登校を目指した」と回答した人が11%、「医療機関」を利用した人が11%、「フリースクール」や「家庭教師」を利用した人が合わせて11%でした。しかし、こうした機関での相談の結果、Q8で子どもの将来への不安が「なくなった」と答えた利用者は38%で、62%の人が「不安は拭えなかった」と回答しました。

不登校時の相談は再登校に繋がるか?
不登校の相談先を尋ねたQ4への回答は「学校の先生」が38%と最も多く、ついで22%の「スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー」、15%の「医療機関」の順でした。一方で、「どこにも相談していない」と回答した人も11%存在しました。
そうした相談先での対応を受けて、子どもが再登校できると思ったかを尋ねたQ5では、「再登校できると思った」が58%、「再登校できると思わなかった」が42%という結果になりました。同じ質問で、相談先を「スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー」のみに絞って実施したQ6では、「再登校できると思った」が53%まで減少しました。

見守り続けることは再登校に繋がるか?
Q9で、現在の子どもの状況について「不登校が続いている」「フリーター」「進路が決まっていない」と回答した130人のうち、約58%にあたる75人が、Q7で不登校時の対応として「見守り続けた」と回答していました。一方、Q7で「見守り続けた」を選んだ448人は、その90%を超える404人が、Q3で「可能であれば学校に戻ってほしいと思っていた」と答えました。

再登校支援団体には7割が好意的
アンケートの最終質問のQ10では、不登校時に、再登校を支援する団体・企業などがあれば利用したいと思うかを尋ねました。これに対して69%の人が「はい」と回答し、約7割が好意的な評価をするという結果になりました。

Q10「改めて不登校だった当時を振り返り、再登校を支援する団体・企業などがあれば利用したいと思いますか?」への回答結果
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311152896-O3-uDJz60t5

 
スクールカウンセラーへの相談と再登校の関係
Q6で、不登校時にスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーに相談を行い、その結果「再登校できると思った」人と、「再登校できると思わなかった」人について、不登校になった時期を尋ねたQ1の回答結果を用いて、それぞれが不登校になった時期を比較検討しました。すると、不登校になった子どもの年齢が上がると、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーに相談した際に、子どもが「再登校できると思った」親の割合が減少傾向となっていました。

Q6「スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーへ相談した結果、子どもが再登校できると思いましたか?」とQ1「不登校になった時期を教えてください」への回答結果
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311152896-O4-5VOfuP2k

また同様に、Q6で、不登校時にスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーに相談を行い、その結果「再登校できると思った」人と、「再登校できると思わなかった」人について、不登校だった期間を尋ねたQ2の回答結果を用いて、それぞれの不登校期間を比較検討しました。すると、不登校である期間が長い場合、スクールカウンセラーに相談した際に「再登校できる」と思いづらくなる傾向がありました。

Q6「スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーへ相談した結果、子どもが再登校できると思いましたか?」とQ2「お子様が不登校だった期間を教えてください」への回答結果
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311152896-O5-qr5A5W9L

アンケートについて
本記事で取り上げたアンケートは、マーケティングリサーチ会社LinkPlaceの協力を受け、2023年10月10日から16日にかけて、インターネットで行いました。対象地域は全国で、調査対象者は、200万人のデータベースから、過去に不登校を経験した、もしくは現在不登校中の保護者である30〜60代の女性を無作為に抽出しました。900人の調査対象者のうち、90.6%にあたる816人から回答を得ました。結果の詳細は添付資料からご確認いただけます。

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