シェフラーは精密ギヤボックスのポートフォリオおよび開発技術力の拡大路線を維持
Melior Motion GmbHの買収を契機に生産能力を大幅に増強
Melior Motion GmbHは社名をSchaeffler Ultra Precision Drives GmbHに改め、あらゆる産業分野の幅広いアプリケーションに対応する精密遊星ギヤボックスを提供
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PSCシリーズ精密遊星ギヤボックスのサブアッセンブリ
今年初め、自動車および産業機械分野の世界的サプライヤーであるシェフラーは、産業用ロボットやオートメーションを始めとする幅広い分野のアプリケーション向けに革新的技術を提供する精密ギヤボックスメーカーMelior Motion GmbHを買収しました。Melior社は2022年12月1日付けで「Schaeffler Ultra Precision Drives GmbH」に社名変更いたします。シェフラーは同社を傘下に迎え入れることで、産業機械部門の精密ギヤボックスポートフォリオの充実化を図り、ダイナミックに成長を続ける産業用オートメーション分野での戦略的基盤強化を推進する考えです。
Schaeffler Ultra Precision Drives GmbHドイツHameln（ハーメルン）における開発活動
Melior社の買収を契機に、シェフラーは同社のドイツ・ハーメルンにある本社工場でPSCシリーズ精密遊星ギヤボックスの生産能力を倍増させています。さらに、中国・南京市にも生産ラインを導入いたしました。今回、社名をSchaeffler Ultra Precision Drives GmbHに改め、今後の事業拡大に一層注力して参ります。具体的には、組み立てラインの新設やハーメルン工場の一段の生産能力強化に向けた高効率生産技術の導入などが計画されています。人員増強についても明確な計画を掲げ推進して参ります。
シェフラーのコンピタンス・ネットワークの中でハーメルンのSchaeffler Ultra Precision Drives GmbHが注力するのは、産業用オートメーション向けの高性能で低摩耗、高耐久なシステムコンポーネントをお客さまそれぞれのニーズに合わせ開発・製造することにあります。
高い技術力が求められる産業用軽量ロボットアプリケーション向けソリューション
Melior Motionの買収で、シェフラーの精密ギヤボックス製品ラインナップには第2の柱となる製品が加わり、そのポートフォリオを体系的に補完することができました。当社はコボット（RT1およびRT2）などに使用される高精密波動歯車装置の技術を保有しており、ここに産業用ロボット向けの精密遊星ギヤボックスが加わったことで、ポートフォリオは一段と充実したものになりました。これによりシェフラーの産業機械部門は、あらゆる産業分野に対応する精密ギヤボックスアプリケーションを開発する包括的技術力を完備いたしました。
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写真：シェフラー
シェフラーグループ – We pioneer motion
シェフラーグループは、自動車および産業分野のグローバル・リーディング・サプライヤーとして70年以上にわたり「motion（動くもの）」と「モビリティ」の分野で画期的な発明と開発を推進してきました。CO₂効率の高い駆動、電動モビリティ、インダストリー4.0、デジタル化、再生可能エネルギーのための革新的な技術、製品、サービスを提供しており、「motion(動くもの)」と「モビリティ」をより効率的、自動的、持続可能なものにするために信頼できるパートナーとしての地位を築いています。同社はパワートレインやシャシー用途向けの高精度部品やシステムのほか、多数の産業用途向けに転がり軸受や滑り軸受のソリューションを製造しています。シェフラーグループは、2021年に約139億ユーロの売上高を達成しました。約83,000人の従業員を擁するシェフラーは、世界最大級の同族企業です。シェフラーは、2021年に1,800件以上の特許を申請しており、DPMA（ドイツ特許商標庁）によると、ドイツで2番目に革新的な企業となっています。
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精密ギヤボックス分野の成長路線継続 Melior Motion GmbHがSchaeffler Ultra Precision Drives GmbHに社名変更 | プレスリリース | シェフラージャパン
