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C&W、2022年Q1 米国マンハッタン・オフィス空室率が21.0%に上昇


グローバル不動産総合サービス会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(グローバル本社:米国イリノイ州シカゴ、日本本社:千代田区永田町、C&W)は、米国マンハッタンにおけるオフィス市況について最新の日本語版レポートを発表致しました。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202205121106-O7-3gGBCj88
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経済:ニューヨーク市の雇用者数は過去2年間での最高水準
2022年第1四半期のニューヨーク市の雇用者数は順調な伸びを記録。2月には前年比322,800人増となる計440万人に達し2022年3月以来最高水準となった。雇用者数は、民間部門では過去12か月で301,400人と大幅に増加した。娯楽・接客サービス産業では2021年2月以降130,700人増加し、プロフェッショナル・サービス産業では同56,800人の増加となった。 金融サービス産業における雇用は過去8か月間で初の前年比増、463,700人の増加となった。1年間累計で80,600人分の雇用が純増したことでオフィスワーカー数は140万人に到達。ピークである2020年2月の水準を47,400人下回るに過ぎない。

需給:第1四半期は堅調な需要が継続
第1四半期の新規成約面積は約720万平方フィート(sf)を記録し、新規成約は上昇基調が継続した。これにより新規成約面積は2四半期連続で700万sfを超え、過去15年間の四半期平均である640万sfも上回った。3月には賃貸需要が強まり新規成約面積が2019年11月以来最高となる300万sfに達し、8カ月連続で160万sfを超過、好調な四半期で終えることにつながった。10万sf超の新規開設および増床による成約面積は、1年前は計5件で527,406sfだったのに対し、今四半期は計11件で220万sfとなった。質への逃避傾向は継続し、グレードAオフィスの成約が占める割合はコロナ後の四半期平均で74.4%と、2020年第1四半期に2015年の66.6%を突破した以降も上昇している。

第1四半期の賃貸市場は好調だった一方、同期間に合計160万sf近くとなる新築オフィスビル3棟が竣工し、10万sf超の募集案件も9件追加されたことで、空室率は60ベーシスポイント(bps)上昇、史上最高の21.0%となった。直接賃貸形式の空室面積は約6,540万sfに増加した一方、サブリース(転貸)形式の空室面積は3四半期連続で減少して2,050万sfとなった。マンハッタンにおける空室面積は合計約8,600万sfと過去最高水準まで高まった。これは、シカゴとワシントンD.C.を除く米国主要都市ビジネス中心地区(CBD)におけるオフィスの募集中在庫面積合計を上回る規模に相当する。

賃料:新築オフィスビルの竣工に伴い、募集賃料は上昇へ
マンハッタン全体におけるオフィスビルの募集賃料は、ミッドタウンおよびミッドタウン・サウスにてこれまでより高い賃料での募集が開始したため、平方フィート当たりの単価(psf)は前期比$1.05上昇して$70.72psfとなった。同、募集賃料は上昇したとはいえ、1年前に記録した$72.41psfからは2.3%下回ったままとなる。ミッドタウンの募集賃料は、550 Madison Avenueの改装完了によって$100.00psf以上の募集が加わり、また51 West 52nd Streetでは平均募集賃料を上回る募集が追加されたことで、前期比$1.70psf上昇し$75.45psfとなった。ミッドタウン・サウスでは、95,000sf規模のブティックビルとして、平均募集賃料$100psf超となる205 West 28th Streetが供給されたことで、募集賃料は前期比$0.56psf増の$71.34psfとなった。ダウンタウンの募集賃料は前期比$0.62psf減の$57.18psfとなり、1年前の$60.90psfから下落した。

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‐以上‐



クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドについて
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(ニューヨーク取引証券所:CWK)は、オキュパイヤーとオーナーの皆様に有意義な価値をもたらす世界有数の不動産サービス会社です。約60カ国400拠点に50,000人の従業員を擁しています。プロパティー・マネジメント、ファシリティー・マネジメント、プロジェクト・マネジメント、リーシング、キャピタル・マーケッツ、鑑定評価などのコア・サービス全体で、2021年の売上高は94億ドルを記録しました。詳しくは、公式ホームページwww.cushmanwakefield.com にアクセスするか公式ツイッター @CushWake をフォロー下さい。




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