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ヴァイサラ、MGP262 マルチガスプローブを販売開始


バイオメタン精製プロセスの最適化により、利益向上と環境保全にも貢献

2021年2月16日
ヴァイサラ株式会社

ヴァイサラ、MGP262 マルチガスプローブを販売開始
--- バイオメタン精製プロセスの最適化により、利益向上と環境保全にも貢献 ---

 
 ヴァイサラ株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役:ヴェリ・ソレフマイネン、以下ヴァイサラ)は、「MGP262 マルチガスプローブ 低濃度メタンおよび高濃度二酸化炭素計測用」(以下、MGP262)を2月16日より販売開始します。価格はオープン価格です。
 MGP262は、バイオメタン精製プロセスにおいてバイオガスからバイオメタンにアップグレードする際に大気中に排出される、バイオメタン、二酸化炭素および湿度を直接連続計測することができるマルチガス計測機器です。MGP262を使ってバイオメタン精製プロセスを最適化および制御することで、収益の向上だけでなく、オフガス排出量の削減による環境負荷を軽減することができます。

■ メタンガスの利用プロセスを制御することで、利益向上と環境貢献の両方を実現
 MGP262は、光学的にオフガスを計測することができるヴァイサラCARBOCAP®技術を利用しています。バイオガスがバイオメタンにアップグレードされるときに、メタンはバイオガス原料内にある二酸化炭素などのガスから分離します。二酸化炭素はオフガスとなり大気中に排出されますが、メタンはメインガス流に残り、再生可能燃料として使用できます。このとき、少量のメタンがオフガス流に排気されることがあります。メタンは有害な温室効果ガスであるため、メタンを捕捉することで環境負荷を減らし、精製量と質の最大化を図ることは非常に重要です。
 MGP262はバイオガスのアップグレードプロセスで、オフガス中にメタンガスが組成されているかを判断するための質の高いデータを正確に提供することができます。この計測データに基づきプロセスを最適化することで、精製量の増加による収益向上と温室効果ガス排出量の削減につながります。

■ MGP260シリーズによってプロセス全体の監視が可能に
 MGP262は、MGP261 マルチガスプローブ(以下、MGP261)に続く製品です。MGP261は、1月にthe global Quality Innovation Awardにおいて循環経済とカーボンニュートラルイノベーション部門を受賞し、メタン、二酸化炭素、湿度をバイオガスプロセスのパイプラインで直接連続計測することができる計測機器です。
 MGP261に続きMGP262は、化学物質への優れた耐性を備えており、金属製ケースはIP66規格に準拠しています。また、パイプの内側はゾーン0まで、外側はゾーン1まで防爆認定を受けているため、爆発の危険がある厳しい環境でのインライン設置に最適です。自動補正機能、低メンテナンス性、低寿命コストを特長とするMGP260シリーズを使用することで、最適な方法でバイオガス精製プロセス全体を監視でき、プロセスの効率性も継続的に確保できます。

 MGP262の詳細については以下をご参照ください。        
  https://www.vaisala.com/ja/mgp262

 
■ ヴァイサラについて
ヴァイサラ社は、環境/産業計測分野における世界的なリーディング企業です。当社は80年以上にわたる経験を活かし、より良い世界に向けた観測を提供します。ヴァイサラは世界各国のお客様にとって、革新的な観測・計測機器とサービスを総合的に提供できる信頼されるパートナーです。本社であるVaisala Oyjはフィンランドのヘルシンキにあり、世界各国に1,900人超の社員を有し、NASDAQ Helsinki に上場しています。当社に関する詳細は、vaisala.com/jaおよびwww.twitter.com/VaisalaGroupをご覧ください。

● 本報道発表資料に記載されている内容は発表日現在の情報であり、予告なく変更される場合があります。

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