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「Door is Ajarードアは開いているか 山本直彰展」を11月16日から開催


2020年9月16日

武蔵野美術大学 美術館・図書館



 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202009164438-O1-Vft260tY



 

 武蔵野美術大学 美術館・図書館では「Door is Ajarードアは開いているか 山本直彰展」を開催します。現代日本画を牽引する作家のひとりである山本直彰(本学造形学部日本画学科教授)は、従来の日本画の枠に収まらない内面性の強い抽象的な心象世界を描き続けてきました。とりわけ、実物のドアを支持体として用いた「DOOR」シリーズは、新たな日本画の絵画表現として注目を集めました。

 本展タイトルにある「Ajar」とは、ドアなどが半ば開かれた状態を指します。内と外、自己と他者、生と死といった、相反する様々なものを分かちつつ結ぶ存在であるドアを基点に、聖書あるいは神話、小説といった物語を発想源とする近年の代表作約20点と、過去、現在、未来を彷徨する「時間」を主題とした大型の新作によって、山本の作品世界をご覧いただきます。



展覧会概要

「Door is Ajarードアは開いているか 山本直彰展」

会期:2020年11月16日(月)〜12月19日(土)

   ※会期などは変更になる場合があります。

会場:武蔵野美術大学美術館 展示室3・4

開館時間:10:00–18:00(土曜日・11月23日は17:00閉館)

休館日:日曜日  入館料:無料

主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館  https://mauml.musabi.ac.jp

協力:武蔵野美術大学 日本画学科研究室



本展の趣旨

 現代日本画を牽引する作家のひとりである山本直彰(1950 年-)は、伝統的な技法に根ざしながらも、これまでの日本画とは一線を画する、荒い筆致や緊張感のある構図等によって、内面性の強い抽象的な心象世界を描いてきました。とりわけ、実物のドアを支持体として用いた「DOOR」シリーズは、新たな日本画の絵画表現として広く注目を集めました。

 近年の作品の多くは、聖書あるいは神話、小説といった物語を発想の源としています。そこには、かつての歴史画や物語画のように具体的な人物や出来事は描かれず、象徴的に用いた矩形の形象や、放射状に広がる描写によって表された寂寥とした風景が現れます。

 本展にあわせて構想された新作では、過去、現在、未来といった「時間」を主題に、これまで描いてきたドローイングをコラージュのひとつの素材として用い、展示室の壁一面に広がる大画面を構成します。記憶の断片ともいえるドローイングの数々は画面の中で結びつき、山本の自叙的な作品へと再生されます。

 内と外、自己と他者、生と死といった、相反する様々なものを分かちつつ結ぶ存在であるドアを基点に、多様な主題によって展開した近年の代表作と、本展にあわせて制作する新作によって山本の作品世界をご覧いただきます。



※本展は山本直彰教授の退任記念展として開催します。



 

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【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202009164438-O2-2khOfV10



作家紹介

山本直彰(やまもと・なおあき):

1950年生まれ。1969年愛知県立芸術大学日本画科に入学し、片岡球子に師事。4年次からは大森運夫に学ぶ。大学在学時から新制作協会展、創画展に出品。1975年愛知県立芸術大学大学院修了。1987年創画会賞初受賞。日本近代美術研究会「読画会」に参加。1992年から1 年間、文化庁芸術家在外派遣研究員としてプラハに滞在。1996年神奈川県民ホールギャラリーにて「現代作家シリーズ’ 96 山本直彰展」開催。2009年平塚市美術館にて個展「日本画の今 山本直彰展 帰還する風景。」開催。翌2010 年芸術選奨文部科学大臣賞、神奈川文化賞受賞。2009 年武蔵野美術大学造形学部日本画学科客員教授に着任、2011 年より同学科特任教授を務める。



関連イベント

作家による作品解説や座談会の映像をWeb にて公開予定。詳細が決まり次第、当館Web サイトにてお知らせいたします。



[同時期開催展覧会]

「十時啓ー樹木と漆と暮らし」      11 月16 日(月)–12月19日(土)

「所蔵品展ーふたしかなデザイン(仮)」 11 月16 日(月)–12月19日(土)

「ムサビのファカルティ展(仮)」    11 月30 日(月)–12月19日(土)

民俗資料室ギャラリー

「紙・木・藁に見る祈りの造形」     10月26日(月)–12月19日(土)



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