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国宝「風神雷神図屏風」を陶で再現!企画展8月29日から京都・建仁寺で開催


8月9日



大塚オーミ陶業株式会社



国宝「風神雷神図屏風」を陶で再現!

「陶板が魅せるNIPPONの自然」―時を超え世界とつながる琳派―

8月29日から京都・建仁寺で開催



大塚ホールディングスの子会社である大塚オーミ陶業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:大杉栄嗣)は、国宝 「風神雷神図屏風」を陶によって再現する高精細レプリカを製作しました。8月29日より建仁寺 本坊 大書院(京都市東山区)にて開催する企画展「陶板が魅せるNIPPONの自然」―時を超え世界とつながる琳派―で、公開します。

当社がこの度公開する国宝「風神雷神図屏風」の陶板画は、専門家の監修を受けながら製作し、日本画の顔料の質感、金箔の箔足(はくあし)の雰囲気など、日本画における繊細なタッチを焼きもので忠実に再現することを追求しました。世界の名画を原寸大で陶板により再現し展示する「大塚国際美術館(徳島県)」で好評の陶板名画製作で培った最新の技術をベースに、更なる進化を遂げた陶による再現力を間近でご覧いただけます。

この企画展は、世界各国から3000人を超える博物館の専門家が集まるICOM(国際博物館会議)京都大会(9月1日~9月7日開催)に合わせて企画、1202年開創の京都最古の禅寺・建仁寺というスピリチュアルな和の空間に身を置き、陶板に描かれた世界を鑑賞することにより、日本の風土や自然に共感する「心」と「美意識」を、体感していただくものとなっています。また、今回初の試みとして、陶板を展覧する空間で演奏会を開き、陶板の様々な活用方法、その可能性を提案します。



◆「陶板が魅せるNIPPONの自然―時を超え世界とつながる琳派―」

  日程:2019年8月29日(木)~9月11日(水)

  時間:午前10時~午後4時30分(午後5時閉門)

  場所:建仁寺 本坊 大書院

  拝観料:一般500円、中高生300円、小学生200円

       ※小学生未満は無料

               ※観覧には拝観料が必要



◆特別イベント

1.オープニングレセプション&LIVE

  日時:8月29日(木)午前11時~

   ・主催者挨拶

   ・建仁寺挨拶

       ・企画展の見どころ紹介

       ・LIVE

  演奏:箏曲演奏家 中川佳代子

  曲目:二つの変奏曲~さくらさくら/即興演奏(陶板に描かれた世界を音で表現)

  時を超える陶板の美と現代に息づく音楽との共演。

  和の空間に日本の心を奏でる音が舞い踊ります。



2.日本と西洋の四季を愛でる―琳派の屏風と共に楽しむヴィヴァルディ「四季」

  日時:9月6日(金)午前11時~/午後3時~

  演奏:十六夜弦楽五重奏団

        一井宏磯|豊嶋千有希|糸井佐知子|吉川昌毅|久々津邦子 

  曲目:ヴィヴァルディ「四季」 午前:「春」「夏」 午後:「秋」「冬」

  四季をテーマに西洋で制作された楽曲と共に、日本と西洋の美の共演をお楽しみください。

  音楽を純粋に、日常的に楽しむ楽団による演奏です。





【展示作品】※すべて陶板による複製

■俵屋宗達作 国宝「風神雷神図屏風」(陶板画)

 陶板寸法:H154.5×W339.6cm

 データ編集・陶板製作:大塚オーミ陶業

 原画所蔵:建仁寺

 ※2019年3月に行われた日本博旗揚げ式で展覧されました。

 https://www.ohmi.co.jp/news/index.php?c=topics_view&pk=1551657808



■尾形光琳作 重要文化財「風神雷神図屏風」(陶板画)

 陶板寸法:H166.0×W366.0cm

 データ編集・陶板製作:大塚オーミ陶業

 原画所蔵:東京国立博物館



■酒井抱一作 重要文化財「夏秋草図屏風」(陶板画)

 陶板寸法:H164.5×W363.6㎝

 データ編集・陶板製作:大塚オーミ陶業

 原画所蔵:東京国立博物館



■加山又造作「おぼろ」(陶板画)

 陶板寸法:174.0×360.0cm

 データ編集・陶板製作:大塚オーミ陶業

 原画データ:有限会社加山

 ※2016年5月開催のG7伊勢志摩サミットの会場、2019年3月に行われた日本博旗揚げ式でも展覧されました。

 https://www.ohmi.co.jp/summit/

https://www.ohmi.co.jp/news/index.php?c=topics_view&pk=1551657808



【展示に至る経緯】

大塚オーミ陶業は、「大塚国際美術館(徳島県鳴門市)〔http://o-museum.or.jp/〕」の収蔵作品に代表されるように、1000年経過しても色褪せない、半永久的な耐久性を備える陶板により、芸術作品・文化財を精密に複製し、本来の美術的価値を味わえるものづくりで文化・芸術の伝承に貢献してきました。

陶板による文化財の保存・公開・活用のあり方を主体とした事業展開を進める中、2010年、文化庁の依頼を受け、キトラ古墳・装飾壁画内部を実寸大の陶板で複製し、質感や触感までも再現する初の試みとして各方面で注目されました。この取り組みで新たに開発した技術は2015年に特許を取得し、2018年には、「第7回ものづくり日本大賞」内閣総理大臣賞を受賞しています。(参考:https://www.ohmi.co.jp/winning/

現在までに培った製造技術をベースに再現性を高め、国宝「風神雷神図屏風」の高精細レプリカの製作に挑戦。今回、多くの方に、実物を所蔵する建仁寺にて、完成した陶板を鑑賞いただきたいと考えています。



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