農業生産者、NGOやグローバルパートナーと協力して、農産業全体で気候変動対応型農法の採用を促進
日本モンサント株式会社
モンサント、カーボンニュートラル(温室効果ガスを増加させない)達成は順調に推移
モンサント、カーボンニュートラル(温室効果ガスを増加させない)達成は順調に推移
近代農業が持つ環境面での利点を実証
温室効果ガス排出をすでに20万トン以上削減。製品ラインによるアプローチで今後の削減を加速
本文書の正式言語は英語であり、その内容につきましては英語を優先します。原文は本社のウェブサイトをご参照下さい。
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ミズーリ州セントルイス(2017年11月17日)- 世界中の社会・企業・政府が気候変動に伴う複雑な問題に直面している中、モンサント・カンパニーは、COP23において、2015年12月に掲げた2021年までに事業活動をカーボンニュートラルにするというコミットメントが順調に進んでいることを発表しました。事業活動の改善と、気候変動対応型の近代農業ツールと農法を備えた独自の製品ラインの活用によって、モンサントはすでに二酸化炭素排出量を20万トン以上削減しています。これは、おおよそ2億ポンド(約9万トン)の石炭を燃やさなかった量と同等となります。モンサントは、今後数年間で削減のスピードがさらに加速すると見込んでおり、農業生産者、NGOやグローバルパートナーと協力して、農産業全体で気候変動対応型農法の採用を促進しています。
モンサント会長兼CEOのヒュー・グラント(Hugh Grant)は、「農業生産者はこれまでも、そしてこれからも気候変動への適応や緩和を促すプラスの原動力であり続けます」としたうえで、「モンサント自体も社内の事業活動で発生する二酸化炭素の排出削減に成果をあげており、世界における農業からの二酸化炭素排出量を縮小するために、近代農業が発揮しうる大きな潜在力を模範をもって示してしていきたいと考えています。すでに顕著な進歩を遂げているものの、2050年までに96億人の食料・燃料・繊維のニーズを持続可能な形で満たすためには、今まで以上の成果を上げるために一致団結する必要があります」と述べています。
カーボンニュートラル達成に向けたモンサントのアプローチは、(1)種子生産を含む社内の事業活動、(2)画期的製品の導入、(3)農業生産者やグローバルパートナーとの協力、という3つの分野に重点が置かれています。
モンサントのアプローチ全体に共通する視点は、気候変動への適応と緩和のために作物と健康な土壌が果たす重要な役割です。大規模なモデリングに関してデータサイエンスの社外専門家と協力することで、モンサントは特定の近代農法とイノベーションが、温室効果ガス排出を減らしつつ、栽培時に発生するガスの総量と同等かそれ以上の温室効果ガスを土壌に吸収・蓄積する方法で作物を栽培できることを立証しています。
農業温室効果ガス連合(Coalition on Agricultural Greenhouse Gases)のエグゼクティブ・ディレクター、デビー・リード氏(Debbie Reed)は「温室効果ガス排出量を減らす農法の多くは、天然資源の保全、栄養分利用の効率化、水や空気の質の改善に大変有益です」としたうえで、「土壌の健全化と土壌中に蓄積される二酸化炭素量の増加は、温室効果ガス削減の重要な方法の一つであり、そこで農業が果たせる役割は明確です。天然資源だけでなく、増え続ける世界人口に食料を供給し続けられるかどうかにも関わっています。そこには農業分野に特有の相互のつながりが存在します」と述べています。
社内の事業活動
一番目の削減元として、モンサントは種子生産事業のために種子を栽培する農業生産者と協働するという分野に重点を置いてきました。
不耕起栽培や被覆作物といった気候変動に対応した栽培方法を契約生産者が採用することにより、すでに播種用種子生産のための契約栽培から発生する温室効果ガスを85%削減し、毎年14.5万トン近い温室効果ガスを大気から除去し続けています。モンサントは、種子生産事業からの排出をゼロにまで削減することを目指しています。
また、自社の施設および生産事業では、以下を行っています:
• 2020年までに作物保護(農薬事業)による温室効果ガスの排出量を22%削減することを公約。すでに目標の89%を達成。
• エネルギーの効率化、よりクリーンで再生可能なエネルギー、輸送の改善などのプロジェクトに投資。8万トン近い温室効果ガスの排出量を削減。
画期的製品の導入
カーボンニュートラルの目標達成と、農業全体の排出量削減への貢献に最も期待される方策のひとつが、モンサントが導入してきた画期的製品です。モンサントは社内および外部の専門家と協力し、これら画期的製品による温室効果ガス削減価値の数値化を進めています。
• 革新的な種子処理製品 作物の根を保護し丈夫な根の発育を促すために、種子コーティング製品が利用されています。収量性高め、栄養の吸収と二酸化炭素の蓄積を向上させることができます。
o Acceleron(R) B-300 SAT Acceleron(R) B-300 SATでコーティングされたトウモロコシは、モンサントとノボザイムのパートナーシップであるバイオアグ・アライアンス(BioAg Alliance)の最初の製品です。市場導入の初年度だけで400万エーカー以上で栽培されました。Acceleron(R) B-300 SATのような生物製剤は栄養分の保有を高め、それが根と芽の成長を促進し、ストレス耐性をさらに高め、より早期の均一な成長をもたらすことにより、収量性と二酸化炭素の吸収・蓄積の能力を高めることにつながります。
• クライメート・フィールドビュー™(精密農業) モンサントの子会社であるクライメート・コーポレーションはクライメート・フィールドビュー™・プラットフォームを提供しています。これは、数あるデジタル情報の中でも、農業生産者が農地の変動性を把握し、主要な入力データを最適化して農地での生産性を改善できるよう、データに基づく様々なデジタルツールを提供するプラットフォームです。特に、クライメート・フィールドビュー™は、より効率的に窒素肥料を利用し、温室効果ガス排出の影響を軽減する肥沃度管理ツールを提供します。
農業生産者やグローバルパートナーとの協力
モンサントは、複数の農業小売企業パートナーとのほ場開発試験や協働事業にも投資しています。農業生産者が環境スチュワードシップにより大きな役割を果たし、その努力が認められるように、近代農法(被覆作物、デジタルツール、減耕起の利用)について米国内で100件以上のほ場試験や研修を実施しています。その成果を評価するために、参加者を対象とした調査も行う予定です。
モンサントの持続可能性に対するコミットメントや近代農業、気候変動に対応した農法を採用する農業生産者を世界中で増やすことを目指した業界やNGOとの取り組みについてのより詳しい情報は、https://monsanto.com/investors/reports/sustainability-reports/(モンサント・サステナビリティ報告書「Growing Better Together」)をご覧ください。
モンサント・カンパニーについて
モンサント・カンパニーは、人口が増え続ける世界の人々に必要な食料を供給するために役立つ広範囲なソリューションを提供することに取り組んでいます。当社は、果物や野菜からトウモロコシ、ダイズやワタといった主要穀物まで、農業生産者が十分な量の栄養のある食料を生産するのに役立つ様々な種子を生産しています。当社は、農業生産者が、天然資源を保全し、農業を改善するためのデータを用い、水や他の重要な資源をより効率的に使用し、そして作物を害虫や病気から守るために役立つ持続可能な農業ソリューションを提供するため尽力しています。プログラムやパートナーシップを通じ、当社は、農業生産者、研究者、非営利団体、大学など、世界的な課題に取り組む人々と協力し合っています。モンサント・カンパニーとその取り組み、および問題解決のため献身的に取り組んでいる20,000人を超える従業員についての詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。ツイッターやフェイスブックもご覧いただけます。
日本モンサント株式会社の取り組みや事業についての詳細は、こちらをご覧ください。
【Website】 http://www.monsanto.co.jp/
【Facebook】 https://www.facebook.com/MonsantoJapan
【Twitter】 https://twitter.com/monsantojapan
【Blog】 http://www.monsantojournal.jp/
本リリースに関するお問い合わせ先
日本モンサント株式会社
E-mail: bio.info@monsanto.com
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