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福島県富岡町 震災後7年ぶり開催「えびす講市」


2017年11月16日



富岡町商工会



福島・富岡町で五穀豊穣・商売繁盛を祈願する祭りが復活!

「えびす講市」 7年ぶりの開催!

「つないでいこう富岡町の未来!」をテーマに、みんなで踏み出した新しい一歩。



富岡商工会(会長:山本育男)を中心に構成されるえびす講市運営員会と環境省は、11月11日(土)~12日(日)の2日間、福島・富岡町で「第89回 えびす講市」を開催し、町民に加えて県の内外から延べ8,000人が参加しました。



 五穀豊穣や商売繁盛を祈願し1923(大正12)年に始まったこのイベントは、2011年に発生した東日本大震災の影響で中断していましたが、富岡町の復興を願う多くの地元住民、そして全国から寄せられる支援の声をきっかけとし、 「つないでいこう富岡町の未来!」をスローガンに7年ぶりの「復活」開催が実現しました。



 90回、そして100回へと未来へのつながりを目指す再スタートとなった今回は、町の復興を願いメッセージを書き込んだ竹灯籠に点灯する「竹灯籠にメッセージを!」や来場者の顔写真で桜をデザインする「みんなの笑顔でポスターをつくろう。」、プロカメラマンが撮影した記念写真をプレゼントする「富岡写真館」など、 参加型企画が多く用意されたほか、メインステージでは小浜風童太鼓の演奏やひょっとこ踊りなど地元の芸能をはじめ、ベリーダンスやリズムペイントなど数々のパフォーマンスが披露され、大きな盛り上がりを見せました。



 運営委員会の菊地成一委員長は「2011年に途絶えたえびす講市を、皆さまの協力により開催することができました。希望にあふれた笑顔がたくさん集まり素敵な町がスタートした。この度のえびす講市の復活により、今も避難している町民、帰還した町民、そして新しい町民が、これからの富岡町を紡ぐきっかけになれば嬉しい」と述べ、宮本皓一町長は「町の復興はまだ緒についたばかり。戻ってきてよかった、住んでよかったと思われる富岡町を作っていきたい」と、えびす講市の復活を祝いました。続いてステージでは、恒例行事のひとつである景品付き餅投げ大抽選会が行われ、最終日にはドローンを使用した集合写真の撮影も行われました。



■竹灯籠にメッセージを!

 富岡町の復興への想い、えびす講市の復活を祝うメッセ-ジを参加者が竹灯籠に書き込み、11日(初日)の夕刻に点灯が行われました。約200本の竹灯籠は星の形に並べられ、中央には「2017」の数字をデザイン。17時には鎮魂花火もあがり、多くの来場者がさまざまな想いで眺めながら記念撮影を楽しみました。竹灯籠はイベント終了まで会場に飾られました。



■みんなの笑顔でポスターをつくろう。

 参加者の顔写真を撮影し、すべてを集めて富岡町のシンボルである「桜」をデザインするポスター制作プロジェクトが実施されました。花びらの輪郭など、あらかじめ担当するパーツを決めた上での撮影ということもあり、参加した方は笑顔や思い思いのポーズで撮影に臨みました。



■富岡写真館 (協力:オリンパス㈱)

 プロカメラマンが会場で記念撮影し、その場で写真をプレゼントするブースが出展され多くの家族連れでにぎわいました。消防署の協力で消防車と一緒に撮影ができたため、子どもたちは満面の笑顔を見せました。



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