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大学の若手教員が連携して道路橋のメンテナンス技術を支援。北陸4県の市町村に向けた技術展示会を開催


2017年11月2日



金沢工業大学



塩害によりコンクリートにひび割れが生じやすい北陸

4大学の若手教員が連携して道路橋のメンテナンス技術を支援。

北陸4県の市町村に向けた技術展示会を開催します

11月6日(月)

10時~12時 金沢工業大学扇が丘キャンパス23号館1階

15時~17時 富山市民プラザ アトリウム



SIP北陸では、金沢工業大学、金沢大学、富山県立大学、福井大学の46歳以下の若手教員が連携して市町村の道路橋のメンテナンスの合理化に対して技術的支援を図る取組みを今年度から推進しています。

 *SIP(エスアイピー):内閣府が進める「戦略的イノベーション創造プログラム」のこと



この活動の一環として、北陸4県の市町村に向けた技術展示会を11月6日(月)に開催します。当日は10時から12時まで、金沢工業大学扇が丘キャンパス23号館1階パフォーミングスタジオで、また15時から17時まで富山市民プラザ アトリウム(富山市大手町6番14号)で実施します。



[当展示会の開催意義]

現代、日本全国で、道路橋の老朽化が問題となっています。特に北陸地方は、季節風や凍結防止剤散布により塩害の進行が速く、またアルカリシリカ反応と呼ばれる劣化により、コンクリートにひび割れが生じやすいという問題があります。

住民の安全と安心な生活を継続するために、各市町村が劣化対策に取り組み始めようとしていますが、道路橋のメンテナンスは土木技術に加えて、ロボットやビッグデータ処理など、分野を超えた連携が不可欠となっているため、市町村の道路管理技術者が自ら学んでいくには限界があるという課題も指摘されています。

こうした背景から、金沢工業大学、金沢大学、富山県立大学、福井大学の46歳以下の若手教員が連携し、市町村の道路橋のメンテナンスの合理化に対して技術的支援を図る取組みを今年度から推進しています。





【SIP北陸が主催する北陸4県の市町村に向けた技術展示会】

1.目的

北陸4県の市町村や県および国土交通省の道路管理者に向けて、道路橋の維持管理を合理化するための、他のSIPグループによる成果を含めた有効な点検および補修等の開発技術を情報提供する。これにより道路橋を管理する技術職員は、点検の短時間化・費用縮減・安全化や、評価・診断の精度向上や、補修(予防を含む)の費用縮減・効果向上に資する、最新の技術を認知できる。なお、道路管理者の財政・職員数・管理橋梁数・環境条件・劣化主因・地形等は個々で異なるため、将来に亘り実装可能な維持管理計画を立てるためには、自身の条件に応じた技術を選択する必要がある。すなわち、北陸地方で共通するプラットフォーム的なモデルは、SIP北陸チームで提案できるが、個々の道路管理者がカスタマイズ化する必要があるので、各々の組織の職員が展示会に参加し、自身の五感で開発技術を認識することが、今後の立案において有効な情報になる。



2.開催日時と会場

11/6(月)

[午前の部]

10時~12時

金沢工業大学扇が丘キャンパス 23号館1階パフォーミングスタジオ

住所:〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1 TEL:076-248-1100

http://www.kanazawa-it.ac.jp/about_kit/ogigaoka.html



[午後の部]

15時~17時

富山市民プラザ アトリウム

住所:〒930-0084 富山市大手町6番14号 TEL 076-493-1313

http://www.siminplaza.co.jp/?tid=101502

*なお、金沢会場から富山会場までの移動には、貸切バスを準備しております。参加者の乗車のみならず、ポスター等や展示物も運搬させて頂きます。





3.来場者

北陸4県(新潟県の上越地方、富山県、石川県、福井県)の市町村

ならびに、国土交通省北陸地方整備局、同近畿地方整備局、富山県、石川県、福井県

さらに、北陸地方のコンクリート診断士や技術士など



4.展示者

1) SIP関連 

「走行型高速3Dトンネル点検システム MIMM-R(ミーム・アール)」 パシフィックコンサルタンツ(株)

「AI打検システム:人工知能が点検ハンマによる打音検査をアシスト」(国研)産業技術総合研究所

「橋梁点検ロボットカメラ-近接目視困難箇所の点検に-」三井住友建設(株)、(株)日立産業制御ソリューションズ

「橋梁・トンネル点検用打音検査飛行ロボットシステム」日本電気(株)、(一財)首都高速道路技術センター

、(株)自律制御システム研究所、(国研)産業技術総合研究所

「飛行型インフラ点検ロボットシステム」新日本非破壊検査(株)



2) SIP以外

「タブレット端末を用いた地方自治体向けの小規模橋梁概略点検システム」長岡工業高等専門学校井林研究室

「シラン系表面含浸材(アクアシール1400)を用いた予防保全」大同塗料(株)

「特殊ウレタン樹脂による表面被覆工法」レジテクト工業会

「できるをつくる。挑戦し続けるデンカの新技術」 (株)デンカ

「構造物の劣化調査最適な補修の提案を目指して」中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋(株)

「コンクリート・鋼構造物の総合的補修技術〔簡易~長寿命化対策〕」(株)デーロス・ジャパン

「塩害箇所抽出方法及び塩害モニタリング技術の紹介」日本工営(株)(RAIMS)

「ピーエス三菱が提案する橋梁の維持管理技術」(株)ピーエス三菱

「ドローンやラジコンボードを利用した遠隔撮影」(金沢会場のみ) 金沢工業大学徳永研究室(金沢会場のみ)

「商用無線回線を使ったモニタリングシステムの維持管理活用に向けた取り組み紹介」(株)アイペック

「ASR簡易診断及び凍害抵抗性診断技術」北陸電力(株)

「コンクリート落下対策と最新のアンカー技術」サンコーテクノ(株)

「AI技術を活用した橋梁劣化要因・健全性判定支援システム」(株)日本海コンサルタント





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