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間違った節税対策をするとお金が減ります それは「お金を減らす節税? 残す節税?」



節税に関心ある人は多いと思います。なぜでしょうか。



納税額を抑えて、お金を残したいからでしょう。



その考えを否定するつもりはありませんが、節税のやり方を間違えると逆効果になりかねません









そもそも節税とは何か?


節税の基本




医療費控除や住宅ロ―ン控除のような制度の適用漏れをなくすことです。



節税には2種類ある




1. 「お金を減らす節税」



2. 「お金を残す節税」



1. お金を減らす節税


結論から申し上げます。



支払いの伴うものはお金を減らします。



具体的には副業のための交通費などの経費、医療費控除やセルフメディケ―ション税制の対象となる薬代などが挙げられます



では、実際にシミュレ―ションしてお金が減ることを実感していただきましょう。



例) 節税対策のために100万円を支払った場合




条件は次のとおりです。



当初の現金預金残高500万円



所得金額500万円



税率40%(便宜上の税率)



節税対策をしない場合




税金



所得金額500万円 × 税率40% = 200万円



納税後の現金預金残高



当初の現金預金残高500万円 ― 税金200万円 = 300万円



節税対策をした場合




税金



(所得金額500万円 ― 経費100万円) × 税率40% = 160万円



節税効果



経費100万円 × 税率40% = 40万円



納税後の現金預金残高



当初の現金預金残高500万円 ― 経費100万円 ― 税金160万円 = 240万円



シミュレ―ションの結果




節税対策をしたほうがする前より60万円お金は減ります



経費100万円から節税効果40万円を差し引いた分です。



言い換えれば、税率40%分値引きした品物を買っているのと同じです









2. お金を残す節税


具体的には2つあります。



「将来のリタ―ンを狙う節税」と「納税を先延ばしする節税」です。



将来のリタ―ンを狙う節税




広告宣伝費などの将来のために投資することです。



しかし、その投資が本当に必要かどうかを見極める必要があります



たとえば、副業が軌道に乗れば、格安のレンタルオフィス代を負担する余裕は出てきますが、本当にリタ―ンにつながるどうかは別問題です。



納税を先延ばしする節税




来年以降に必要な経費などを今年中に購入する方法です



具体的には、消耗品・セルフメディケ―ション税制の対象となる薬などが挙げられます。



でも、あくまでも納税の先延ばしにすぎません



前倒しで購入しただけであり、来年以降の負担が減った分、所得金額が多くなることを頭の片隅に入れておきましょう



節税効果をシミュレ―ションするためには?




所得税は超過累進課税です。会社での年収によって税率が違ってきます。



源泉徴収票・確定申告書から、自分の適用される節税を読み取れます。次の記事がとても参考になります。



あなたは「何%の人」ですか? 税制に踊らされないために、自分の「所得税率」を知っておこう





まとめ


日本の税制は所得税などを多く納めないとお金が残せない仕組みになっています



だからこそ、節税が目的になって、お金が減ってしまうようなことになって欲しくありません。そのため、このようなテ―マを記事にしました。(執筆者:阿部 正仁)



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