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確定申告で「必要経費の水増し」はすぐバレる 税務署は領収書のこんな所までチェックしていた



確定申告といえば領収書。切っても切り離せない関係ですね。



医療費控除、セルフメディケーション税制、必要経費など領収書(レシート)は必需品です



でも、キチンと領収書について理解しているといえば、答えはNOでしょう。



そこで税務署から見た領収書について知られざる真実を明かしていきます。









コクヨの領収書は水面下で税務署とタッグを組んでいる


確定申告で必要経費が多い方が節税効果は抜群ですが、それを水増しするために領収書を偽造したいという誘惑にかられます。



そこで、コクヨの製品を用いたくなるでしょう。しかし、新たに製品を購入して、過去の日付領収書を偽造しても、税務署は簡単に見破れます



コクヨの領収書には製造番号が記載されているので、製造日より古い日付はあり得ないからです





領収書は筆跡までチェックされる


税務署なら領収書の筆跡は必ずチェックします。でも、筆跡は意外な盲点です。



その証拠に日本郵便のように領収の支払先が空欄の部分に、自分の名前を補う方がいます。本人は空欄ではいけないと思い込んでいますが、それは正反対です。



自分の名前を補えば、税務署は必要経費を水増ししていると疑います。本人の筆跡が残っているから当然です。したがって、領収書に支払先に手を加えるのは厳禁です





パソコンで入力された領収書の場合


パソコンで領収書を作成すれば、筆跡は残りませんし、コクヨのように製造番号もありません。



それでも、税務署の目は誤魔化せないと思った方が無難でしょう。紙は時間が経てば黄ばみが出てきます



古い日付なのに、紙が新しければ、税務署は不自然に思うでしょう



そして、権限を行使して本当に必要経費かどうかを調べる可能性があります。要するに税務署は領収書の黄ばみまでチェックします





領収書のチェックポイントは筆跡や黄ばみだけでない






納税者の商慣習と照らし合わせて、領収書の金額が不自然なら税務署は見逃しません



昔、こんなことがありました。20名前後の飲み会で、割り勘なのに領収書は1枚で、あたかもその納税者が負担したように必要経費に計上しました。



項目は交際費になりますが、普通の居酒屋で20名分の金額を単独で支払うことは常識的にあり得ませんね。当然、目を付けられるでしょう。





最後に


税務調査で調査官から、領収書をみれば本当か水増ししたものなのかはすぐに見破れると聞きました



調査官自身は経験豊富で、税務署も長年のノウハウが蓄積されています。領収書があれば必要経費に計上できるという短絡的な考えは通用しません。(執筆者:阿部 正仁)



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