受験シーズン真っただ中、嬉しい知らせに喜んでいるご家庭も多いことでしょう。
ところが、頭が痛いのは教育費です。
塾代や受験料などに予想以上の費用がかかり、入学金を支払うだけの現金が不足してしまうことも。
慌ててカードローンを利用したという方もいるのではないでしょうか。
即日融資を受けられるカードローンは助かりますが…
カードローンは金利が高く、大きな幅がある
入学金は手続き締め切り日までに支払わなければならないので、担保の必要がなく、即日融資を受けられるカードローンを利用できると助かることでしょう。
しかし、その金利は高くなりがちです。
銀行系カードローンにしても、消費者金融系カードローンにしても、金利は1%~18%程度が多く、大きな幅があります。
どれだけの金利が適用されるのかはケースバイケースですが、特に初めて借り入れをした方は高い金利になっているのではないでしょうか。
金融機関の教育ローンの金利は低めだが、融資を受けるまで時間がかかる
一方、金融機関の教育ローンの金利は1%~4%程度ですが、こちらは教育費の支払いに使うことを証明する必要があるため、入学金納付書などの書類が必要になり、融資を受けるまでに数日かかります。
それでも、金利が低いのは大きなメリットです。
例えば、100万円を借りて1年間に支払う利子は、金利が12%であれば12万円ですが、3%では3万円ですみます。
返済期間が長くなるほど支払う利子も増えるので少しでも金利の低いところから借りた方が有利です。
すでに支払った後でも借り換えできる金融機関がある!
既に支払ってしまった教育費についても教育ローンを利用できる金融機関が増えています。
住信SBIネット銀行のように支払いから3か月以内まで対象になるところもありますが、2か月以内、1か月以内のところが多いので、基本的には1か月以内に借り換えることをおすすめします。
また、国の教育ローンも、入学資金については入学した翌月末まで申し込み可能です。
教育ローンを利用する時にも、いくつかの金融機関を候補にあげて比較してみましょう。
住宅ローンを借りている金融機関で教育ローンを借りると金利を優遇してくれる場合もあります。(執筆者:森田 和子)