
日本の給料は他国に比べて低いと言われる中、富とお金のメンタルトレーナーである三凛さとし氏が、20歳以上70歳未満の有職者全国461人を対象に「現在の収入への不満と収入を上げる行動」についてアンケート調査を実施しました。この調査は、合同会社serendipityが調査機関Freeasyを通じて行ったものです。

調査結果によると、8割以上の人が「現在の収入・お金に不満」を感じており、特に50代では93.8%が不満を抱いています。年代別に見ると、20代と30代は「年収が少ない」、40代と50代は「物価高」、60代は「老後資金が心配」といった不満が多く見られました。

一方で、「収入アップしたい」と答えた人は9割弱に達するものの、その半数以上が「何もしていない」と回答しています。特に50代・60代では「収入アップのために何もしていない」と答えた人が60%を超えており、行動に移すことに対して消極的な傾向が見られます。

この現象は、日本の雇用文化や心理的な要因と密接に関係している可能性があります。
日本では終身雇用の文化が根強く、転職や昇進の機会を積極的に探す人が少ない現状があります。また、副業や投資に対する抵抗感も強く、「リスクが高い」「知識がない」といった理由で避ける傾向があります。

海外では、自己投資や副業が当たり前とされる国も多く、例えばアメリカやカナダでは転職をキャリアアップの手段として活用し、積極的に収入を上げています。日本人がより貪欲に収入アップを目指さなければ、世界の中での競争力をさらに失ってしまうでしょう。
収入を増やすためには、副業を始めたり、投資を学んだり、スキルアップを意識することが重要です。
まずは小さな一歩から始めることで、行動を起こし、結果として収入も増えていくはずです。今こそ、日本人一人ひとりが貪欲に未来を切り開く意識を持つことが求められています。
