冬の行楽・帰省シーズンが近づいてきました。
「ちょっと高いけれど、楽で便利な新幹線で行こうか、節約のために車で行こうか」
などと検討中の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
東京–大阪間の移動は、日頃から人の往来が多いルートです。
移動手段としては、短時間で済む新幹線と、費用を抑えられる車がよく比較されますが、どちらにメリットがあるかは移動の目的や家族構成によって変わってきます。
この記事では、東京–大阪間の移動について、大人1名から家族旅行まで5つのパターンで交通費を比較し、それぞれのメリットやデメリットについてまとめました。
新幹線料金やガソリン代、高速料金の最新データを基に計算しています。
比較条件
大人1名：14,720円
子ども1名（小学生以下）：7,350円
燃費：15km/L
ガソリン代：172.1円/L
高速料金：10,840円（ETC通常料金）
比較：大人1名の場合
合計 | ||
電車 | 新幹線料金：14,720円 × 1 | 14,720円 |
車 | ガソリン代：約5,737円（500km ÷ 15km/L × 172.1円） 高速料金：10,840円 | 約16,577円 |
電車の方が約1,800円安いです。
車だと約6時間、新幹線なら約2時間30分で到着します。
時間も費用も少なく済むので、1名での単独移動であれば新幹線がよいでしょう。
比較：大人2名の場合
合計 | ||
電車 | 新幹線料金：14,720円 × 2 | 29,440円 |
車 | ガソリン代：約5,737円（500km ÷ 15km/L × 172.1円） 高速料金：10,840円 | 約16,577円 |
車の方が、約12,900円安く済みます。
時間はかかりますが、浮いたお金で観光したり、道中のグルメを楽しんだりというのも旅の楽しみかもしれません。
大人2名の旅であれば、そのような判断も一つだと思います。
比較： 大人1名＋小学生1名の場合
合計 | ||
電車 | 新幹線料金：14,720円（大人） + 7,350円（子ども） | 22,070円 |
車 | ガソリン代：約5,737円（500km ÷ 15km/L × 172.1円） 高速料金：10,840円 | 約16,577円 |
車の方が、約5,500円安くなりますが、大人1人で子どもをケアすることを考えると、運転にパワーを割かずにすむ電車での移動が便利かつ安全かもしれません。
比較： 大人2名＋小学生1名の場合
電車 | 14,720円 × 2（大人） + 7,350円（子ども） | 36,790円 |
車 | ガソリン代：約5,737円（500km ÷ 15km/L × 172.1円） 高速料金：10,840円 | 約16,577円 |
車の方が、約20,200円も安くなります。
いっしょに移動する人数が多くなればなるほど、コスト面での車移動のメリットが光ります。
比較：大人2名＋小学生2名の場合
電車 | 新幹線料金：14,720円 × 2（大人） + 7,350円 × 2（子ども） | 44,140円 |
車 | ガソリン代：約5,737円（500km ÷ 15km/L × 172.1円） 高速料金：10,840円 | 約16,577円 |
車の方が、約27,500円安くなります。
同行人数が多いと荷物が多くなりますが、車なら問題なく対応できるという利点があります。
コスト、時間、移動中の快適度
東京–大阪間の移動手段は、家族構成や旅行の目的によって適した選択が変わってきます。
新幹線は圧倒的に短時間で移動できますが、家族の人数が増えるほど、車の経済的なメリットが大きくなります。
特に子どもがいる場合、電車はどうしても割高になりやすいです。
車は休憩の自由度が高いのもメリットです。
車移動は道中で観光やグルメを楽しむという自由なプランも立てやすい一方、新幹線なら乗っている間に仕事や読書など自分の時間を有効活用できます。
どちらが向いているかは、コスト、時間、そして移動中の快適さや自由度をどう重視するかによります。
費用を重視するならほとんどの場合車、時間や快適さを優先するなら新幹線がおすすめです。
次の旅行計画を立てる際の、検討材料にしてみてください。
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