株式会社シンクロ・フードが運営する「飲食店ドットコム」は、飲食店経営者を対象に冬対策に関するアンケート調査を実施しました。
調査結果から、冬メニューの提供状況や売上動向、予約状況に関する興味深いデータが明らかになりました。
冬メニューの提供状況
調査によると、飲食店の約77%が冬専用メニューを提供しており、最も多いのは「旬の食材を使った料理」(26.4%)と「煮込み料理」(24.3%)でした。
一方で、23.7%の飲食店は特に冬メニューを設けていないと回答しています。また、24%の飲食店が2024年の冬メニューの提供開始時期を昨年より遅らせており、これは11月の気温が高かったことが影響していると考えられます。
売上と天気予報の関係
気温が下がる日の売上については、「特に変わらない」(43.9%)と「売上が下がる」(43.0%)がほぼ同数で、売上が上がると答えたのはわずか7.4%でした。
さらに、60%の飲食店が天気予報を営業計画に活用していないことが明らかになりました。
冬の予約状況と対策
年末年始の予約状況については、42.1%が昨年と同程度と回答し、22%は不調としています。好調な店舗は「団体客の予約が戻った」などの理由を挙げ、不調な店舗は「景気が悪い」などの要因を指摘しています。対策としては、メニューの充実やSNSでの告知、イベント開催などが挙げられました。
冬の節電・空調対策
電気代の高騰に対する対策としては、ひざ掛けの用意やカーテンの厚化、サーキュレーターの使用などが行われています。これらの工夫により、店内を暖かく保ちながら節電を図っています。
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