共働き夫婦における家事分担の理想は「5:5」とされる一方、実際には女性が多くの家事を担っていることが明らかになりました。家事分担に対する満足度や負担の感じ方にも男女で大きな差があり、家事の負担を軽減するための便利家電が注目されています。
共働き夫婦の家事分担に関する意識調査2024が行われ、家事分担の現状と理想のギャップが浮き彫りになりました。
調査によると、女性の約68%が家事の7割以上を担当していることが判明しました。
理想の家事分担割合としては、男女ともに「5:5」が最も多く選ばれましたが、実際には女性の負担が大きいことがわかります。
家事分担に対する満足度にも男女で大きな差が見られ、男性の約86%が現在の家事分担に満足しているのに対し、女性は約54%にとどまります。
この差は、家事の負担を感じる割合にも反映されており、女性の多くが「料理」に最も負担を感じていることが明らかになりました。
家事分担のルールを決めている夫婦は全体の約3割に過ぎず、7割以上の夫婦はルールを設けていないことがわかりました。
ルールを決めている夫婦の中では、「お互い得意な家事を担当する」という方法が最も多く採用されています。
また、家事の負担を軽減するために購入された便利家電として、1位「ロボット掃除機」、2位「食器洗い乾燥機」、3位「電気ケトル」が挙げられました。
これらの家電は、家事の効率化に寄与し、特に女性の負担を軽減する役割を果たしています。
この調査は、2024年9月にオンラインで実施され、共働きの既婚男女673名が回答しました。調査結果は、家事分担における男女の意識の違いや、家事負担を軽減するための工夫が必要であることを示しています。
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