セブンカード・プラスというカード、決して派手な存在ではなかったのですが、今回劇的に変わります。
ようやくという気もしますが、セブン-イレブンにおいて、系列のカードがようやくNo.1になったのです。
名実ともに全国区のカードになります。
実質生まれ変わったと言っていい、セブンカード・プラスをご案内します。
セブンで最強へ、セブンカード・プラス
2024年11月1日から、セブンカード・プラスをセブン-イレブンで決済するとポイント大幅アップとなります。
・ セブン-イレブンの利用金額に対する10%ポイント還元
・ カードをセブン銀行引落しにしている場合、1%プラス
10%には、セブンマイル(7iDで付与)の0.5%が含まれています。
カードの元自体は9.5%です。
セブン-イレブンで大きな還元を受けるためには、セブンカード・プラスの7iD連携が必須の点ご注意ください。
7iD連携の最も簡単な方法は、「セブン-イレブンアプリ」をインストールして登録することです。
11月から、アプリでクレジットカード連携が可能になるものと思われます。
10月までのセブン-イレブン最強カード
現在、セブン-イレブンで還元率の高いカードは、セブン系列ではない次の2枚です。
・ 三菱UFJカード(5.5%以上)
他にはセブン-イレブンアプリと連携でき、頻繁にクーポンが出ているPayPayが強い決済と言えるでしょう。
2枚のカードについては、いずれもさらにポイントを上げる方法はありますが、基本還元率での比較でいうと、今後常に9.5%(セブンマイル除く)のセブンカード・プラスに分があります。
セブンカード・プラスのセブン-イレブンにおける従来のメリット
セブン-イレブンで劇的なポイントアップになるセブンカード・プラスですが、10月まではおいては前述の3決済に比べたとき、実にささやかなメリットしかありませんでした。
系列だから最もお得に違いないと誤認している人も多いのではないでしょうか。
実際は次の程度です。
・ ポイント倍(還元率1.0%に過ぎない)
・ 対象品購入ボーナス(ただしセブンカード・プラスではなく電子マネーnanacoのメリット)
・ セブン-イレブン店頭ではnanacoで公共料金・税金・代行収納が支払える。ポイントはつかないが、セブンカード・プラスからnanacoにチャージする際0.5%がたまる
・ たまに開催されるJCBの20%還元キャンペーン(系列カードであることはまるで関係なく、JCBブランドだから対象になっているに過ぎない)
セブン店頭のnanaco払いや、JCBの還元など、非常に地味な活用機会が多かったのです。
筆者は三井住友カードスマホタッチ決済が10.0%還元のため、今後もセブン店頭でセブンカード・プラスは使いません。
地味なメリットも役に立つので、今後も活用し続けます。
セブンカード・プラスのセブン-イレブン以外における従来のメリット
これまでのセブンカード・プラスは、セブン-イレブンよりイトーヨーカドーのためのカードでした。
イトーヨーカドー(ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライスでも)では次のメリットがあります。
・ ポイント倍(1.0%)
・ 8日、18日、28日のハッピーデーでは5%オフ
・ 年間100万円利用で3,000ポイントボーナス
・ 年間150万円利用で1万ポイントボーナス(以下100万円ごとに1万ポイント)
年間利用ボーナスはスーパーでの購入金額によるものなので、JCB加盟店での購入は含まれません。
結局、最大のメリットは、月3回の5%オフです。
セブングループ再編、今後のスーパー部門切り離しにより、セブンカード・プラスのイトーヨーカドーにおけるサービスは、今後大きな変動が予想されます。
長期的に見れば、ハッピーデー割引がなくなる可能性もあるでしょう。
そうするとますますセブン-イレブンのためのカードとなります。
nanacoチャージのメリット
電子マネーnanacoにチャージしてポイントがたまるクレジットカードは現在非常に少なくなっています。
Apple Payのnanacoにチャージできる一部のカードを除けば、新規で持てるカードではほぼセブンカード・プラスが唯一となっています。
もっとも還元率は「チャージ … 0.5%」「nanaco利用 … 0.5%」なので、Wポイントといっても、特にグループ内ではそれほど大きなものではありません。
ただしセブン-イレブン店頭でのnanacoは、税金・公共料金・収納代行などで非常に役立ちます。
QRコード決済での税金・公共料金支払いが便利になった昨今も、収納代行についてはnanacoが圧倒しています。
セブンカード・プラスの概要と入会キャンペーン
セブン-イレブンのヘビーユーザーにとっては、セブンカード・プラスは重要なカードに格上げされました。
入会キャンペーンをご案内します。
2024年10月現在実施のものは通年開催のキャンペーンで、最大3,100円相当です。
始まったばかりなので、待っていてもこれ以上大きなキャンペーンにはなりそうにありません。
現在のセブンカード・プラスのブランド
以前はVISAブランドもありましたが、現在のセブンカード・プラスはJCBブランドのみです。
JCBオリジナルシリーズに準じたキャンペーン利用機会が意外と多いのはメリットです。
明細確認等は、オリジナルシリーズと同じ「My JCB」でおこないます。
セブンカード・プラスはタッチ決済内蔵です。
それから、「nanaco一体型」「nanaco紐付型」の2種類があります。
nanacoモバイル以外使いたくない場合は、紐付型を選びましょう。
一体型の場合、nanacoモバイルを利用するとnanacoポイントと残高がモバイルとカード本体、2種類に分散してしまうデメリットがあります。
具体的には、カード利用によるnanacoポイントは一体型nanacoのものであり、モバイルのほうはnanacoモバイル利用だけでたまります。
ただ、5万円を超える税金を支払う際など、nanacoが2種類あるおかげで助かることもあります。一概にどちらがいいとはいえません。
入会キャンペーンの概要
2024年10月現在実施のセブンカード・プラス入会キャンペーンです。
・ 入会時銀行口座オンライン設定 … 1,000
・ スマリボ(全リボ払い) … 1,000
・ キャッシング枠設定 … 500
・ セブン銀行に口座設定 … 500
・ メールマガジン登録 … 100
筆者はリボ払いキャンペーンには日常的に取り組んでおり、このセブンカード・プラスでも夏にスマリボキャンペーンに挑み、5,000ポイント得ました。
ですが、入会時のスマリボはおすすめしません。
1,000ポイントでは、割が合わないでしょう。手数料で損する可能性が大です。
キャッシング枠も、おすすめしません。そもそもクレジットカードのキャッシング枠全般をおすすめしていないのです。
キャッシング枠を設定しておいてキャンペーン報酬を得たらキャッシング解約、というのは筆者もよく使う手段ですが、500ポイントでは手間に比べてややもの足りません。
というわけで、オンライン口座設定とメルマガ登録だけでは、1,100ポイントにしかなりません。
キャンペーン狙いで加入するような内容ではありません。
セブン-イレブンで積極的に使いたい人だけ加入するといいでしょう。
生まれかわったセブンカード・プラス、セブン派は11月からフル活用してください。
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