「プライオリティ・パス」は、世界中の空港ラウンジを無料で利用できるサービスです。
通常は決して安くない年会費が必要ですが、一部クレカでは無料で登録できます。
そんな美味しいサービスを維持するのは結構大変なようで、各社とも変更が目立ちます。
【エポスカード】デジタル会員証に変更
≪画像元:エポスカード≫
エポスプラチナカードでは、プレステージ会員(通常年会費469米ドル)に無料で登録できます。
9月10日より、プラスチックカード(プライオリティ・パスメンバーズシップカード)からデジタル会員証に変更されました。
エポスNetよりプライオリティ・パスの会員専用サイトにアクセスし、アプリをダウンロードすればデジタル会員証を発行できます。
発行済みのプラスチックカードは有効期限まで利用可能です。
(11/1より)同伴者料金も変更
≪画像元:エポスカード≫
エポスプラチナカードの家族カードでプライオリティ・パスを発行することはできませんが、本カード会員の同伴者もラウンジを利用できます。
同伴者料金は、プライオリティ・パスの種類によって異なり、11月1日以降は以下のように変更されます。
・プラスチックカード:29米ドル(エジプトのみ35米ドル)→国ごとに料金が異なる
・デジタル会員証:35米ドル
【楽天カード】(来年1月より)デジタル会員証に変更
≪画像元:楽天カード≫
エポスカードと同様、楽天ブラックカード・楽天プレミアムカードも、2025年1月よりデジタル会員証に変更されます。
2025年1月以降に会員証の発行を希望する人は、「楽天e-NAVI」にてデジタル会員証の発行手続きをしてください。
なお、現行の会員証は2025年2月頃をもって利用できなくなります。
【JCB】(10/31より)ラウンジ以外の国内利用が対象外に
≪画像元:JCB≫
JCBザ・クラス会員、プラチナ、ゴールド ザ・プレミアは、プレステージ会員に無料で登録できます。
プライオリティ・パスの利用対象施設が変更されます。
現在は、プライオリティ・パス社が提供する国内・日本国外のすべての提携施設が利用対象です。
10月31日20時以降は、プライオリティ・パス社が提供する国内の「ラウンジ」施設、日本国外のすべての提携施設が利用対象と変更されます。
国内の「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等に該当する施設は利用対象となりません。
【MUFGプラチナ・アメックス】ラウンジ以外の国内利用が対象外に
≪画像元:三菱UFJニコス≫
MUFGプラチナ・アメックスは、プレステージ会員に無料で登録できます。
しかも、本カード会員だけでなく、家族カード会員でも発行できるのです。
こちらのクレカも、10月1日以降は国内の「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等に該当する施設は利用対象となりません。
(12/2申込分より)デジタル会員証に変更
≪画像元:三菱UFJニコス≫
12月2日申込分より、三菱UFJのプライオリティ・パスは提供方法が「プラスチック型→デジタル会員証」に変更されます。
2025年1月31日で保有中のプラスチック型プライオリティ・パスは、有効期限にかかわらず2025年2月1日以降は利用できません。
12月2日以降、デジタル会員証の申込がネットからのみ可能となりますが、詳細な申込方法はMUFGカードWEBサービスログイン後に確認してください。
同伴者料金も改定
デジタル会員証に変更後、同伴者料金も改定されます。
プラスチック型では、1名3,300円だった同伴者料金が、デジタル会員証では1名35米ドルに変更されます。
1ドル=100円を下回る円高でない限りは、値上げですね。
利用代金の円貨への換算は、アメックスの利用データ処理日に指定した適用レートで行われます。
そのレートには、アメックスが定めた2%の外貨取扱手数料が含まれます。
サービス改悪が目立つ
ここのところ、プライオリティ・パスではサービスの改悪が目立ちます。
各種料金を円建て→米ドル建てに変更するのは、不安定な為替相場のためです。
ラウンジ以外の飲食店利用でコストが膨らんでいるため、ラウンジ利用に限定されるカードも少なくありません。
デジタル会員証への変更は利便性向上にはなるでしょうが、コストカットもあるでしょう。
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