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マイナンバーカードと運転免許証と一体化【2025年3月~】5つの便利ポイントと心配点とは


マイナンバーカードと運転免許証と一体化【2025年3月~】5つの便利ポイントと心配点とは

警察庁は、2025年3月24日よりマイナンバーカードと運転免許証が一体化されると発表しました。

デジタル推進として、これまで健康保険証がマイナンバーカードと一体化しさらに実用化が進んでいますが、今度は運転免許証が一体化されることになりました。

デジタル化で便利になる点もありますが、マイナンバーカードはわかりにくい点や、未だに申請などアナログな部分も多く、一概にすごく便利なアイテムというわけでもないのが現状ではないでしょうか。

ここでは、マイナンバーカードと運転免許証と一体化の概要と5つの便利ポイント、そして心配点をご紹介します。

マイナ免許証が2025年3月24日から申請可能となります

一体化で便利になる点

まずは一体化で便利になる点です。

1. 所持するカードが1枚に集約

マイナンバーカードと運転免許証が一体化することで、所持するカードが減り、管理がしやすくなります。

2. 新規で運転免許証を取得する際の発行料が減額

現行の発行手数料は2,350円ですが、マイナンバーカードと一体化した際は1,550円になり800円減額になります。

3. 運転免許証の更新料がお得に

これまで運転免許証の更新料は2,500円でしたが、マイナンバーカード+運転免許証の一体化した場合2,100円になります。

ただし、所持しているカードの状態によって更新手数料は3パターンに分かれます。

  • 運転免許証のみの場合:2,850円

  • マイナンバーカードと運転免許証が紐づいていない2枚持ちの場合:2,950円

  • マイナンバーカードと運転免許証が一体化している場合:2,100円

4. 運転免許更新時の講習が一部オンラインで受講可能に

優良・一般のみ、講習手数料200円になります。受講が簡略化し、受講料の価格も安価になります。

5. 引っ越しによる転居の住所変更の手間が軽減化

現在、引っ越しした場合は、マイナンバーカードは自治体へ、免許証は免許センターなどにそれぞれ届け出する必要があります。

一体化することで、今後は自治体への届け出をすることで免許証も同時に変更することが可能になります。

申請場所

マイナ免許証は、免許センターや一部警察署などで申請可能です。移行は任意で、従来の免許証は引き続き利用・更新できます

マイナ免許証は、運転免許センターや警察署で申請できる

マイナンバーカードの見た目の変更点

運転免許証と紐づけしても、マイナンバーカードに免許書番号や有効期限、免許の種類など、現在免許証に表記されている情報がマイナンバーカードに印字されることはありません

健康保険証のときと同様に、紐づけしたからといって、マイナンバーカードの見た目は変わらないことになります。

免許証情報は印字されませんが警察官などが、運転免許証の表記内容の確認が必要な場合、専用端末で読み取ることになります。

マイナ免許証を紛失した場合の懸念・心配点

マイナンバーカードを紛失した場合、再発行までに約1~2か月(自治体により期間は異なる)と、受取までに長期間の時間を要します。

マイナ免許証を紛失した場合、まずはマイナンバーカードを紛失したときと同様に自治体に再発行手続きを実施。

その後、マイナンバーカードが発行されて手元に来てから、運転免許証との紐づけ手続きをするという2段階手続きが必要となります。

この場合、マイナンバーカードの再発行が完了していないと、免許証は持っていない状態となります。

仕事などで運転が必要な職種など免許証が必要な場合、運転免許証再発行までに1カ月以上かかってしまうのは問題です。

そのための応急処置として、従来の運転免許証を単体で再発行が可能で即日発行ができるということです。

ただし、この応急処置をした場合は、臨時ではあるものの結局カードが2枚になる期間があるということで、利便性はどうなるのかという点は疑問が残ります。

マイナンバーカードの安全性

マイナンバーカードはカード自体に情報が入っているわけではなく、各データベースと個人を紐づける「鍵」のような作りになっています。

そのため、紛失したからといって、カード自体を解析してカード本体から情報を抜き取ることはできない仕組みになっています。

紛失手続きは24時間365日申請できるので、緊急事態の際は慌てずに手続きを進めることが重要です。

マイナンバーカードの紛失手続きは24時間365日行える

マイナ免許証の今後

デジタル推進施策として、推し進められているマイナンバーカードが健康保険証に続き運転免許証も一体化するということで、細分化されていた証明証がさらにマイナンバーカードに集約されます。

手数料の減額や書面や手続きの軽減など、利用するという表向きメリットは増えました。

一方で紛失やマイナンバーカードとの紐づけの手続き、対面での更新作業など、利用シーン以外の部分はまだアナログかつ長期的なことも多く、全面的に利便性が向上したのかという点では、まだ心配点も多いです。

マイナ免許証の正しい知識を事前に調べておき、紛失時の対応、免許証の更新や引っ越しなど情報の変更があった場合の申請などに正しい対応ができるよう、事前準備をしておくと安心です。

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