株式会社リクルートの外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しています。
今回は「おにぎり」について、20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施した結果をレポートします。
調査結果によると、「今後、よりおにぎりを食べたい」と回答した人は全体の約7割に達しました。
具体的には、「そう思う」と答えた人が23.9%、「どちらかというとそう思う」と答えた人が45.4%で、合計69.3%となりました。
また、「おにぎりの好きな具」についての質問では、1位が「鮭」で53.8%、2位が「ツナマヨ」で45.0%、3位が「辛子明太子・焼き明太子」で36.7%という結果になりました。
特に「鮭」は全国的に高い支持を受けており、地域別でもほとんどの地域で1位となっています。
地域別の結果を見ると、中部地方では「ツナマヨ」が45.5%で「鮭」を僅差で上回り1位となりました。
これはツナの原料となるカツオ・マグロの水揚げ量が多い港があることが影響していると考えられます。
また、北海道・東北地方では「鮭」が64.4%と最も高い支持率を得ており、2位には全国で8位の「いくら・すじこ」が52.9%でランクインしました。九州地方でも地元の名産品が高い支持を受けており、3位の「辛子明太子・焼き明太子」が46.1%、6位の「高菜漬け」が31.4%という結果になりました。
おにぎりを選ぶ際の重視ポイントについても調査が行われました。1位は「具がおいしい」で58.1%、2位は「価格(コスパ)が良い」で53.2%と、いずれも半数以上の人が重視していることがわかりました。その他のポイントとしては、3位「米の品質」32.1%、4位「全体のバランス」28.8%、5位「具が多い」27.5%が続きました。
『ホットペッパーグルメ外食総研』の研究員である田中直樹氏は、「おにぎりは定番でなじみ深い具が根強い人気を持っている」とコメントしています。
最近では、焼肉やチーズなどの目新しい具材やアレンジおにぎり、人気店とのコラボおにぎりも話題になっています。
今回の調査は、2024年7月5日から7月6日にかけてインターネットリサーチで実施され、全国の20代~60代の男女1,035人が対象となりました。調査結果は、地域ごとの食文化や嗜好の違いを反映しており、今後の外食トレンドを探る上で貴重なデータとなるでしょう。
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