子どものいるご家庭に、朗報です。
児童手当は2024年9月現在、子どもが中学卒業する3月まで受給できる制度ですが、10月から大きく改定されます。
対象年齢が引き上げられ、所得制限が廃止されます。
簡単に言えば、子育て世代に臨時収入が得られる機会が増えるということです。
確実に子どもたちの暮らしに役立てるために、4つの変更点と注意点を合わせてご紹介します。
変更点1 高校卒業まで支給延長!
最も多くの方に影響がありそうなのがこちら、児童手当を受給できる年齢が高校生年代まで延長されます。
高校生年代とは、18歳に達する最初の3月までです。
これまでは中学卒業まででしたので、これから該当される年齢になる子どもは、3年分支給額が増えます。
変更点2 所得制限の廃止
9月までは子どもがいても、所得により対象から外れてしまうご家庭がありました。
ところが今後は所得制限はなくなり、対象年齢の子どものいるご家庭は全て、支給されることになります。
ただし現在受給していない方は、申請が必要ですので忘れないようにしてください。
変更点3 第3子以降の支給額が増える!
子どもを多く抱えるご家庭に対しても、見直しがあります。
こども3人以上の手当の月額は、3万円に増額です。
子どもの数え方についても「第1子は高校生年代まで」というカウント方法から、進学か否か、同居か別居かにかかわらず、親等の経済的負担がある場合は、22歳年度末までが第1子となります。
画像元:こども家庭庁「「第3子以降」のカウント方法について(pdf)」
変更点4 支給時期が年6回へ
手当の支払いは年3回(4か月分)から、毎年偶数月の年6回となります。
それぞれの前月分まで(2か月分)支給されます。
活用の計画が立てやすくなりますね。
以下の表は、新見市がまとめた制度改正前と10月以降の比較表です。
わかりやすくまとめられているので、参考にしてください。
画像元:新見市「児童手当の制度が改正されます」
【見逃し厳禁!】申請しないと受給できない人
10月からの制度改正の対象者の中には、手続きを行う必要がある方がいらっしゃいます。以下の方は特にご注意ください。
現在、所得上限の超過により児童手当・特例給付を受給してない
高校生年代の子のみを養育している
多子世帯で22歳年度末までの上の子がいる
提出書類に関するわかりやすい図表も、新見市から公開されています。
画像元:新見市「児童手当の制度が改正されます」
不明点は市町村窓口に
政府広報オンラインによると、
「2025年3月31日までに申請すれば、拡充分の児童手当を2024年10月分から受給することが可能です。」
とはありますが、提出期限を令和6年9月30日としている市町村もあります。
スムーズに受給ができるように、準備を行ってください。
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