筆者は「隠れマイラー(筆者の造語)」です。
共通ポイントやエポスポイント等、有効期限のないポイントを大きくためて、最終的に航空会社のマイルに替えることを目論んでいます。
陸マイラーの一種ですが、航空系クレジットカードは用いません。
年会費等の費用の掛からない隠れマイラーのほうが、現代では優れていると考えています。
日々の活動の成果で、特にVポイントとエポスポイントが大きくたまり、夫婦で海外旅行ができる程度のポイントがたまっています。
すぐ行く予定はないので当分ため続けますが、ひとつ別の最終利用方法を思いつきました。
夫婦で使うのではなく、成人した子供へのプレゼントとしても、有意義に思えるのです。
マイルを直接譲るというのは「家族合算」がある程度で、基本的には方法がありません。ですが隠れマイラーの筆者は、もともとマイルとしてはほとんど持っていません。
豊富な共通ポイント等を譲れば、マイルをプレゼントしたのと同じこととなります。
共通ポイント等の譲渡についてご案内します。
各ポイントの譲渡の可否と譲渡可能範囲
共通ポイント等それぞれについて、譲渡できるかどうか、そしてできる場合の方法を見ていきます。
楽天ポイントは譲渡不可
現在楽天ポイントは、他人に送る方法がありません。
楽天キャッシュなら他人に送金できますが、これはチャージして作る電子マネーであって、ポイントではありません。
参照:楽天
PayPayポイントも譲渡不可、マイル移行不可
PayPayポイントは他人に送れません。
PayPayマネー、PayPayマネーライトは送金可能ですが、これもポイントではありません。
PayPayポイントはそもそもマイルに交換するルートがありません。
参照:PayPay
Vポイント
旧Tポイントと旧Vポイント(三井住友カードのポイントプログラム)が統合した新生Vポイントは、ため続けている限り失効しません。
マイル(ANA)をためるには重宝します。
2024年8月現在は、WAON POINTと相互交換できるので、JALへのルートも開通しています。
さて、Vポイントは2親等の家族に譲渡できますが、条件があります。
参照:三井住友カード
三井住友カード会員に限る
旧Tポイントには、譲渡機能はありませんでした。
現在のVポイントが譲渡できるのは、三井住友カードの機能です。
そして送る側、もらう側がそれぞれ三井住友カードの会員(家族カードでなく、本カードを持っていること)であり、さらに家族ポイントとして登録されている必要があります。
譲渡対象は家族ポイント登録会員
三井住友カードは、コンビニや飲食店にポイントアップ店舗があり、スマホタッチ決済により7~20%の還元があります。
このうち最大5%は、家族ポイントとしてのポイントアップです。
2親等以内の三井住友カード(本カード)会員相互を家族ポイントに登録すると、最大5%(5人登録の場合)のポイントアップがあります。
家族ポイント会員相互では、公式サイト、アプリでVポイントを1ポイントから贈り合うことが可能です。
私の場合はこうしてVポイントを譲渡する
筆者の息子はまだ三井住友カードを持っていません。
高校卒業後に所有し(三井住友銀行一体型のOliveがなおよい)、家族ポイントに息子を登録すれば、筆者の持つVポイントを譲渡できることになります。
結果、未来のANAマイル(WAON POINTルートが残っていればJALも)を譲渡可能です。
交換レートは1ポイント=0.5マイルです。
なお家族ポイントの登録がひとり増えると、現在コンビニやドトール、すかいらーく、すき家等で加算されるポイントが1%増えるメリットもあります。
dポイントは誰にでも送れる
dポイントは、家族に限らず誰にでも送れます。
d払いアプリで使える送金機能で、残高だけでなくdポイントも送れるようになっています。
dポイントは他の共通ポイントと違い、4年の期限で失効します。
それでも4年の期間を利用し、大きくポイントをためてJALマイルに移行できます。
マイル交換率は1ポイント=0.5マイルです。
参照:dポイントクラブ
家族の場合、ポイント共有グループにしていれば誰でも使える
dポイントの場合、代表者がドコモ会員であれば、家族でポイント共有グループを作れます。
この場合、送る以前にdポイントが家族の誰でも使える状態になっており、家族の誰かが自身のJALマイルに移行することもできます。
参照:ドコモ
Pontaポイントはau会員家族間のみ可
Pontaポイントは、auやUQモバイル会員で、請求書がまとまっている家族間のみで譲渡可能です。
送る側、もらう側ともに「au IDとPonta会員IDの連携をしている」(あるいは、ともに連携していない)必要があります。
参照:au
Pontaポイントも、ためる(または使う)限りは失効しません。
1ポイント=0.5マイルで、JALマイルに移行できます。
WAON POINTも譲渡可能だが、dポイント移行が便利
WAON POINTはイオンカード等の利用でたまるポイントですが、このところ存在感を増してきました。
電子マネーへのチャージにしか使えない「電子マネーWAONポイント」と区別しましょう。
WAON POINTは、家族それぞれがsmart WAONウェブ登録すると、誰かひとりにまとめることができます。
これは「まとめ」であり、譲渡ではありません。
譲渡したいときは、WAON POINTをdポイントに等価交換するのがおすすめです。
参照:WAON POINT
WAON POINTは有効期限2年ですが、dポイントに交換することで有効期限4年に伸びるのもメリットです。
2024年8月現在は、IAEONアプリを使ってWAON POINTをVポイントに移行することも可能です。
先に触れたように、Vポイントを譲渡する際には家族全員が三井住友カードの本カード会員である必要があります。
エポスポイントもゴールド以上なら家族でシェア可能
エポスポイントはエポスカードのポイントであり、共通ポイントではありません。
ですがゴールド以上の会員はポイント有効期限がなく、大きくためるのに便利です。
ANAマイルへの交換レートが1ポイント=0.6マイルと高いのもメリットです。
JALマイルへは1ポイント=0.5マイルです。
家族カードのないエポスカードですが、家族にエポスゴールドカード会員がいる場合、他の家族をゴールドカードに招待できます。
これで「エポスファミリーゴールド」としてグループになり、1ポイントから家族間でシェアできます。
参照:エポス
永久不滅ポイントもシェア可能
セゾンカード、UCカードのポイントプログラム「永久不滅ポイント」も、家族に合算できます。
同一住所で姓が同一、という縛りはあります。
参照:セゾンカード
家族に共通ポイントを送って、実質マイルプレゼントも可能
筆者の主たるポイント集積場所は、Vポイントとエポスポイントです。
息子には、三井住友カードとエポスゴールドカード(招待できる)を作ってもらえば、ポイントを譲れることがわかりました。
夫婦で使うのもよし、子供に譲るのもよしです。隠れマイラーの楽しみが増えました。
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