最近全国各地で地震や台風などが相次ぎ、防災に関する意識が高まっていると実感しています。
奇しくも9月は防災月間、今回は100円ショップ等で買えるお安い防災グッズなどではなく、自治体・組織が主導で進めている「お得に手に入る」防災対策をまとめたいと思います。
豆知識「9月1日は防災の日」について
毎年、9月1日は防災の日と国が制定していますが何故この日なのでしょうか。
それは1923年に起きた関東大震災や1959年に発生した伊勢台風などが原因で防災意識を高めようと、時の政府が閣議決定したことが理由とされています。
全国共通の防災の日に加えて、各自治体でも独自に設定した毎月〇日は防災の日、といった物もありますのでぜひご自身のお住いの地域での発信も探してみてください。
防災の日イベントで意識を高めよう!
≪画像元:ボーイスカウト日本連盟(pdf)≫
ボーイスカウト日本連盟とイオンモールでは防災をテーマにした「全国防災キャラバン」を47都道府県のイオンモール等で順次開催しています。
商業施設でのイベントという参加しやすい雰囲気・立地で防災意識を高める物であり、お子さんが居なくても大人だけでも参加は可能。特にロープ1本で梱包や荷物固定等を学べるロープワーク体験等がお勧めです。
6月からスタートしているため終わってしまった地域も多いですが、是非お近くの会場で開催予定でしたらお買い物のついでにこうした場で無料で、防災に関する知識や情報を取り入れてみましょう。
またローカルな地域防災イベント等も数多く開催されます。
こうした自治体・商店街などが主催のイベントの場合、非常食や携帯トイレなどを無料配布してくれるケースが多く購入するとそれなりの価格になる物がイベントをハシゴすればしっかり集まる事も。
イベントの開催告知などはインターネットでは急にUPされたり、地域の掲示板などでだけ公開される物も多いため9月1日が近づいたこの時期は周辺での情報収集に勤しみましょう。
本当に必要な防災グッズとは?
〇〇点入り!お得な防災リュック!などコスパが良さそうな商品もありますが、実際に必要な物は何かは、実は人によって違うのが答えなのです。
例えば赤ちゃんが居るご家庭であれば
・ 常温でも飲める缶入りミルク
・ 紙おむつ、ウェットティッシュ等
・ 使い切りの哺乳瓶
といった、お湯が使えない環境を想定した用意が必要になりますがこうした物はセットには含まれていませんので自身で購入・準備が必要なのです。
逆に高齢者・車いすをご利用の方が居る場合であれば
・ 車いす用レインコート
・ 携帯用トイレ
・ 大人用おんぶ紐
など普段であれば使わないが緊急時には必要な物が浮かんできます。
それなりに値段もしますし、在庫切れしやすい物でもありますので早めに用意しておきましょう。
ただし、購入ばかりではなくフリマアプリもお勧め。
赤ちゃんが成長したので不要になった、両親・祖父母が施設に入ったので不要になったなど理由があって手放す事になった防災用品も定期的に出品されていますので、期限などが無い商品であればお得に手に入るでしょう。
≪画像元:読売新聞≫
また東京都中央区では、2024年度内に防災用品を自身で選んで購入できるカタログギフトを今後配布予定とリリースがありました。
前述した通り、必要な防災用品には個人差がある事を意識した施策はとてもありがたいです。
文京区なども同様の動きがあり、ご自身の地域は予定があるか調べてみましょう。
実は補助金が出る! 防災用品をお得に買えるかも?
≪画像元:千代田区≫
こちらは東京都千代田区ですが、防災用品を購入する組織に対して購入費用の4分の3を補助金として交付する制度があります。
申請期限や申請元団体の指定がありますが対象であれば大変お得な内容となっています。
また個人でも受けられる補助金を用意している自治体も。
東京都渋谷区では家具転倒防止金具の購入費用を1万円まで補助してくれます。
こちらは組織ではなく、渋谷区内に居住し住民登録をしている個人が1回に限り受けられる制度となっています。
そのほか国分寺市や横浜市、などさまざまな自治体が独自の名目・目的で補助金が用意されていますのでぜひ調べてみてください。
お住まいの地域で確認しよう
残念ながら物価高の影響はこうした防災用品にも出ていますが、命を守るための物をケチってもいい事はありません。
せっかくなので、こうしたお得に用意できるチャンスがある防災月間を活かしてご自身・ご家族の安全のために動いてみましょう。
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