筆者は日々20%以上の大型還元を求めて東京中、そして神奈川にも出かけています。
大部分はPayPay等QRコード決済のキャンペーンですが、地域専用決済での還元を実施している自治体もあります。
板橋区の「いたばしPay」もこれで、筆者にはなじみのない存在です。
2024年8月の1か月間、「夏のいたPayまつり」ということで、いたばしPayで20%還元となります。
6月にも同内容で実施されていたので、今後も繰り返しあるでしょう。
参加しました。
最後の1週間となりましたが、上限に達していません。
まだ間に合う「夏のいたPayまつり」について紹介します。
画像元:いたばしPay
独自決済型還元と非住民との関係
PayPay等を使う還元ではなく、独自決済を使った還元も都内のあちこちでおこなわれています。
・いたばしPay
・ハチペイ(渋谷区)
・えどPay(江戸川区 ※常設の決済ではなく、デジタル商品券をQRコード決済化したもの)
・せたがやPay
地域独自決済には、PayPay等に比べて次のデメリットがあり、特に住民でない場合にこれが問題となります。
・還元されたポイントを、その地域で使わないとならない(ポイント消化のためにまた出かけなければならない)
・当該地域のためだけに、決済資金を用意しなければならない
・交通費が掛かるため、還元の効果が失われる
地域還元実施の際、地域住民から「区民の税金を他地域に還元するな」という声もよく聞かれます。
独自決済の場合だと、遠くから買い物に来る人への抑止力が働きやすいとはいえるでしょう。
特にいたばしPayの場合、工夫して次をクリアすれば他地域の住民でもメリットになると考えます。
・近隣の池袋など、繁華街に用事のある際足を延ばす
・JRや地下鉄の1日券を活用する
今回、筆者もこの方法論で板橋区に出かけます。
地域独自決済への参加自体は初めてではなく、2023年11月に「えどPay」に挑みました。
江戸川区には用はないものの、1日券を活用し足を延ばしています。
1万5,000円支払って得た1万8,000円のチャージ分を、もっぱら「コモディイイダ」でしっかり(無理せず)使い切りました。
この成功体験も活かします。
えどPayにはポイントはなく、残高にあらかじめプレミアがつく方式でした(デジタル商品券の独自決済化)。
夏のいたPayまつり概要
2024年6・7月は、隣接する練馬区でPayPay20%還元を実施しています。
これが終了すると、8月はいたばしPayの出番です。
いたばしPayの説明の前に、「夏のいたPayまつり」20%還元の概要を見てみます。
・期間…2024年8月1日から8月31日(予算達成による早期終了あり)
・還元率…20%(中小企業)、5%(大企業)
・還元上限…1万(20%還元のお店のみで買い物した場合、5万円の決済で満額)
・ポイント付与時期…2024年9月15日
・注意事項…ポイント充当払いは還元なし(ポイント併用払いの場合も併用部分には還元なし)
画像元:いたばしPay
キャンペーンによるポイントが失効するのは通常ルール通り1年後の年末なので、東京に旅行で来た人でもない限り、ポイント利用の方法まで真剣に考えなくてもよさそうです。
とにかく8月の1か月間、可能な範囲で多く使えばいいでしょう。
そして大企業より、中小企業店舗のほうが圧倒的に得になります。
もちろん大企業店舗も、「ドラッグストアでの買い物を思い出した」などというときには役立つでしょう。
コンビニも一部対象になっているお店があります。
いたばしPayの使い方
いたばしPay自体は、板橋区の加盟店で常時使える決済です。
ただし通常時(2025年2月28日までのキャンペーン)の還元率は1%で、決して目立つものではありませんし、よそから出向いて使うほど高価値でもありません。
20%のキャンペーンで使い尽くしてこそ意義のある決済でしょう。
なお、通常の還元と合わせて21%ではなく、20%還元です。
いたばしPayの使い方を見てみます。
いたばしPayのチャージ
筆者もいたばしPayアプリをインストールしてみました。
メールアドレスとパスワード設定だけで始められますが、チャージするためには電話番号登録が必要です。
残高(コイン)をチャージする必要がありますが、チャージの方法は現金のみ、それも2種類です。
・チャージ機
・セブン銀行ATM
住民でない筆者が事前に準備するためには、セブン銀行しかありません。
セブン銀行ATMの「チャージ」から「QRチャージ」を選択するとQRコードが表示されます。
このQRコードを、いたばしPayアプリの「チャージ」「セブン銀行」から進んだ先の画面で読み取り、表示される企業番号をATMに入力します。
セブン銀行ATMでは多くのQRコード決済その他にチャージが可能ですが、いたばしPayも同様で、格別変わった部分はありません。
いたばしPayの場合、ポイントが付くのは決済時の20%のみです。チャージの際には付きませし、クレジットカードからのチャージもありません。
画像元:いたばしPay
いたばしPayの決済
いたばしPayは、店舗のQRコードを読み取る「ユーザースキャン」方式です。
読み取って金額を自分で入力し、内容を店舗スタッフに確認してもらって支払いを実行します。
日頃からPayPayを小規模店舗で使っている人にとっては、難しいことは一切ありません。
いたばしPay加盟店の探し方
いたばしPayの使えるお店はアプリで探せます。
駅別、カテゴリ別に探せるのが助かります。
キャンペーン中は中小企業店舗か(20%)大企業店舗か(5%)が大きな違いとなりますが、通常時は区別に意味がないためか、アプリではこの違いは表示されません。
とはいえスーパーを例に取れば、「マルエツ」や「コモディイイダ」「オーケー」「サミット」「西友」等はいずれも大企業で5%還元のはずです。
ベルクスやスーパーみらべるは、他区でのPayPay還元も対象になっているので、20%還元でしょう。
この街で買い物する
板橋区にはあまり大きな街はありません。
商店街ではハッピーロード大山など有名ですが、ここに行くためには東武東上線に乗る必要があり、別途交通費が発生します。
街歩きを楽しむ季節でもないので、優先度が自然と下がります。
・浮間舟渡(スーパーベルクス)
・都営三田線沿線(新板橋から西高島平)
JRまたは地下鉄の1日券を使います。
・JR東日本「都区内パス」(760円)
・都営まるごときっぷ(700円)
・都営地下鉄夏のワンデーパス(500円 ※ 土日とお盆。地下鉄のみ乗車可)
6月・7月の練馬区(PayPay)もまったく同じなのですが、地元以外での還元に取り組む心構えです。
・電車の1日券を買い、本来の目的地への往復代金に少額の上乗せで行けるようにしておく
・現地の還元店で食事をする
・1日の終わりにスーパー(20%還元)で買い物をする
30%還元だとかなり熱が入るのですが、20%還元の場合、気合を入れすぎることはしません。
少額の利益になれば十分です。
いたばしPayの場合、ポイントを使いに行く際も同様の方法論を採ります。
スーパーの狙い目
食事もするでしょうが、最終目的はスーパーです。
1日券で行ける次のお店をターゲットにします。
恐らく20%還元で、駅チカの店舗です。
・ベルクス浮間舟渡店
・よしやセーヌ仲宿店(板橋区役所)
・Santoku志村店(志村坂上)
・スーパーみらべる蓮根店
ベルクスは足立区・墨田区のPayPay還元で筆者が毎年数回訪れているスーパーで、非常に気に入っています。
浮間舟渡は東京の外れですが、1日券があれば行けてしまいます。
そして、都営三田線沿線に3つ還元スーパーが見つかりました。
みらべるは蓮根駅前ですから、この季節も安心です。
このスーパーは、北区・練馬区の還元でお世話になっています。
他に有楽町線の小竹向原(いさみ屋というスーパーがある)も候補ですが、東京メトロのため例外にしたいと思います。
ただ、たまに都営・メトロ共通1日券(900円)も買うので、可能性は残しておきます。
板橋区も攻略します
板橋区の独自決済「いたばしPay」を1から研究しました。
手の内に入ったので、8月は4~5回程度出向きました。
用事のある際に出かけるスタンスですが、都営地下鉄の500円パスのある土日とお盆は、板橋区までわざわざ出かけるようにもしました。
今後も20%還元はあると思うので、今回学んでまた次に活かしたく思います。
最後の1週間となりましたが、まだ上限に達していません。
ポイント付与時期と、利用期間も確認してください。
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