starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

フィッシング詐欺でクレジットカードの不正利用被害にあったときの対処法、3つのステップ(体験談)


フィッシング詐欺でクレジットカードの不正利用被害にあったときの対処法、3つのステップ(体験談)

先日、筆者の身近な人がフィッシング詐欺にあい、クレジットカードを不正利用されてしまいました。

結果的に被害額は補償され、その後の被害は防ぐことができましたが、自分たちの身に起こりえないと思っていた事態だったため、かなりあせりました。

そのときの体験談と対処法についてお伝えします。

ちょうど荷物を待ちわびていたところに被害にあいました

「ヤマト」を名乗る業者から再配達手続きのお知らせの偽SMSが来た

知人のSMSに「クロネコヤマト」を名乗る宅配業者から「再配達手続きのお知らせ」のショートメールが届きました。

文面にはこんなことが書いてありました。

  • 荷物が住所間違いで届けられないため、正しい住所を入力してほしい

  • 再配達手数料として110円がかかる

知人はちょうどこのとき、発送が遅れている注文品があり、到着を待っている状況でした。

そのため普段なら詐欺メールとわかりそうな文面でも、疑いなく、要求された情報を入力してしまったということでした。

メールの文面には手続き用のURLが貼り付けられており、そこにアクセスして、要求された情報を入力してしまいました。

ちなみに本物のクロネコヤマトが再配達手数料を要求することはありません

今回のフィッシング詐欺では、「再配達手数料として110円がかかるため、クレジットカードの情報を入力してほしい」との案内でしたが、よく考えられた巧妙な手口だと感じます。

参照:ヤマトホールディングス ヤマト運輸の名前を装った「迷惑メール・電話」が多発しています。「なりすましサイト」への誘導に十分ご注意ください

すぐに不正利用で数十万円の被害

ひととおり情報を入力しおえてすぐに、知人は「フィッシング詐欺にあったかもしれない」と気づきました。

すぐに入力してしまったクレジットカード会社のコールセンターに問い合わせたところ、入力後20分間のうちにすでに数十万円の不正利用がありました。

すべて海外での買い物だったそうです。

すぐにカードを止めて、幸いカード規約に基づき不正利用された金額は全て補償されることになりました。

今回はフィッシング詐欺にあったとすぐに気づけたため、早い段階でカードをとめることができて補償も受けられましたが、これが数か月後だったらと思うとぞっとします。

入力後20分間のうちにすでに数十万円のカード不正利用があった

警察にも被害届を出した

カード会社のアドバイスで、最寄りの警察署にも被害届を出しました。

そこで受けたアドバイスは、

「今回入力してしまった電話番号やメールアドレスは、変えた方が良い」

ということでした。

メールアドレスや電話番号が犯罪集団に渡ってしまい、今後も詐欺メールや詐欺電話がかかってくる可能性が高いそうです。

また最近ではSMS認証を使った新手の詐欺があり、携帯電話番号が個人情報とともに犯罪集団に知られてしまうと、ネット銀行の不正引き出しなどで被害報告があることもわかりました。

一刻もはやく、メールアドレスと携帯電話番号を変更し、必要な手続きをとることにしました。

メールアドレスと携帯電話番号を変更

メールアドレスと携帯電話番号変更に関して行ったのは、次の手続きです。

  • メールのユーザーページから新たに新規メールアドレスを作成

  • eSIMで2つ目の新規電話番号を取得

メールアドレスも携帯番号も、どちらも古い方は削除せず、各種変更手続きが終わるまで持っておくことにしました。

各種変更手続きと対処法

メールアドレスも携帯番号の変更にともない、必要な情報を随時変更手続きをすすめていきました。

【メールアドレスと携帯番号変更で必要になる手続き一覧】

  • LINE

  • 電気

  • ガス

  • 水道

  • プロバイダー

  • クレジットカード

  • 金融機関

  • 保険

  • Amazonや楽天などのECアカウント

  • LINE以外の連絡方法をとっている親戚と友人

ネット上で手続きできるものから、窓口へ行かなければならないものまでさまざまでした。

LINEは意外なことに電話番号の変更手続きは容易で、ユーザーページから変更するだけで、番号が変わったことはLINEの友人一覧には知らせなくて済みました。

自治体や年金などの役所関係は、電話番号やメールアドレスの届け出にさほど重きを置いておらず、急いで手続きする必要はありませんでした。

個人情報が複数組み合わさると、深刻な犯罪に悪用される恐れがある

自分だけでなく親や知人とも啓発し合って自衛しよう

今回身近な人がフィッシング詐欺にあい、防犯知識を身につけて自衛するだけでなく、周囲の人とも声をかけあって啓発していくことが大事だと痛感しました。

「自分はだまされない」と思っていても、あるシチュエーションが重なったときに、どんな人でも被害に遭う可能性があります。

もしフィッシング詐欺にあってしまったら、

  1. すぐにカード会社に連絡してカードを止め、補償を受けるための手続きをはじめる

  2. 最寄りの警察署に被害届を出す

  3. 入力してしまった電話番号やメールアドレスは変更する

この3点を落ち着いて進めてください。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.