ガストやバーミヤン等、すかいらーくグループの店舗(一部)では、レジを通らずテーブルで決済できます。
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この際使えるキャッシュレス決済はPayPay、d払い等ですが、これに楽天ペイが加わりました。
ですが、三井住友カードユーザーの筆者は、このサービスを使う気はありません。
世の中がどんどん便利になるにつれ、「最もスマート」な決済と、「最もお得」な決済がズレることも増えてきました。
三井住友カードユーザーにとっての、こうした例を取り上げます。
もっとも、スマートさを放棄しなければならないわけでもありません。
三井住友カードのスマホタッチ決済は7.0%以上
世の中にはさまざまな決済スタイルが増えました。
ユーザー側も、支払い方法を固定化するのではなく、柔軟に対処していくのがおすすめです。
ただ、特定のお店と特定の決済の組み合わせで圧倒的に得になるケースでは、逆に固定化したいものです。
三井住友カードのスマホタッチ決済(Mastercardの場合、Google Pay不可)は、コンビニはじめ特定の飲食店で7.0%以上となります。
ガスト等すかいらーくグループも、大部分がこれに該当します。
筆者がスマホのタッチ決済で支払わなかったのは、次のケースだけです。
・ 東京都港区のPayPay還元(20%)
・ JCBカードのキャンペーン(20%還元)
筆者の場合、三井住友カードは「家族ポイント」「アプリログイン」「サービス選択」によって特定店舗10.0%になっています。
取引増加により最大で20%まで上がりますが、10%でも圧倒的な数字です。
筆者はセブン-イレブン、マクドナルド、ドトールコーヒー等で月1万円以上使っています。
毎月ポイントが1,000増えます。
ANAマイルに替える前提だと、500マイルです。
QRコード決済で支払っても還元率は0.5%から最大でも2.5%程度であり、数字の点では三井住友カードと勝負にはなりません。
モバイルVポイント提示とスマホ決済で2.5%増量中
≪画像元:三井住友カード≫
2024年6月30日までは、「モバイルVカード提示+スマホタッチ決済」で10%還元実施中です(2.5%上乗せということ。要エントリー)。
Tポイントと、Vポイントが統合された記念のキャンペーンです。
後述のすかいらーくグループやドトールコーヒー、新たにVポイント加盟店となったゼンショー(すき家、はま寿司等)では、エントリーの上、必ずVポイントを提示しましょう。
ガスト等のテーブル決済に楽天ペイが加わる
配膳ロボットが料理を持ってくるようになったすかいらーくグループ店舗ですが、決済も無人で済むようになっています。
オーダーに用いるタブレットで、支払いまで完結します。
QRコードを読み込む方式のため、QRコード決済のみこれに対応しています。
既存のPayPay、d払い、メルペイに、このたび楽天ペイが加わりました。
便利なことは間違いありません。
ただし、共通ポイント(Vポイント、dポイント、楽天ポイント)の付与・利用はテーブル決済ではできません。
これが気になる方もいるでしょう。
実際ここしばらく、各ポイントとも臨時に還元率を上げていました。
とはいえ通常の共通ポイント還元率は0.5%なので、付かなくて著しく残念というほどでもないでしょう。
なお近いうちに、すかいらーくアプリでポイント付与や、クレジット決済も可能になる予定とのことです。
最新情報として、すかいらーくアプリでは「すかいらーくポイント」が貯まるようになりました。
共通ポイントとすかいらーくポイントの両方を貯められますが、現在のところすかいらーくポイントもテーブル決済には使えません。
三井住友カードユーザーなら、すかいらーくではこう払う
すかいらーくアプリでクレジット決済も導入予定とのことであり、本記事のテーマである「三井住友カードのスマホタッチ決済」が使えるようになるかもしれません。
ただ、レジでの支払いと同様の大型還元はおそらく得られないでしょう。
アプリにセットしたクレジットカードで支払うということは、オンライン決済にほかならないからです。
すかいらーくグループでは、三井住友カードユーザーなら、伝票を持って無人レジで支払いましょう。
共通ポイントもつけてもらえます。
どのポイントでもいいのですが、VポイントならWポイントとなりますし、前述の期間限定キャンペーンによるポイント増量もあります。
マクドナルドのモバイルオーダー
筆者も2023年まで、マクドナルドではモバイルオーダー推奨派でした。
席に座ってから注文できて、持ってきてくれますから非常にスマートです。
マクドナルドの楽天ポイント、dポイント付与が終了したのも、むしろモバイルオーダー利用の誘引につながっています。
ですがサービスの変化に伴い、モバイルオーダーをやめました。
マクドナルドでは(全国的な傾向まではわかりませんが、少なくとも東京では)、席を潰してタッチパネル式オーダー機を次々導入しています。
オーダー機での注文でも、番号の書かれたテントを持っていくことで、席まで持ってきてもらえます。
オーダー機では三井住友カードのタッチ決済ができるため、もうこれしか使っていません。
たまにQRコード決済各社で、モバイルオーダー利用のキャンペーンがあります。
還元が10%を超えない限りは、使いません。
モバイルオーダーの支払いカードを三井住友カードにしても、これはオンライン決済なので、還元はわずか0.5%にとどまります。
ドトールコーヒーショップ(バリューカードとの比較)
ドトールコーヒーショップ、エクセルシオールカフェには、ドトールバリューカードというプリペイドカードがあります。
こちらはヘビーユーザーにはなかなかお得です。
ただし比較すると、三井住友カードのスマホタッチ決済に軍配が上がります。
バリューカードも三井住友カード(旧セディナ)の実施する決済のため、引き続き注力されていますが、持たない方が得です。
バリューカードの還元率は、次のとおりです。
・ チャージ時 … 2,000円以上チャージで金額の5%
・ 利用時 … 1%(100円ごと1ポイント)
オンラインチャージに、還元率1.0%のクレジットカードを使ったとして、合計7%です。
三井住友カードのスマホタッチ決済は最低7%ですので、持つ負担のないこちらのほうが優れているでしょう。
最もバリューカードも、チャージボーナスのキャンペーンを時たま実施しているので、その際は有利になることがあります。
それでも、ヘビーユーザーの筆者はスマホタッチ決済を選びます。
なおドトールでは原則「スマホタッチ決済+Vポイント提示」ですが、決済方法やポイントの種類も多く、たまに他のキャンペーンが得になることもあり、その際は差し替えます。
最近では、au PAYでPonta付与や、WAON POINT提示のキャンペーンなどがありました。
三井住友カードユーザーは便利な決済の前に立ち止まりましょう
スマートな決済も増えてきましたが、特定店舗での三井住友カードの還元率は圧倒的です。
カードホルダーなら、極力こちらを使いましょう。
それに、三井住友カードを使う場合も、スマートでないわけでもないのです。
まだ持っていない人もぜひ。