ポイ活も、人によってしばしば趣味の世界に入ってしまうようです。
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楽しみを部外者が否定するのは失礼な話ではあるものの、それでもなおいかがなものかと感じる取り組みがあります。
PayPayステップの「条件達成」によるポイント加算です。
達成が難しく、それでいて見返りの薄いこのサービスに、なぜ取り組むのか以前から不思議でなりません。
そんな困難なことに取り組まなくても、もっと簡単にポイントが得られるというのが、この記事の内容です。
この記事でおすすめするのは、なにも楽天やドコモのサービスではありません。
最終的にはPayPayポイントになるLINEのキャッシュレスを推奨します。
PayPayステップ、3月21日より多少改善
≪画像元:PayPay≫
PayPayステップのポイント加算に多少追い風があります。
2024年3月21日より、PayPayカード利用の際の、PayPayステップ判定のルールが変わります。
・ (新)決済日に回数をカウント
ポイント付与率も、決済日時点の数字に変わります。
カード決済はどうしてもタイムラグが生じることがあります。
特にオンラインはこの傾向が顕著です。
月末にPayPayステップを達成しようとしてカード決済したら、翌月に回ってしまったというケースが今まも多数あったわけです(結果、PayPayステップを達成できない)。
この悩みは多少改善されます。
だからといって、PayPayステップ達成を推奨するわけではありません。
PayPayステップ達成の見返りの薄さ
PayPayステップによるポイントアップは、PayPayまたはクレジットカードのPayPayカードを使い、次の条件の両方をクリアする取り組みです。
・ 300円以上の決済を月30回
・ 合計金額10万円以上
「300円きっちりの決済を30回して9,000円で止まる」ということは少ないでしょうから、大事なのはほぼ毎日必ず決済することです。
「コーヒーだけ買えばいいのについ余計なものを買う」ユーザーが多数いることも想像できますが、趣味ならばそれでいいのです。
ただ苦労したわりに、見返りが少な過ぎはしないでしょうか。
PayPayステップ達成によるポイントアップ効果は、「翌月の還元率0.5%アップ」のみです。
翌月も10万円達成するとして、その還元効果は次のとおりです。
・すべて残高払い…1,000ポイント(1.0%)
・すべてPayPayクレジット…1,500ポイント(1.5%)
・すべてPayPayカードゴールドによるクレジット…2,000ポイント(2.0%)
※決済ごと200円単位のポイント付与であり、切り捨てられる端数が多数発生するため、実際の還元はさらに少ない
前月のPayPayステップ達成による増額効果は、数字を信用したとして、わずか500円相当に過ぎません。
15万円使ったとして、750円相当です。
それでも、次の考え方も成り立ちます。
「今月も当然のように達成したし、ムダ使いもしないよう心がけている。結果的にポイントアップしているのだから問題ない。それに、PayPayポイント以外は使わないのでいらない」
ですが次の通り、LINEのキャッシュレスを比較に持ち出すと、この考えはすぐ壊れます。
LINEのキャッシュレスのほうがずっと高還元
ポイ活の中心に、あくまでもPayPayポイントを置きたい人も多いでしょう。
ソフトバンクユーザーならなおさらです。
ですが、PayPayポイントをためる方法はPayPayだけではありません。
2024年3月31日にTポイントからの交換も消滅しますが、他にもルートがあるのです。
同じLINEヤフーのグループを形成するLINEです。
LINEポイントはPayPayポイントに等価交換できます(LINEアプリで)。
PayPayステップよりお得なLINEポイントのため方は、次の2種類です。
・ LINE Pay × Visa LINE Payクレジットカード(p+)
・ スマホのVISAタッチ決済 × Visa LINE Payプリペイドカード
LINE Pay × Visa LINE Payクレジットカード(p+)
LINE Payは影が薄い現状ですが、PayPayユーザーこそ併用したいものです。
それに、ユーザースキャン方式のお店ならば、PayPayに代わって活用できます。
PayPayより高還元にするためには、Visa LINE Payクレジットカード(p+)が必要です。
こちらをLINE Payにセットして(チャージ&ペイ)、ポイント上限である月1万円使うと驚異の5.0%還元により、500ポイント付きます。
こちら1万円利用だけで、PayPayステップのための10万円利用に並びます。スマホのVISAタッチ決済 × Visa LINE Payプリペイドカード
タッチ決済が遅ればせながら普及してきました。
PayPayカード現物でもタッチ決済ができますが、これはPayPayステップ達成の回数には含められるものの、ポイントの面における優位性はありません。
PayPayユーザーは、Visa LINE Payプリペイドカードでモバイルのタッチ決済をしましょう。
Visal LINE Payプリペイドカードはバーチャルプリペイドカード(カード券面がない)で、クレジットカードでないので審査は不要です。
QRコード決済のLINE Payとはあまり関係のないカードです。
あらかじめLINE残高にチャージして使いますが、チャージ元についてはクレジットカードは不可で、現金か銀行だけです(銀行チャージは本人確認が必要)。
面倒そうに感じる人も多いと思われますが、還元率が次のとおりで優秀です。
・ Visaタッチ決済 … 3.0%(月1,000ポイントまで。毎月エントリーが必要)
※ 月1,000ポイントを超えるとポイント不付与
・ iD … ポイント不付与
タッチ決済可能な店舗なら、優先的に使いたいカードです。
2024年1月より、iDではポイントがつかなくなり、ポイント付与上限も大幅に縮小されました。
ですがタッチ決済の還元率が上がり、魅力が大きく増しています。
なにしろ毎月3万3,334円まで還元率3.0%となるのです。
月に3万円タッチ決済で使うと、還元されるポイントは実に900ポイントです。
LINE Pay1万とタッチ決済3万、月に計4万円使っただけで、1,400ポイントになるわけです。
先に見た、全てPayPayクレジットにより10万円使った際の、1,500ポイント(実際はもっと低い額)に並ぶのです。
毎月、3.0%付与されるためのエントリーが必要なので注意してください。
エントリーは月末でも間に合いますが、忘れないように月が替わったらすぐしましょう。
LINEアプリのLINE Payページに、エントリーのバナーが出ています。
スマホタッチ決済の雄、三井住友カードでタッチ決済している人は、カードの使い分けにご注意ください。
Google Payの筆者は三井住友カードがタッチ決済のメインカードです。
先に「ウォレット」アプリを開いてVisa LINE プリペイドカードを開いてからタッチすることで、確実にこちらで決済できています。
詳しくは関連記事で。
LINEポイントはPayPayポイントに移行可
LINEポイントはLINE Payでの決済の際に充当してもいいのですが、上記2種類の決済を使っている限り、あまり消化する機会がありません。
ですが、PayPayポイントに等価で移せます。
LINEアプリの「ウォレット」にある青いボタン「ポイントを使う」から移行できます。
PayPayステップに懸命になっているのより倍以上早く、それに匹敵するポイントを獲得できるわけです。
PayPayとLINEのキャッシュレスライフ
PayPayひとつでいいと思っている人も多いでしょうが、この記事で取り上げたLINEのキャッシュレス併用は、決して難しいことではありません。
毎月、次のとおりにすればいいだけです。
1. まずLINEの残高にチャージ(タッチ決済用)
2. 月が代わったら、Visa LINEプリペイドカードのエントリー
3. Visa LINE Payクレジットカード(p+)をセットしているLINE Payを、PayPay加盟店で使う
4. 1万円に達したら、この月のLINE Payは終了
5. PayPayのストアスキャン(店舗がスマホのバーコードを読み取る)方式の店舗で、LINE Pay加盟店でない場合、PayPayを使う。ただしタッチ決済可能店舗では、タッチ決済(とVisa LINE Payプリペイドカード)を優先して使う
6. 次にタッチ決済(とVisa LINE Payプリペイドカード)を使う。上限は3万円を超えた程度までとする。
7. タッチ決済の使えないお店では、PayPay、またはPayPayカードを使う
8. たまにたまったLINEポイントを、PayPayポイントに移行
まずLINE Payの1万円は大変容易です。
その後タッチ決済は、まだ使えるお店ばかりではなく、利用額が増えていかないかもしれませんが、月1~2万円も使えば十分ポイントが増えます。
そしてこの一連のサイクルにより、ムダなものを買う習慣もなくなるはずです。
決済はPayPayだけでないし、PayPayをサポートする決済もある
PayPayユーザーはどうしてもPayPay一辺倒かもしれませんが、結局損します。
PayPayユーザーこそ、「5%」「3%」と驚異の数字を出すLINEのキャッシュレスに着目してください。
そしてPayPayステップの毎月30回チャレンジはやめることをおすすめします。
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