先週は、NVIDIAの決算発表が意識されて始まったマーケットは、月曜日の前場に大きく上昇し、一気に年初来高値更新。
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その後失速して、長い上髭陰線で月曜日が引けました。
その後は円高に振れたことなどもあり、3万3200円を割るまで調整しましたが、祝日の23日明けは、再び年初来高値にチャレンジ。
3万3853円には届かず、終値では3万3625円と22日からの窓を埋めずに週末入りとなっています。
このBOX上限を突破する勢いのある買いが入るかどうか、今週はとても意識されるところです。
この先アノマリー的にも12月は年初来高値を付けやすい時期とされています。
今年もアノマリー通りに12月の年初来高値となるのか、それとも上限突破できずに失速となるのか、年末に向けてとても楽しみな相場となっていますね。
チャート分析
チャートを細かく見ていきましょう。
日足の移動平均線
5日線は、上向きに推移し、25日線や75日線との乖離を広げています。
25日線は、上向きに推移し、間もなく75日線とゴールデンクロスというところで週末入りとなっています。
75日線は、しっかり上向きへと変化してきました。
25日75日100日線が接近して、それぞれが上向きで絡み合う位置ですので、今後の推移が楽しみなところです。
並び順は、5日75日25日の並び順で、上昇トレンドのはじまりとなっています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万0834円処を推移しています。
トレンドライン
BOX上限3万3772円を11月20日に超え、そこから上髭陰線となり、再び11月24日にチャレンジするも、陰線となりました。
それでも2日高値3万3853円が年初来高値となり、高値更新の1週間となりました。
BOX上限の節目ラインを完全には越えられず、一気に3万4000円までの買いの勢いがあるかが注目です。
直近22日24日にわずかに開けた窓を埋めることが意識され、さらにその下には、14日15日に開けた窓埋めを意識。
上の窓はなくなり、BOX上限を突破すれば青天井となり軽くなりますが、下の窓が多くなっているので、窓埋めの価格帯も意識しておきましょう。
一目均衡表
三役好転下で強気シグナルです。
遅行線は青天井で、どこまでも上へという流れですが、4営業日以降6日間は底固めの価格帯なので、天底一致となる可能性もあり、4営業日以降は注意が必要です。
基準線と転換線は大きく乖離して強いシグナルとなっています。
雲と株価も乖離しており、次の雲のねじれは12月20日ですので、ここまで強気のシグナルが続くのか、そして反転となるのか注目です。
ボリンジャーバンド
引き続き、+1σと+2σの間を推移しボリンジャーウォークとなっての週末入りです。
バンドは更に拡大しているので、+1σで買い、+2σで売りが続くのか確認していきましょう。
スローストキャスト
買われすぎゾーンを横にスライドした1週間でしたが、向きが下向きとなっています。
月曜日に下へ向かうのか、それとも更に上昇して買われすぎゾーン内を継続して強気のシグナルとするのかに注目です。
MACD
ヒストグラムが陰転寸前、MACDとシグナルもクロスしそうな位置での週末入りとなっています。
このまま弱気シグナルとなっていくのか、それともこれが調整となって押し目からの反発となり再び強いシグナルとなるのか確認していきましょう。
次回の、満月は27日月曜日のビーバームーンです。新月は、12月13日です。
総合判断
パラボリックは好転中で、株価とも乖離しています。
来年から新NISAがはじまるということで、私のところにもたくさんの相談が寄せられています。
中でも、話題なのは高配当銘柄と高成長名柄。
銘柄選びに懸命な様子があります。
老後の生活資金にと投資への意欲が湧いていて、10年前には考えられなかった、日本総投資家時代が本当に身近に迫っているような感覚があります。
「みんながNISAの話しをしているから、自分もやらなきゃ」と思うだけではなく、しっかり学んでから資産運用をしていってほしいと思います。
「人の行く裏に道あり花の山」です。
この投資ブームは、年明けも続き、もちろん春になっても賑わっていそうですが、株を買うということは、その株を売っている人がいるということです。
自分が買った株を、その価格で売った人は、なぜそこで売ったのだろうと、裏を考えてみるのも自分自身の成長になります。
さまざまな物や考え方の反対側を知るということも学んび、投資をしてください。
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