楽天経済圏で大幅なSPU改悪が発表されましたが、その中でもダメージが大きかったのは、楽天カードの中でも、年会費の発生する楽天プレミアムカードです。
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ここでは、楽天カードのSPU改悪まとめと楽天プレミアムカードのメリットと通常カード変更について検証します。
楽天カード変更点:楽天カード編
楽天カード 特典分
ポイント倍率:変更なし
獲得上限ポイント:5,000P→1,000P/プレミアムカード上限なし→5,000P
利用上限:500,000円→100,000円
楽天プレミアムカード 特典分
ポイント倍率:+3倍→+1倍
獲得上限ポイント:15,000P→5,000 P
利用上限:500,000円→変更なし
楽天銀行+楽天カード
ポイント倍率:最大+1倍→最大+0.5倍
獲得上限ポイント:5,000P→1,000P
利用上限:500,000円→200,000円
楽天プレミアムカードは、ポイント付与倍率が3倍から1倍と通常カードと同じとなります。
獲得上限もこれまでから-4,000Pと大幅に下がります。
楽天カード変更点:プライオリティ・パス改悪編
プライオリティ・パスとは、楽天プレミアムカードに加入すると無料で発行することができるカード。
世界148カ国、600以上の都市にラウンジや空港サービスが利用できたり、世界各地の空港内でのショッピングや飲食、スパなどのサービスを割引価格で利用できます。
トラベルデスクとして、世界44拠点の現地デスクが緊急時の相談(パスポート・カードの紛失、盗難、病気)、現地情報の提供や予約などを行ってくれるサービスも利用可能です。
変更時期
2025年1月1日(水)~
変更内容
海外ラウンジ利用年間5回まで無料
※カード発行日より起算
※2024年12月31日(火)までに海外ラウンジ利用料金無料
楽天プレミアムカード改悪による楽天市場での影響
楽天プレミアムカードは年間11,000円(税込)の年会費が発生するため、SPUのお得度だけ考えると年間に55万円以上の楽天市場お買い物をする場合はとても得でした。
今回の改定で、ポイント付与倍率が通常カードと同じになったので、このメリットもダウンします。
楽天プレミアムカードの4つの特典
お得な部分が減ったように感じますが、楽天プレミアムカードにはまだ特典があります。
4つの特典をみて、継続か解約を検討してください。
プライオリティ・パス
上記記載の通り、空港ラウンジの利用ができる特典付きカードが無料で発行できます。
投信積立で+0.75%ポイント付与
2023年4月に楽天カード決済によるポイント付与率(ゴールドカードは0.75%、プレミアムカード1.0%)がアップしました。
新NISAのつみたて投資枠の全額がポイント進呈の対象となります。
選べる3つのコース
楽天市場コース、トラベルコース、エンタメコースの中から1つサービスを選択できます。
楽天市場コース:毎週火・木曜日のプレミアムカードデーに楽天市場で精算をするとポイント最大6倍付与
トラベルコース:楽天プレミアムカードで楽天トラベルの決済をするとポイント最大3倍
エンタメコース:楽天プレミアムカードでRakuten TVまたは楽天ブックスの決済をするとポイント最大3倍
お誕生月サービス
お誕生月に楽天市場・楽天ブックスで+1倍(通常ポイント)
対象の契約と解約方法
対象契約月:2023年11月1日(水)までに入会分
対象カード種類:楽天ブラックカード、楽天プレミアムカード、楽天ビジネスカード
解約方法:2023年11月1日(水) ~ 2024年1月8日(月)23:59までの期間中に受付。
「楽天e-NAVI」→メッセージボックス「楽天ブラックカード サービス変更のご案内」または「楽天プレミアムカード サービス変更のご案内」から手続き
楽天銀行+楽天カード
ポイント倍率:最大+1倍→最大+0.5倍と0.5倍ダウンします。
その内訳は、楽天銀行で給与・賞与・年金を受取なども含まれ、かなり細かいため事前に確認しておくと良いでしょう。
変更前(~2023年11月30日(木))
【1】楽天銀行の口座で楽天カード利用代金の引き落とし、楽天市場での楽天カード精算分+0.5倍
【2】楽天銀行で給与・賞与・年金を受取+楽天市場での楽天カードで精算+0.5倍
【1】(+0.5倍)【2】 (+0.5倍)→+1倍
月間獲得上限:5,000ポイント
変更後(~2023年12月1日(金))
【1】楽天銀行の口座で楽天カード利用代金の引き落とし、楽天市場での楽天カード精算分+0.3倍
楽天銀行で給与・賞与・年金を受取+楽天市場での楽天カードで精算+0.2倍
【1】(+0.3倍)【2】(+0.2倍)→0.5倍
月間獲得上限:1,000ポイント
楽天プレミアムカードもSPU大改悪まとめ
発表から変更実施まで期間が短く、その理由として12月は「ふるさと納税の駆け込み申込」と「楽天スーパーSALE開催」で、楽天市場が大変盛り上がる月なので、その対策として12月から改悪となったことが考えられます。
これまで有料会員で優良会員でもあった楽天プレミアムカードですが、大きなメスが入ったことで、楽天経済圏の方針の変更が伺えます。
これまでは広く楽天サービスを利用してきたユーザーや有料サービス利用者を待遇してきた楽天経済圏でですが、今回のSPU改悪で楽天モバイルユーザーの優遇に舵を切り直しています。
これまで楽天プレミアムカードの改悪はありましたが、今回は救済措置を同時に発表したことから、楽天側も楽天プレミアムカードのサービス低下は認識しているようです。
通常カード変更も視野にいれるタイミングかもしれません。
今回の改悪でダメージが大きいのは
SPUポイント倍率:+3倍→+1倍へ変更
プライオリティ・パスの回数制限
の2点でしょう。
年間楽天プレミアムカードで55万円以上決済している、旅行・出張が多くプライオリティ・パスを年間5回以上利用していた場合は楽天プレミアムカードでメリットがありましたが、今後は解約も検討してよいかもしれません。
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