楽天関連のサービスで得られるポイント数がじわじわ減っていたり改悪が進んでいましたが、遂に「超」がつくほどの改悪が発表されてしまいました。
「ずっとドコモ割プラス」年間最大1万ポイント以上、もしくは5000円以上の特典減少!サービスを再確認して損をしない契約を
インパクトが強すぎて多くの方が嘆いていますが、実際にはどれだけ影響があるのかを冷静に知りましょう。
突然発表された楽天SPU変更のお知らせ
2023年12月1日から、という急な日程で発表されたのが楽天SPU(スーパーポイントアップ)の概要。
これまでは楽天の各種サービスの利用状況や支払い額に応じて、楽天市場でのお買い物時のポイント還元率が増えていき、最大15.5倍などをうたっていました。
しかし今回の変更で、その最大倍率だけを「最大16.5倍」と上げたように見せて、「獲得上限ポイント」や「達成条件」が軒並み悪化していたのです。
数が多すぎて一部の紹介となりますが、
例えば楽天モバイルユーザー(ランク・契約ごとに違いあり)なら、倍率が+2倍又は+3倍だったのが+4倍と増えたように見せかけて、
獲得上限が6,000ポイント・7,000ポイントからどちらも2,000ポイントと、一気に1/3にまで減っています。
それ以外の楽天証券、楽天ブックス、楽天トラベルなど、利用者も多かったであろうサービスも獲得上限ポイントがガクっと減っていますが、達成条件が変更になったサービスはさらに辛いです。
楽天ブックスは1,000円以上購入で倍率+1倍だったので、楽天マラソン等で非常に便利だったのですが、達成条件が3,000円以上となると「書籍で3,000円分か…」と躊躇する人の方が多いのではないでしょうか。
Rakuten Fashionもアプリで5,000円以上購入と、他にも安い衣類を変えるサービスがある中で、これを選ぶメリットがほぼありません。
5と0のつく日
毎月、5と0のつく日にポイント倍率が上がっていた恒例のキャンペーンもあわせて改悪となりました。
倍率が+2倍から+1倍に低下、
獲得上限ポイントも3,000から1,000ポイントに落ちました。
筆者も数か月に1回楽天マラソンを完走目指す時は、5のつく日まで待って一気に買いそろえていましたが、それもなくなりそうです。
まさかの楽天プレミアムカードも改悪!
さらに、ポイント倍率だけでなく付帯サービスも魅力的だった「楽天プレミアムカード」も併せて改悪。
ポイント倍率が+2倍から+1倍に、
月間獲得上限ポイントは1万5,000ポイントから5,000ポイントまで落ちてしまいました。
年会費1万1,000円のカードですが、楽天市場での買い物でザクザクとポイントがたまっていくのが魅力的だったのに、年会費分を取り戻すのにも時間がかかるほどです。
そしてこのカードが人気だった最大の要因とも言える付帯サービス「プライオリティ・パス」も、海外ラウンジ利用無料というサービスが年間5回まで無料に変更。
海外へ出張・旅行が多い方は、そのためだけに楽天プレミアムカードを作っても良いほどだっただけに驚きです。
変更日時が2025年1月1日からとまだ1年以上はあるためその点は一安心ですが、一部の顧客からの反発は必至でしょう。
幸い、「納得できない!金返せ!」!と言われないように、プレミアムカードの年会費を月割りで計算し返金する措置が取られております。
2023年11月1日時点で楽天プレミアムカード会員だった方は、該当URLから詳細を確認し、必要であれば解約しましょう。
期限が2024年1月8日までと短いのでお気を付けください。
※URLは楽天プレミアムカードのお知らせページよりログイン後にアクセス可能です
実際のところ、楽天ユーザー全員が大打撃なのか?
悪いニュースほど目立つ見出しだけが先走りしがちですが、今回の楽天SPU改悪はすべてのユーザーがマイナスなのか?を考えると
「楽天ヘビーユーザーは大打撃」
という結論となりそうです。
というのも楽天セールやお買い物マラソンを毎回完走する人や、今回の変更でポイント還元上限の5万円まで毎月買い物をする人がどれだけいるでしょうか?
楽天市場でふらっと月に数千円~数万程度のお買い物の方であれば、獲得上限にポイントが達しないので「実は変化なし」という方も多いはずです。
ご自身はどちらに近いか、今までの楽天市場での買い物傾向から逆算し、引き続き「楽天経済圏」で買い物やポイ活に精を出すのか、適度にYahoo!ショッピングやauPAYマーケットなども使うか考えてみてください。
「楽天のライトユーザー」増加へと舵をきったのではないか
楽天モバイルユーザーであればポイント倍率が上がっているのもあり、楽天グループとしては「楽天のライトユーザー」を増やすほうに舵を切ったのではないかと想像できます。
計画自体はしっかり練られていると思いますが、楽天という企業を下支えしてきたのはヘビーユーザー達の購買力でもあると思うので、どれだけ他社への流出を防げるか、そこを差し引いても新規ユーザーを集められるか今後に注目です!
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