8月末、転居いたしました。
引っ越し業者から、最初に定価として提示された金額は8万円です。
ところが、実際の支払いは3万7,400円、半額以下ですませることができました。
値下げのゴリ押し、なんぞはしておりません。
実際の経験から、引っ越し料金を安くするためのチェックポイントを紹介します。
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チェック1:割引できる特典はないか?
今回最も節約できた原因は、不動産会社と引っ越し業者の提携があったからです。
不動産会社からの紹介ということで、まずは30%の割引、2万4,000円が減額されました。
物件を媒介する会社は、運送業者と提携していることか多くあります。
割引サービスがないか確認してください。
また、勤務先の福利厚生にも移転時に使える特典を設けている場合があります。
筆者の息子の会社では、本人の利用に限られますが、特定会社の料金が25%引きになるそうです。
さらに、支払い方法も検討しておきましょう。
まとまった金額の決済になるため、お手持ちのキャッシュレスサービスでポイント倍増などのイベントが開催されていないか、調べておいてください。
チェック2:平日の午後便に設定できないか
当初引っ越しは、平日の朝一番を希望していました。
ですが、聞くと休日よりも平日、午前よりも午後の方が安くなると言います。
午後便は、午前中の作業の進捗状況で時間が読みにくいというデメリットはありますが、今回のケースでは5,000円も下がります。
そこで、予定していた前日の午後に振り替えると、節約できたことに加えて、翌日1日フルに片づけに使えるようになりました。
チェック3:何が必要か、見極める
各社いろいろなサービスが提供されていますが、筆者が利用を悩んだサービスが次の3つです。(価格は税抜き)
・ 洗濯機の設置 4,000円
・ テレビ・ビデオの接続 各3,000円
・ 安心保証パック 2,000円
全て依頼すると、1万2,000円かかります。
最も迷ったのが、安心保証パックです。
参照:サカイ引越センター(pdf)
内容には、「10分間サービス」「6か月以内の家具移動」「安心保証サービス」があり、一番魅力的なのは、通常補償されない顧客自身のミスによる破損や業者に過失がない家財の破損も対象になるということです。
ただし、紹介された特典は、金銭により補填ではなく1件に対して上限5万円相当の修理サービスでした。
そもそも、国土交通省が定めた標準引越運送約款で
「荷物その他のものの滅失、き損又は遅延につき損害賠償の責任を負い、 速やかに賠償します」
参照:国土交通省
と定められています。
今回は、家電の購入年数がある程度経過しているものもあり、移動も長距離ではないため、見送りました。
一方、お願いしたのは洗濯機の設置です。
作業は自分で行うのが最もリーズナブルではありますが、引っ越しはただでさえ疲れます。
翌日からの暮らしをスムーズに送るために、必要と思われる最低限のサービスを検討してください。
チェック4:一括見積もりは面倒でも必須。相場を知るべし!
たとえ業者を決めていても、複数の見積もりをとってください。
SUUMOのネット見積もりが便利でした。
メールアドレスは必須ですが、電話番号は任意です。
しばらくメールは届きましたが、相場金額を知っておくことは大切です。
というのも、一括見積もりでの最低金額は2万2,000円だったと思います。
それを実際お願いした方にお話しすると、さらに値引きをしてもらえました。
繰り返しますが、ゴリ押しはしていません。
見積もり当日の決断をさけ「一旦考えます」と回答しただけですが、「即決いただけるなら」と最終的には税込3万3,000円+洗濯機の設置料金4,400円、合計3万7,400円で済ませることができました。
早めの準備を
引っ越しは、お金がかかります。
当日はもちろんのこと、新生活を始めてからも細々とした支出が続きます。
使うべきところと節約すべきところを十分に吟味するためにも、早めに準備を始めてください。
なお、引っ越し料金は荷物の量、移動距離、作業内容など、様々な条件によってかわります。
記載の金額は、あくまで目安として参考にしてください。(執筆者:FP2級 吉田 りょう)
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