最高気温が30度を超える日が出てくると、気持ちも一気に夏らしくなります。
気温が上がってくると、気になるのが熱中症。
しっかり水分を取って、熱中症対策を万全にしたいものです。
厚生労働省の熱中症対策サイトでも、「こまめに水分を補給する」ことが大切だと書かれています。
夏の活動に大活躍するペットボトルホルダー。
各種プチプラブランドでも販売されていますが、今回は、ダイソーの製品と3COINSの真空二重タイプのペットボトルホルダーを比較してみました。
さっそくチェックしてみましょう。
【お金をかけない害虫対策】ダイソーグッズで「侵入させない」3つの工夫
ダイソー
真空二重ステンレスペットボトルホルダー(税抜き700円)
本体の内寸は直径75mm、高さが165mmです。
外寸は筆者の計測ですが、直径約80mm、高さが約180mmでした。重さは約250g。
材質は本体がステンレス鋼、キャップと底面の滑り止めがシリコーンゴム(耐熱温度150度)です。
内底はステンレスで、シリコーンゴムなどはついていません。
水洗い可能ですが、食洗機、電子レンジ、直火、オーブンの使用はできません。
適合は500mlサイズペットボトルとの記載がありました。
上部キャップがはめ込むだけのシリコーンゴムですので、多少の調整は可能です。
重さは、筆者が家庭用はかりではかったところ、約250gでした。
カラーのバリエーションはなしです。
スリムで凸凹もなく、シンプルなデザインが魅力ですね。
さらに詳細な情報は、こちらの記事にてご紹介しています。
3COINS
ペットボトルクーラー(税抜き1,000円)
こちらのペットボトルクーラー、筆者がはかってみたところ、上部のストラップをかけるための耳部分の先から先は102mmほど。
高さは約175mm、直径は約85mmと記載がありました。
ストラップの長さは、カニカンの先から先までで、255mmほど。
本体底部外側に滑り止めなどは特にありませんでした。
材質はカバーがポリプロピレン、本体がステンレス鋼、ストラップはポリエステル、留め具は鉄、内底クッションゴムはシリコーンゴムです。
こちらも水洗い可能ですが、食洗機、電子レンジ、直火、オーブンの使用はできません。
適合は500〜600mlサイズペットボトル。
ふたがねじ式ですので、その部分で高さが調整できるようです。
パッケージに「保温効力54℃以上(1時間)」および「保冷効力6℃以下(1時間)」と記載がありました。
こちらも「真空二重構造で冷たさ長持ち」と記載があります。
重さは、筆者が家庭用はかりではかったところ、ストラップまであわせて約298gでした。
カラーは写真のグレーと、ホワイトが販売されていました。
本体もカバー部分もマットな質感です。
本体とカバーで材質が違うのですが、遠目にはわからないくらいの一体感があります。
使い勝手はどう?
大きさは、感覚的にはほぼ違いなしです。
重さは3COINSの方がやや重い結果となりましたが、こちらも使う分にはほぼ気にならない差でしょう。
3COINS製品のストラップは太めのポリエステルでしっかりしており、低価格製品によくあるかざりとしての意味ではなく、しっかりと実用目的で、ストラップをもって運ぶことも推奨されています。
ダイソー製品の気になる点はその開け方。
というのも、ダイソー製品は上部のシリコーンにさほど固定する力がなく、フタを開けようとするとペットボトル全体がくるくると回ってしまうのです。
特に未開封のものを開ける場合は、一度蓋を外したり、上部から露出している部分を抑えたりして開ける必要がありました。
慣れればさほど気にならないのですが、小さいお子様などには少し難しい場合が。
その点、3coinsの製品はしっかりとホールド。
未開封のものでもしっかりと開けることができました。
内底のシリコーンゴムが、ペットボトルが中でまわるのを防いでいるようです。
ダイソー製品の方が中身の作りはシンプル。
洗うなどのメンテナンスはダイソー製品の方が簡単そうです。
その実力は!?
さっそく、2製品の実力を知るべく簡単なテストをしてみました。
3COINSとダイソーそれぞれのペットボトルホルダーに、冷凍した525mlの麦茶を入れ、溶け具合を経時チェックします。
麦茶は量販店で販売されているものを冷蔵庫で同じ時間冷凍。
未開封のまま状態をチェックしていきます。
室温は約25℃、直射日光の当たらない室内で立てて並べ、チェックしました。
9:30、実験を開始します。(以下、撮影の時間には10分程度のズレがある場合があります。)
11:30、2時間後。
どちらもほぼカチカチに凍ったままで、差は見られず。
上部にはやや結露が見られるものの、本体周りに結露や漏れはありません。
なおこの本体周囲への結露は、どちらもほぼ実験最後までありませんでした。
数時間経つと内底には結露した水が溜まっていましたので、さかさまにすると結露した水がこぼれる可能性はあるかと思います。
13:30、4時間後。
写真ではややダイソー製品の方が溶けているように見えてしまうのですが、これも触った感じは変わりませんでした。
3COINSの方も少し溶け始めています。
15:30、6時間後。
18:30、9時間後。
19:30、10時間後。
少し写真がボケており申し訳ございません。
どちらもまだ握ったところ、特に下部は外側部分までまだかなり凍っていました。
ただここにきて、ややダイソーの方の溶け具合が早いか、という様子が見られました。
ダイソーホルダーに入れたペットボトルは、微妙に指で押せるやわらかく溶けた部分が多いように思います。
ただこれも非常に微妙です。とはいえ10時間経ってもほぼ差異はない程度。
どちらも保冷力としては申し分ないと言えるのではないでしょうか。
あまりに溶けないため、このままでは徹夜のチェックになってしまう。
というわけで、19:30~20:30まで2点とも1時間程度出して加速させています。
1時間後、そのまま元のホルダーに戻しました。
22:30、13時間後。
かなり溶けが進みました。ここに来て少し差が!
写真左側、3COINSの方の氷がやや大きいのがおわかりいただけますでしょうか。
さらなる差違が出たのは翌朝。
翌朝7:30、22時間後。
氷はさすがに全て溶けてしまいました。
温度計にて計測してみると、3COINSは約6.6℃、ダイソー製品は約12.0℃。
温度計はこちらの記事で紹介したものを使用しています。
保冷力はごくごく微妙な差で3COINSに軍配が上がる、という結果に。
とはいえ、ほぼ誤差とも言える範囲の差異。
ここまでしっかりと保冷されているなら、2製品とも保冷の力は充分ある、と言えるのではないでしょうか。
こちらの実験は筆者が素人計測によって行いました。
回数も一度のみであり、条件によって結果は異なる場合があります。
保冷の効果などはあくまで一例、目安としてお考えください。
コストはどう?
ダイソー製品の価格は税抜き700円、3COINS製品の価格は税抜き1,000円です。
どちらもそれぞれの業態の中ではやや高価格帯の製品になります。
コスト的には、細かく考えられている3COINSは充分に+300円分の価値あり、と感じました。
どちらを選ぶ!?
ダイソーの真空二重ステンレスペットボトルホルダー(税抜き700円)、および3COINSのペットボトルクーラー(税抜き1000円)。
保冷力はどちらも申し分なしです。
筆者はストラップや内底シリコーンゴムなど、細かな工夫が施された3COINS製品の方が使いやすいと感じました。
メンテナンスがシンプルで、とにかくコストが低い方がいいという方にはダイソー製品が。
多少高くても使い勝手第一、という方には3COINS製品がおすすめです。
ぜひ一度店頭でチェックしてみてくださいね。
情報は調査時のものであり、内容やデザインなどが変更となっている場合があります。
なお店舗により取り扱いの内容は異なりますので、お求めの際には事前にご確認ください。
また取り扱い説明をよくご確認いただき、ご使用いただけますようお願い申し上げます。(執筆者: 新木 みのる)
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