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CPI、FOMC、日銀政策決定会合とイベントが目白押し【今週の日経平均を考える】


先週の日経平均株価は、バブル崩壊後の高値を更新し、高値3万2708円を付けました。

その後、SQ前に押し目買いの好機となり、SQ後には3万2000円を回復するという展開となりました。

週足は陽線となっていて、引き続きとても強い上昇となっています。

今週は経済にとって重要なイベントが続き、

  • 13日 … 米消費者物価指数
  • 13日14日 … FOMC
  • 15日16日 … 日銀政策決定会合
  • 16日 … 米MSQ

と目白押しです。

これだけイベントが続くので、乱高下する可能性もある為、今週は注意しながらのトレードになりそうです。

今週の日経平均を考える

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チャート分析

それでは、チャートを細かく見ていきましょう。

チャート分析

日足の移動平均線

5日線は、上向きで推移しています。木曜日に陰線で5日線を割りましたが、金曜日には戻しています。

25日線は、引き続き上向きで推移しています。

75日線は、上向きで推移しています。

並び順は、5日25日75日の並び順で、引き続き安定上昇の並び順となっています。

機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、2万7939円処を推移しています。

トレンドライン

6月2日5日に空けた窓を、8日に埋めてきました。

4月4日高値と5月23日高値を結んだラインが上値抵抗ラインとして機能しています。

このラインの平行のラインとして4月27日安値に斜めラインを引くと、これが下値支持線となりそうです。

現在3万1800円から3万2000円処に強く意識されている水平ラインがあります。

このラインが下値支持線となるのか、それとも上値抵抗線になるのか、とても重要なポイントです。

一目均衡表

基準線と転換線が横向きで推移しています。

遅行線は一旦下向きになりましたが、金曜日には上向きに変化しています。

相変わらず雲と日々線は乖離しており、雲が機能してしまう状態が続いています。

ボリンジャーバンド

+2σと+1σの間を行ったり来たりしている状態です。

バンドはすべてが上向きです。

+1σで買い+2σで売りというパターンが出来上がって週末入りしています。

スローストキャスト

やっと買われすぎゾーンを脱しましたが、また戻りそうに、若干ラインは横向きへとなり金曜日を終えています。

ここからまた買われすぎゾーンへ戻ると、また強い上昇のトレンドが継続されます。

MACD

右肩上がりのシグナルに絡むようにMACDが上下のクロスを展開中。

明確にデッドクロスすることなく推移しています。

ヒストグラムも小さくなってきました。

様子見のムードが漂っています。

次回の新月は6月18日、満月は7月3日バックムーン。

総合判断

パラボリックは好転中で、引き続き上昇トレンドが続いています。

6月は需給面で、売りの圧力も買いの圧力もあり、どちらに進むのか気になるところです。

6月の外国人投資家は8年連続売り越し中です。これは売りの圧力となりますね。

しかし、もし解散総選挙があれば海外投資家の買いが更に入りそうです。

少し先ですが、覚えておきたい需給として、7月7日と10日合計で約1兆2000億円のETF分配金捻出売りがあります。

6月といえば、配当再投資が期待されます。

ここ数年の配当金支払いは6月最終週だけで3兆円を超えてきており、一部が再投資に回れば効果が出そうです。

6月末からはボーナス時期に突入です。

それらの資金が回ってくるのか需給面をしっかり確認していきましょう。(執筆者:AFP、FP2級 城 晶子)

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